2006/10/1(日)@西京極競技場
関西学院大学VS京都大学
戦前、マスコミの各媒体でも焦点は、
前節、関大を粉砕した京大のデフェンスラインが関学をどの程度
押さえ込むのか、といった点でした。
そして、天気は雨。
この雨は、パスを多投する関学に不利で
ラン主体でかつスピード的には関学に劣る京大に
とっては、有利に展開するはずでしたが、、、、、。
コイントスでは、京大は、後半のチョイスだったみたいで、関学のオフェンスより始まりました。
いきなり注目の関学のOL対京大のDLが見られるわけです。
「前半は動きが固かった」と、水野さんがいっていたとおり、京大のDLは、全員なんか、関学のプレーを
見ている感じでアグレシッヴさが、感じられませんでした。
関学もバックスへのシャベル・パスなどで、かなりDLの侵入を警戒している感じでした。
京大の後ろのパス守備は、これまた、予想通りでかなり深め、特にDBは、これは、事前のコーチからの
指示だとおもいますがかなり深めで、最初のシリーズから、ポンポン、パスが通ってました。
最初は、関学のFGでシリーズは終わり、京大のオフェンスへ、
京大のランが、割と自由に出ていたのは、最初のシリーズだけで、京大の近場の選手に兎に角、
どかーんと、当る、当りにちょっと関学の選手が戸惑っている感じでした。
京大は、このブロックの当りに相手が戸惑っている間に、FGでも、加点しておきたいところでした。
関学の守備は、がちがちにダイブバックには、誰、ピッチ・バックには、誰と、役割分担されている感じでは
なかったのですが、(実際は、決まっているはずです)
#53柏木君、#56佐藤君のインサイドLBの二人が、自由にキャリアーに向かっていく感じでした。
前半から、京大にとっては、二つの誤算があったのですが、
悪い方の誤差は、DLが、あんまり活躍しなかったこと、。
良い方の誤算は、思ったよりパスが決まったことです。
このパスが決まるということで、案外速く、ラン主体のオフェンスを諦めたというか、
常にリードされていたので、パスを予定より多くチョイスする結果になったのではないでしょうか?
つまり、関学にパスを投げさせられる格好になったわけです。
一方の関学は、京大のDLを兎に角警戒しているようで、特に縦への侵入を
防ぐプレーが、物凄く用意周到に準備さていました。
入ってくる、DLとすれ違いを狙う、冒頭で上記したシャベル・パス。これまた、DLとのすれ違い狙いの
スクリーン・プレー。入ってきたDLをスピードでかわし、かつその縦への動きを止め、
鋭角的に入ってきた反対サイドのDEのコンテインを突破する、リバース若しくは、そのリバースフェイク。
京大の方も、ロングの状況では、ダウンラインをDTの二人にして両端のDEは、少し下がらせて
ドロップもしくは、そこから、もう一人ブリッツさせ、(結局は、三人でQBへプレッシャーをかけます)
るデフェンスなんかを、していましたが、関学のオフェンスを破壊するには、至りませんでした。
やっぱ紹介しなければ、いけないのは、関学のオフェンスラインの頑張りで、
暴れ狂う、京大のDLの動きをまるで、スポンジのようにしゅーっとその運動エネルギーを吸収していました。
関学のQBが、サックを受けたり投げ急がされるシーンは殆どなかったのではないでしょうか。
前半終了間際に、こういうシーンは、全く予想してなかったのですが、
京大のTE伊藤君に長いパスが連続で決まり、ゴール前へ。
TEの縦のパターンは、セイフティにとって、は、マークのために前に動いてTEに接近する動きと
縦に走る、TEの動きとが、丁度すれ違いというか、行き違いになるので、そこから、TEにあわせて後ろに
動くのが、とても難しくので防ぎ難いパターンなのですが、関学のDBにしては、二回は、やられすぎ感じでした。
この後、何度もセイフティが、伊藤君に負けているシーンが見受けられました。
京大はゴール前で、もうちょっと練られたパスでTDを目指すかと思われましたが、
失敗で(反則もあり)FGで、14対3で前半を終えます。
ハーフタイム
後半
後半の最初に京大は、オプションからRBの#39高松君へのピッチでTDを上げ
13対10へと迫りますが、
両軍のオフェンスとデフェンスの力関係は、殆ど前半のままでした。
この後、関学のパンター#6大西君の好パントで、京大は、自陣一ヤードあたりでの、
攻撃を強いられます。
ランがあまり出てなかったので、どうするのか、と思っていたら、なんとここで、セイフティ。
これが、勝負の境目だったと思います。
(このセイフティのプレーでは、関学のDTか、NGか判りませんが、押し込み方が半端でなく、
強烈でした)
本来。不利を予想される、キッキングを京大が頑張らないといけなかったはずですが、
この日、京大は、FGこそ成功させていましたが、
パントは悪いパントが多く、陣地の挽回が、思う存分出来ていない状況でした。
そのつけというか、結果が、セイフティに現れたのかもしれません。
この後、パスを投げざるを得ない京大のインターセプトを何度も関学が起こし、
関学が、着実に加点していき、一方的な展開となり、関学が三勝目をあげ勝利しました。
目立ってたのは、関学の二人のILB柏木君と佐藤君、
DBでは、セイフティの岡本君。
勿論、京大のDLを押さえた、白水君、野原君を始め、関学OL陣。です。
京大サイドでは、TEの伊藤君(あんなにスピードがあるとは、思ってませんでした。)
反則取られる位スタートの早いDLの三井君。
(オフサイドを取られた後に、次のプレーで凄い早いスタートでスクリメージラインを割って入っていた
のには、驚きました)
あたりでしょうか、、。
勝敗を分けた要素は、
関学から見ると
京大のDLを関学の非常に考えられた巧みなオフェンスのプレーコール
と、オフェンスラインの力で押さえ込んだこと。
京大のランを押さえ、常にリードしてパスをたくさん投げさせる展開に持ち込んだこと。
あたりでしょうか、、、。
京大にとっては、
自慢のDLが、活躍できなかったこと。
思ったよりは、パスが通ったのですが、結局、
メインアームでない不得意な、パスを投げさせられ、関学の術中にはまった状態での、
試合展開を強いられたことでは、ないでしょうか。