ビル・ウォルシュ永眠 | 勝手に応援、関西学生アメリカンフットボール

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 関西地区で大変盛り上がっている学生アメリカンフットボールを、

勝手に記事にします。

偏向、誤り、思い入れ、多々あるかと、思いますが、どうかご容赦を!。

 今回は、ビル・ウォルシュが考案したウェストコーストオフェンスについて書きたいと、思います。

このオフェンスシステムは、いまでこそ、下火になりましたが、

一時は、半分くらいのNFLのチームが採用していたオフェンスシステムで

ウォルシュ門下生の第一世代(ホルムグレンあたり)から、第二世代、

ちょっと異端かもしれないけど、孫弟子のあたる第三世代のコーチまでいました。


 ウェストコーストオフェンスは、70年代にはやった。

レシーバーを縦によく走らせ、デフェンスを縦に引き伸ばす

ヴァーティカル・ストレッチ(レイダースがよく使っていたので、シルバー・ストレッチとか呼ばれています)

へのアンチテーゼとしてスタートした感があります。

レシーバー奥に走らせるには、タイミングの長いプレーがオフェンスは、必要となり、

パス・プロの維持、レシーバーの走力、すべて、オフェンスのタレントが要求されます。

 この全てに、弱いチーム力しかなかった、ウォルシュが真逆のコンセプトで挑んだのが、

ウェストコーストオフェンスなのです。

 ホリゾンタルストレッチと呼ばれる、ウェストコーストオフェンスですが、

実は、この受け手を横に動かす動きが、オフェンスのメインアームとして確立したのは、

 QBはヤング、HCはシーファートの第二期49ers黄金期で

モンタナ、ウォルシュの第一期黄金期では、バックスのクレイグや若きラスマンは

サークルとか、サークル・インと呼ばれる、

パスプロの円を回るように走りLBの前で捕球するパターンが主でした。

で、レシーバーのほうも、ポストやスラント・インが、多く、所謂ホリゾンタルオフェンスとは

真逆の動きだったのです。

 一見矛盾しているようですが、

ウォルシュが最初に打ち出した、基本コンセプトと考え方とは、あんまり差がありません。

 進まないラン・プレーの代わりに、短いパスを成功させる、

そして、LBを前に動かし、DBとLBのパスカバーでの隙間を作り、そこに、レシーバーを走りこませる。

 で、完全にランを捨てるのでなく、小さなラインでも負担が少なブロックできる、

クイックヒットのランをコール、若しくは、相手を動かしてからブロックするラン

又は、自分が動きながら(勿論あいても動かざるをえない)ブロックするランをコール。

 つまり、至弱が、至強に対するときに用いる作戦が、基本概念だったのです。


 もっともエポックメイキングだったのは、バックスの変わりにレシーバーを

入れるのでなく、バックスをレシーバーみたいに使う、

これだったかもしれません。

 これにより、バックスでは、所謂、バーサタイルと呼ばれる、捕球も出来、その後、ランアフターキャッチも

出来る選手が多くなってきました。


 とはいえ基本的には、アメフトもスポーツなので

選手のタレントがものをいいます。

 至弱が用いる戦術だといえ、基本的にパスのオフェンスなので、

投げ手、QBにタレントがいないチームで成功したのをみたことがありません。

 又、ガチガチの金科玉条主義のホルムグレンなんかの、最初の何シリーズかプレーを決めたり

試合前から、バックスにボールを持たせる回数を決めているのも、

ゲームプランどおりに進めば、問題ないですが、

ゲームプランどおりでない場合、形式主義に陥っているように思います。

 いい意味でも、悪い意味でも、誤解されている部分が多い感じが

するわけです。


 今日は、名コーチ・ウォルシュをしのびつつ

こんなことを書いてみました。