鬼のように働いた3日間が、やっと終わった。

やる気と体力を最後の一滴まで搾り出し、解散したときにはもうヘトヘト。

今日はさすがにダメージが大きいので、洗濯とブログの記事執筆以外は何もしないで過ごす。

睡眠不足ぐらいは覚悟していたのだが、それにしても想像以上の忙しさだった。

特に昨日は、のんびりとメシを食ってる暇もなし。

おかずとご飯をほとんど噛まずに、お茶と一緒に胃袋へと流し込む。

携帯の電波も届かない、地下での作業。

蒸し暑さとの闘い。

さすがに気が滅入りそうだったが、あの人からもらった過去のメールを見ながら、必死に耐えた。

読み返していると、その時々のシチュエーションが鮮やかに蘇る。

楽しい語らい、思い遣りあふれる言葉の数々、そして二人だけの幸せな時間。

あの人は、常に私の隣にいてくれた。

どこにいても何をしていても、あの人の存在はいつも私を励ましてくれるのだ。

あの人は私にとって、帰るべき家のような場所。

今は少々留守にしているが、いつか必ず戻ってゆく。

その時は「ただいま」と呟きながら、あの人を抱きしめたい。

たっぷりの愛情を込めて、離さぬよう、しっかりと・・・。

今日は朝からひどい雨。
なんとなく気も滅入るが、頑張って仕事に出かける。
明日からの3日間は、この夏の大きな山だ。
忙しさに負けぬよう、ガッチリと気合いを入れ直さなきゃ。


この春からの懸案事項。
先週までに全て解決した。
申請中だった無線局の免許状も無事に届き、これでやっと心おきなく楽しめる。
そんな中、月曜日に一冊の分厚いパンフレットが届けられた。
所属している愛馬会の新規募集馬。
子馬の写真を眺めているだけで、ついつい和んでしまう。
そういえば、昨年引退した出資馬は未勝利だったっけ。
思い出したようにレターケースをゴソゴソとほじくり返したら、あったあった、ありました。
愛馬が未勝利で引退した場合に補償される、「代替出資証書」
早い話、この権利を行使すれば次の出資分がその額面だけ割引になるのだ。
期限は1年間だし、このまま放置しとくのも勿体ないから使っちゃおうかな・・・。
ってなわけで、いきなりだが今年は、新規募集馬の中から気に入った1頭に出資しようと思う。


血統の良い馬は高い。
馬体が良い馬も高い。
しかし、だからといって、高い馬が価格に見合った走りをするとは限らない。
以前一度だけ高額な馬に出資したことがあるが、こいつは見事に期待を裏切って、たった一戦で未勝利のまま引退してしまった。
さて、今年はどうするか・・・。
じっくりとパンフレットを眺めていた私は、1頭の牝馬に目を止めた。
マーベラスサンデー×カーリアンか・・・。
利かなそうな目つきが、その勝負根性を物語ってるな。
そして肝心の価格も、グンとお買得。
よっしゃ、今回はこの馬に懸けてみよっと。
口数を上回るほどの申し込みがあれば抽選になるが、こいつは恐らく大丈夫だろう。
血統的には大したことない、どちらかといえば安馬だからね(苦笑)


数日前の余韻は消えることなく、私の周りに漂い続けている。
愛されたから満足なのか、それとも夢中で愛した自信がそうさせるのか。
答えは簡単。
あの人を澱みなく精一杯愛した事実が、自らを幸せという名のテーブルへ押し上げているのだ。
愛情や信頼、そして勇気や闘志。
しっかりと握ったあの人の柔らかい掌から得られたものは、計り知れないほどたくさんある。
これから先、二人が一緒なら何だって乗り越えてゆけるだろう。
あの人の心を大切に守っていく・・・。
それは私にとって、決して不可能な任務ではないのだから。

週末は待ちに待った、久々のデート。

はやる気持ちを抑えつつ改札を抜けると、あの人の姿は・・・まだ見えない。

柱にもたれかかって、私は人込みを眺める。

ようやく逢えるのだ。

あともう少しで、あの人は私の腕の中に飛び込んでくるのだ。

待ちかねた瞬間。

あの人がとても眩しく見えた。

髪型、洋服、そして仕草。

その全てが、私の心臓を大きく揺らす。

たった2ヶ月の間に、あの人は一段とキレイになった。

それはきっと、私のせいなのだろう。

毎日溢れるほどの愛情を注ぎ、ありったけの想いを届ける。

私だけの愛しい人。

その美しさを、いつまでも独り占めしていたい。

デートは前回と同様のコース。

二人にとっては、落ち着ける場所が何よりもうれしい。

感動と興奮と満足感。

やっぱり来て良かったねと、私たちは互いの顔を見つめあった。

そしてお気に入りの部屋。

あの人の細い身体を、しっかりと抱きしめる。

もどかしく、切なく、これ以上ないほど愛おしい。

私の腕の中に、今、愛情の塊があるのだ。

長いこと待ち焦がれていた、この瞬間。

あの人と私は、そこで再び一つになった。

居酒屋での楽しいひと時。

約束のプレゼント交換。

充実した時間は、あっという間に過ぎてゆく。

暫しの別れを惜しむかのように、私たちは何度も何度も愛し合った。

二人が横たわるベッドの上。

大切に想う気持ちが、ゆっくりと溶けて流れ出す。

絶対に離れたくない、離さない。

私たちは同じ色に塗りつぶされる幸せを、心で感じた。

翌朝、改札であの人を見送る。

しかし、不思議と寂しい気持ちにはならなかった。

二人の絆は、間違いなく永遠だろう。

そんな想いが、私の全身を支配していたからだ。

手を振りながら少しずつ遠ざかってゆく、大切な人。

また逢いに来る、そしてまた、思い切り抱きしめたい。

いつまでもあなただけを愛しているから・・・。

その言葉をあの人のポケットに押し込んで、私は帰途についた。