RUSALKA
Antonín Dvořák (1841-1904)
Libretto Jaroslav Kvapil
Musical direction Joana Mallwitz
Stage direction Philipp Stölzl and Philipp M. Krenn
Lighting design Philipp Stölzl
Set design Heike Vollmer, Philipp Stölzl
Costume design Anke Winckler
Choreography Juanjo Arqués
Dramaturgy Simon Berger
Princ (Prince) Pavel Černoch
Cizí kněžna (Foreign Princess) Annette Dasch
Rusalka Johanni van Oostrum
Ježibaba Raehann Bryce-Davis
Vodník (Water Goblin) Maxim Kuzmin-Karavaev
Kuchtík (Kitchen Boy) Karin Strobos
Hajný (Gamekeeper) Erik Slik
Lovec (Hunter) Georgiy Derbas-Richter*
Lesní žinky (Wood Nymphs)
Inna Demenkova*
Elenora Hu*
Maya Gour*
Royal Concertgebouw Orchestra
Chorus of Dutch National Opera
Chorus master Edward Ananian-Cooper
* Dutch National Opera Studio
Part of Holland Festival
歌手さんたち思ったよりとてもよかった。
そしてなんといってもコンセルトヘボウオケが非常に良い!
マルヴィッツも初めて指揮をみたのだけど、素敵!
演出はウイーンでやりそうな舞台装置でDNOにしては「普通」な感じ。
ダンサーの空中ブランコのシーンがあって、命綱つけてないようだったのでハラハラした。今日も客席若者いっぱいですごい口笛喝采
異国の王女役アネッテ・ダッシュの体当たり演技がますます磨きがかかっていて惚れ惚れした。彼女はどやっという美人でこの役にあっている。
今日はカメラが入っていた。
王子はヤナチェクのイェヌーファでラツアを歌った人だ。悪くない。
演出はレッドライトディストリクト、というか場末の映画館あたりが舞台で、
ルサルカはハリウッド映画のスタアを夢見る娼婦という設定。
ヘロイン中毒のルサルカは、なかばホームレス。
元締めにも呆れられてしまう。
豊胸手術をしてモンローのような姿になり憧れの大スターと付き合うようになるが飽きられてしまい、男を殺せばいいと言われたがそれはできない。あなたは夢に戻って行って、私は死んでいくわ、という、麻薬におぼれてみた夢だったのだというオチ。
このドラマツルギーはどうにも好きになれないが、まあ、今までにはないセットなので飽きずに見ることはできた。
ルサルカ役のファン・オーストルムはオランダ人かと思ったら南アフリカ出身。なるほど。
パッとしない外見だけど、それがルサルカにはピッタリ。(ごめんね)
去年魔弾の射手に出ていたがあれは演出が無茶苦茶で歌いにくかったと思うので、今回のルサルカでやっとDNOデビューという印象か。
歌唱はいい。
はっきりいって魔弾のとき、他の女性歌手とは一線を画して非常に立派な歌唱だった。
しばらくローエングリンのエルザとかオランダ人のゼンタ歌うようだ。
彼女でなきゃ、という歌手に育ってほしいと思う。