Ragged School Festival in Amsterdam | Mevrouwのブログ。。。ときどき晴れ
 
29&30 April 2023
Muziekgebouw ‘t Ij 
 

Ragged Festival

 

Mario Brunello cello

Alina Ibragimova viool

Pavel Kolesnikov piano

Elena Stikhina sopraan

Samson Tsoy piano

 

29 日は午前中にDNOでマリア・ステュアルダのリハをみてきた。

その足で

エルミタージュでカレルファブリチウスのハガルと天使を観た。

カレル・ファブリチウスは気の毒にデルフトの火薬庫爆発で若くして亡くなってしまい、

作品も燃えてしまったのが多いというのが残念。

鳥の絵で有名だけどもっとたくさん描いていたんだと思うわ。

ハガルに現れた天使の顔はレンブラントそっくり。

足元に泉が湧き出る様子が見たくて今日再訪した。

それからAmsterdam Museum棟も見てきた。解剖の絵は強烈だ。何回見ても。

そうこうするうち時間なくなりMuziekgebouwへ急ぐ。

 

イブラギモバのショスタコヴィチが29日のめあて。

 

Galina Oestvolskaja 

Pianosonate nr. 6

これは肘で叩く部分もあって強烈

 

Ludwig van Beethoven 

Sonate voor cello en piano nr. 5

申し訳ないがベートーヴェンでは睡魔が、、、

 

Dmitri Sjostakovitsj 

Sonate voor viool en piano

イブラギモバは足をカタカタと踏み鳴らすこともあり。途中で楽譜が見えなくなったのかピアノに寄っていってピアノの楽譜を見ながら弾いていた。すごい緊張感

 

 

 

 

そして30日

 

昼の部は

Modest Moessorgski Liederen en dansen van de dood

(ピアノTとソプラノ) ムソルグスキーの不気味な、ちょっと怖いような歌。

でもメロディーはなんとなくプーランクみたいな。

スティヒナの歌唱は素晴らしい。

やっぱり一流のオペラ歌手だなあと思った。

 

 

 

 

Johannes Brahms Sonate voor viool en piano nr. 1

これはお馴染みの曲だが落ち着いた良い演奏

 

 

 

Dmitri Sjostakovitsj Zeven romances op gedichten van Alexander Blok

(ピアノ チェロ ヴァイオリン ソプラノ)

これは迫力あり

 

 

 

そして車で帰って晩御飯に鶏手羽焼いて食べて、

ワンコにご飯やってから今度は自転車で近くのトラムの駅まで行ってトラムとメトロでいった。

 

夜の部は

Pjotr Tsjaikovski Pianotrio op. 50

これがもう最高だった。

素晴らしい演奏で行った甲斐があった。

 

 

 

Richard Strauss Drei Lieder der Ophelia op. 67 nrs. 1-3

Richard Strauss Morgen! op. 27 nr. 4

この歌曲も良かった。モルゲンは泣けた。

 

 

 

Alfred Schnittke Epiloog uit Peer Gynt (voor cello, piano en tape)

いかにも現代的なのだが、チェロのブルネッロはチャイコフスキーも悲しげに情感たっぷりに弾くかと思えば、こういうアバンギャルドも弾くんだなぁと感心した。

 

 

とにかく充実の2日間だった。

ミュージックヘボウ大ホールはこのフェスティバル中は座席を前方2/3をとりはらい、

床をいちばん高いところにあわせて平坦にしてあり、

中央にピアノを置いて上から椅子を吊るすという装飾。

なかなか印象的で、こんなこともできるのかとびっくり。