ベルリンを歩く いや、走る | Mevrouwのブログ。。。ときどき晴れ

ベルリンにオペラを見に行こうということで、

自分にしては大盤振る舞いの3泊4日の旅をした。

 

行きは列車。帰りは飛行機。

ほんとは帰りも列車が望ましかったが、日曜の朝のコンセルトヘボウコンサートに行きたくて、

早朝の便で帰ることにしたのだ。

 

昼頃発の電車に乗ったのだが、、、、

途中ドイツに入った駅で機関車両入れ替えだけど、

そのためのDB側のスタッフと機関車が遅れて30分待ち。

 

 

なぜいちいちNS機関車からDB機関車に変更しなくてはいけないのか、よくわからない、、、

 

ベルリン到着遅れ、ハラハラしたけど無事にベルリンフィルの公演には間に合った。

 

フォワイエでとりあえず1杯

 

 

ベルリンフィルとソリストによるスペードの女王

 

翌朝は例によって走った。

どこもかしこも工事中なのでちょっと残念だったが、川沿いはスムーズ。

 

ドッグステーション見ると写真撮ってしまう

 

ブランデンブルク門にも観光客がもどっている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから午前のうちにペルガモン美術館へ。

 

本館工事中のため入り口が別館になっている。朝走りながら下見しておいてよかった。

で、無事入場。

ここではバビロンのイシュタール門見てそれだけで圧倒されてしまった。

これはすごいものだ。

ベルリンで修復したというけど、実際にこれがバビロンにあったのだと思うと感慨無量。

今もしあそこにあったら破壊されていたかもしれない。

 

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この鮮やかなタイル。そして刻まれた文字。デザインとしてもとても優れていると思う。

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これはミルフィオリ(金太郎飴みたいなガラス細工を組み合わせたもの) 9世紀ごろのものだという。

とてもかわいい。

 

また、アレッポの部屋というのがあり、貴重な文化遺産がほぼ全て破壊されたシリアの事を思い涙が。

 

そう思うと、文化財を勝手に持ってきて(略奪ともいう)先進国と言われる場所の博物館に収めておくのは罪ではないか、と、昔は思っていたのだが、今考えると、いやそれは文化遺産を守るためには実は正しい行いだったのだ、と思えてくる。

そしてこの美術館も実は東ベルリンにあったのだけれど、

東ドイツは共産主義であってもかつての文化遺産は破壊してはいない。

オペラ座もそのままに保持して上演を続けていたし、

聖堂もちゃんと守っていた。

 

 

閑話休題

   

こういう展示を見ると親しみを感じてしまう。つい思い浮かべたのはブタさんの蚊取線香入れとか、有田焼とか。

 

 

これはなにかの帳簿らしい。ひとつひとつの粘土板がドキュメントで壺がファイル

 

 

つまずきの石 こんなにたくさん一箇所にあるのを見たのははじめて

 

翌日はBode Museumへ

 

この懐かしいお姿は、いつぞやアントワープで見たものと同じポーズ

 

 

そしてこちらさまは1昨年ライクスでやっていたカラヴァッジョ&ベルニーニ展でおみかけした

 

陶製のものがたくさんあり、それが可愛いのが多いのだ

 

踊る乙女

 

貯金箱                             木彫りのイエス

 

Bode Museumはウソみたいに空いていて、お客より係員が多い。

だからとても親切で、○○が見たいというと、ものすごく丁寧に案内してくれる。

コロナ仕様で一方通行なのでややこしいのである。

そして出口へ行きたいというと、

「いや、あんたは〇〇○をまだ見ていないだろう、あれはみなさい、こっちだ」

と手をとらんばかりに案内してくれる。

いや、でもそろそろ宿に戻ってオペラ行く準備しなくちゃ、とも気が焦るのだが、

せっかくなので一般的なコースは網羅した。

ぜーぜー。

そして急いで帰ってオペラ行った。

この日はコーミッシュの美しきエレーナ。

 

最終日は走るのやめてまちなかを散歩。さて5キロくらいは歩いたか。

そして歴史博物館で開かれていたワグナー展

 

これはクリングソルの花園

 

これはアイフォンケースではない!!

ほんとにちょうどアイフォンが入るくらいのルードヴィッヒ2世のモノクルケース

 

ワグナー展見終わり、宿に戻ってオペラへ向かう。

この日は本当はBall of Savoyの予定だったがアンサンブルがコロナ陽性になり

急遽別演目。

オスカー・シュトラウスのオペレッタ。Eine Frau, die weiß, was sie will!

(まあこれはこれでたいへんよかったのだが)

で、向かっている途中、コーミッシュから一つ手前の駅で車両トラブルで動かなくなってしまった。

どかんっていう音がして、ドアが閉まらなくなってしまったのだ。

乗客はこりゃ時間かかるなという表情で降りていく人たちがぞろぞろ。

なんてこと、ギリギリなのにー!

仕方ない、私も降りる。

 

と、焦りつつもしっかり写真とった。シンケルの魔笛のデコールをイメージした「ミュージアム島」駅。

これはきれい。

でも走って地上にでて、さらにコーミッシュまで走った。

ギリギリセーフ。

なんでいつも走っているんだろうか、、、

 

 

オペラはねて、かねてから飲み会しようといっていた友人たちと合流してビール

また楽しからずや、であった。