4月12日 ミュージックヘボウアアンヘットアイ
Mark Padmore tenor
Wiener Klaviertrio
David McCarroll viool
Matthias Gredler cello
Stefan Mendl piano
Johannes Maria Staud Für Bálint András Varga
Richard Rodney Bennett Tom O´Bedlam’s Song voor tenor en cello
Thomas Larcher A Padmore Cycle voor pianotrio en stem (Nederlandse première, werk geschreven in opdracht van Vienna Konzerthaus, London Wigmore Hall en Muziekgebouw aan 't IJ)
Mauricio Kagel Pianotrio nr. 1
公演が近くなっても全くチケットが売れていなかったので、とても心配したが、
なんせこの公演はミュージックヘボウも他の2館との協力でラルヒャーにパドモアのための曲、パドモアサイクルを室内楽にアレンジしてもらうということで委嘱していたので、どんなにチケットが売れていなくてもキャンセルされることはなかろう、とは思っていた。
悪い予感はあたって、行ってみたら、本当に聴衆は50人くらいしかいないではないか!
このホールはただでさえこじんまりしているが、700人くらいは入る。
そこに50人くらいしかいないというのは、関係者とラストミニッツでチケット買った人と、
私のようにパドモアの現代曲きいてみたいという物好きしかいなかったということ。
ひげをたたえて求道の翁のようないでたちのパドモアは毅然として登場し、
淡々と、しかし、しっかり丁寧に歌った。
最初のチェロとテノールのためのトム・オベッドラムソングというのが非常に楽しいものだった。
この日のトリオは現代音楽専門といったひとたちで、
ピアノもプリペアドで、ダクトテープだの文鎮だのを持ってきていたが、
そのピアノの小道具の出し入れなど、パドモア自身も手伝っていた。
もともと、ラルヒャーのパドモアサイクルはオーケストラとテノールのための曲として書かれ、
ロンドンでの初演ではロンドンシンフォニーオーケストラと演奏。
しかし、トリオとの室内楽仕様はずいぶん違った印象だ。
なんというか密室度が高いというか、打楽器がないと、不思議なことにさらなる異次元を感じるという。
やはり、パドモアは絶対的な実力者だ。
こういう演奏にきちんと集客できない、という、劇場側の努力不足が嘆かれる。