文明の利器 | Mevrouwのブログ。。。ときどき晴れ
ついつい連日テレビ観戦のサッカーワールドカップ。

日本のメディアは日本代表チームや選手のニュースが大半ですが、
他国同士の試合もちゃんと放送してくれていてありがたい。

その放送された映像のおかけでちょっとした騒ぎ。

決勝トーナメントで戦ったイングランドとドイツの試合で、
ゴールについて審判が誤審して呆れていたら、
今度はアルゼンチンとメキシコの試合で、
オフサイドを誤審。

開催地から遠く離れた国。
お茶の間で洗濯物をたたみながらテレビで試合を見ている主婦ですら、
当の審判より先に真相を知っているというのは、
絶対におかしいでしょう。

FIFAはメディアに放映権を売っているが、
それでメディアは試合会場のありとあらゆる場所と角度にカメラを設置。
視聴者に「かゆいところに手が届く」映像を提供してくれます。
今やすべての選手の動きについて再生できないシーンはないのではないか、
という状況に至っています。

今回の明らかな誤審2件については、
もちろん審判を個人的に糾弾するのは間違っています。
人間の目には限界があるのです。
ただ、FIFAは試合中継の放映料で暴利を貪っているのに、
大会の意義まで疑わせるようなお粗末な運営か、と、
責められるべきで、
勝ち負けがどうのというより、
大会はフェアで権威のある存在であるということを、
サッカーファンばかりでなく、
すべてのスポーツ選手やメデイアにも示さなくてはいけない!
と強く感じました。


特にフランスチームのモラルの低下や、
イタリアチームの士気の無さを目の当たりにすれば、
ワールドカップ自体が前代未聞の危機的状況と言えるでしょう。

というところで、FIFA会長は会見を行ない、
また、ツイッターでもフォローするところとなりました。
いわく下記の通り誤審でイングランドとメキシコには迷惑をかけたと謝罪し、
判定については先進機器の導入を再検討すると明言。


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今大会直前に
「判定には機械は使わないと決定したし、
今後もその議論はない。」
と、言い放っていたFIFAであるが、
ようやく時代の常識に追いついてきたのかもしれません。


次回ブラジル大会ではホークアイでの判定が見られるでしょう。