今世、素晴らしくエキサイトする全てのものはパロディー。そしてオマージュ。
誰かの「線」を時におかしく、時にまじめになぞるだけ。
バンドも、ロックもそう。
似ることが当たり前。
バンドという概念も、思想も、立ち振る舞いも、先人達が往々にして行ってきた、もはや歴史。
そのなかで、個性、オリジナリティーをどう上手く差し入れるのか。差し引くのか。
僕は「人間」そのものの魅力だと思う。
誰がやっても同じ、を覆す手は
1人の「人間」の発想やひらめき、努力。
同じ道を歩むことの出来ない、足並みなど揃わない「人間」だからこそ、新しい発見を生む。
個性がない、それこそが個性。
パロディーがいずれ個性になる。