スポーツパイロットからプライベートパイロットへの転向を決めて、一番気掛かりだったのがこの身体検査。
プライベートパイロットに必要なのはThird Class Medical Certificateと言うヤツで、言うなれば第三種航空身体検査証明と言ったところでしょうか。
もともとスポーツパイロットで進めようとしたのも、まさか自分が身体検査にパスすると思ってなかったもので。
目が悪い=パイロットなど夢のまた夢と言う強い思い込みがあったんですね。
ただまぁ、調べてみれば自家用であれば矯正後で0.5以上あればOKとの事で、そこまで心配する事も無いレベルでした。
ただ、長引く米国生活・肉食生活で順調に血圧が上がってて逆にそちらの方が心配でした。。。
身体検査は認定医をFAA(連邦航空局)のサイトで探し、電話で予約。
FAAのサイトで必要事項をインプットして、申し込み番号をゲットします。
で、当日番号を伝えると、申し込んだ内容をベースに身体検査が実施されます。
看護師さんに聞いてみました。
私「航空身体検査って結構多いの?」
看「多い時は多いわねー。毎日何人か来る月が続くとパッと途絶えたりするけどね。まったくあんた達は同じ時期取って同じタイミングで更新するのねーwww」
身長体重計測・尿検査、血圧、心拍、色覚検査、視力検査、心音、関節付近叩いてなんか反応見るヤツ、と順調にこなします。
不安だった血圧もなんとか基準値以内でした。
視力検査はメガネ屋みたいに器具を覗き込むスタイル。
「あんた、サードクラスだっけ?OK、そいじゃ4行目~8行目の好きなところ読みなさい」
おばちゃん看護師が言います。
4行目が0.5で、下に行くにつれ文字が小さくなります。
基準の0.5の行を読め!ではなく、それ以上ならどれでもいいから読め!とはなんともざっくりなアメリカらしいなぁ、と感じている間に終了。
ドクターに耳の中を診られましたが、やると思ってた聴覚検査は無し。多分、日常会話の中で兼ねてたのかもしれません。
検査もぼちぼち終わりかと思った頃、ドクターが言いました。
「はい、じゃあ検査台から降りてそこ立って。それじゃ、パンツ下ろして」
!!!
クソたまげて、聞きなおしてしまいました。
飛行機の操縦に絶対関係無いと思ったので。。。
具体的な表現は避けますが、操縦桿付近とボールをチェックされました。
嘘だろ!?と思って、日本も同じなのか調べてみました。
6-3 生殖器系疾患
身体検査基準
生殖器に航空業務に支障を来すおそれのある疾患又は後遺症がないこと。
不適合状態
2-1
治療を必要とする炎症 2-2腫瘍又はその既往歴若しくは疑いがあるもの
2-2
腫瘍又はその既往歴若しくは疑いがあるもの
2-3
治療を必要とする前立腺肥大症
2-4
生殖器官の手術後1ヶ月以内のもの(経尿道的電気的切除術-TURを含む。)
2-5
精神症状若しくは著しい疼痛等を伴う月経障害又は子宮内膜症
(一般財団法人 航空医学研究センターより引用)
マジか。。。
航空業務に支障を来たす場合もあるんか。。。恐ろしい。。。
一通り終えて、
「OK,大丈夫そうだね。それじゃ証明書書くから。おめでとう。気をつけて飛んでね」
と、無事に合格致しました!
保険適用外なのでビビってましたが、全部で93ドル。やや拍子抜け。
航空身体検査証明はスチューデントパイロット免許とセットになってます。
スポーツパイロットの段階でスチューデントパイロット免許は持ってましたが、プライベートパイロットを目指す身として、新しいスタートラインに立った気分です。
がんばります!
5年間有効ですが、健康第一で過ごしたいもんです。
って事で、BOSEのヘッドセット買っちゃおうかなー。
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にしても、睾丸チェックって人生で初めてでした。。。いやはや
にしても、睾丸チェックって人生で初めてでした。。。いやはや