”Stratoblue”  航空写真家 野口克也 Blog -3ページ目

”Stratoblue”  航空写真家 野口克也 Blog

空から蒼を切り取る航空写真家 野口克也のオフィシャルブログ

金沢移動して、福井と金沢を行ったり来たり。マルチコプター飛ばして、
ヘリ乗って2番組分空撮して、また朝マルチコプター飛ばして、
合間に事務作業して関越飛ばして イマココ

頼まれてる機体の改修して磯子でマルチコプターで撮影して名古屋に行って打ち合わせして伊勢湾ヘリポートから空撮して機体納品調整して二番組分空撮してマルチコプター空撮して地上撮影して志摩から帰ってくるミッションですよ、奥さん。
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テレビ東京さんからんの依頼で隅田川花火大会でのマルチコプター撮影をしてきました。

してきましたと書きましたが、してきませんでした。

ご存知かと思いますが、ニュースにもなるくらいの当日の豪雨で途中中止となりました。
数日前のロケハン、リハーサルの後、当日も朝からリハーサル。
4人体制で臨み、万全の体制でしたが、北のほうからエコーが近づいてきている。
当日は南風が強い印象ですが、飛ばせないことはないくらいの天気。

ただ、真っ赤なエコーが近づいてきて、かなり大きく、直撃コースでした。

そして、花火は始まり、さて、出番みたいな時間。
突然、南風が無風に。
もう、この時点でマルチコプターチームはキャンセルの判断をしておりました。
必要のない機材を片付け始めたその時に、大粒の土砂降りがっ。

結果はもちろんフライト中止、花火大会中止、屋形船中継中止な記憶に残る経験でした。
来年はもう少し機材もパワーアップしたもので臨みたいと思います。
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発光都市 TOKYO 写真展に来ていただいた沢山の方、
わざわざ脚を運んでいただいてありがとうございました。

翌日から九州出張、次の撮影の準備などでお礼が遅くなりました。

始めての写真展、写真家歴が長くなりつつなるなかで、
普通の紙にプリントにこだわらない写真表現を模索した中でのあの展示でした。
muという地下のカフェ・バーというスタイルもあの展示に合っていたと思います。

半年も前から写真展の日程は決めていたのですが、
実際の製作に入ったのは1ヶ月前でした。
思いもよらないトラブルとかは何にでもあることですが、
「光る」展示を諦めるか?というところまで深刻なトラブルでした。

結果、知人のなにげないアイディアから考えている以上の写真を生み出せたと思っております。

沢山の人に写真を説明し、映像を説明し、自分自身も磨かれる場面がたくさんありました。

改めてお礼を申し上げます。
このブログの検索で最近多いのが、「マルチコプター 空撮」です。

はい、マルチコプターでの空撮を行なっております。
野口克也個人としては撮影の請け負いのみですが、
こちらでマルチコプターの販売も行なっております。

http://www.hexamedia.biz/

ぜひ、ご参考になさってください。
個展1日目を終えてたっぷり寝た朝です。
個展といってもカフェとバーなので、お茶しにくる感じで気軽にお越しいただければと思っています。

準備の最終局面では結構ギリギリまでいろいろ準備しておりました。
酒も飲まず、早起きしていろいろレンダリングしたり、配線したり、額吊ったり。
1日目開店の10分前までいろいろしておりました。

FBでは友達になっていたけれど、なかなか会う機会がなかった、
写真専門学校の同級生とか、もう20年以上ぶりでの再開があったり、
高校を中退した、それでも、いままで印象に残ってて、
たまに「どうしてるかな?」って思い出す少ない存在が、
展示初日に駆けつけてきてくれたりして、とても感慨深い初日になりました。

それ以外にもずっとお世話になっている空撮の大先輩や、
空からの生みの親のプロデューサー、戦友な現在のディレクターや、
Twitterでみました!と来ていただけた方もいらっしゃいました。

ありがとうございました。

予定が一つがらっと変わったので、
昼間少し欠ける可能性がありますが、
ほぼ、全部在廊できそうです。


千葉県の鋸山。
実機ヘリコプターとマルチコプターでの空撮を合わせて編集いたしました。
スピードとスケールの実機、
細いところ、低いところ、近いところのマルチコプター。

マルチコプターでスケールや距離、
ヘリコプターで低空や近いところを求められても難しいです。
適材適所な空撮はお任せください。
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発光都市 TOKYO PHOTO EXiBiTiON
航空写真家 野口 克也 写真展

2013.07.01~07.13 @ Galley mu

太陽光の届かない夜の東京は「光都」というにふさわしいほどの
昼の姿とはかけ離れた表情を宇宙に向けて放射しつづけている。

そんなメガロポリス「TOKYO」の広大な光の海を唯一確実に捉えることの出来る方法はヘリコプターからの空撮だった。
東京の光の海の上空にぽつんと浮かべたヘリコプターから恐怖と寒さに凍えながら撮影した。

約10,000フィートの高さから見える眼下に広がる光のひとつひとつには人々が暮らす暖かい場所が存在する。

それだけは確かなことだ。


Galley mu

東京都渋谷区神山町5-6 渋谷酒販会館B1F
Tel.03-5790-9906
営業時間
cafe 15:00-19:00
bar 1900-(日祝定休)


写真集は2冊(自費も含めると3冊)出してますが、これがはじめての写真展となります。
紙焼きにとらわれない、銀塩にとらわれない表現を目指していろんなことする予定です。

いわゆる写真展会場ではなく、Barのギャラリーの部分です(というか、ギャラリー全体がBarです)そんな空間ですので、お気軽に飲みに来るつもりでお誘い合わせの上、ご足労願えればと思います。

場所は神山町のNHK放送センターの真ん前です。

この頃の出張の日程が出ていないので、何日在廊できるかわかりませんが、
できるかぎり入る予定でございます。
このブログをご覧の方はお分かりかと思いますが、
マルチコプターなんて始めたのは1年ちょっと前の事です。
それが、いろいろご縁がありまして、
フリーの空撮オペレータ、航空写真家、などの勝手な肩書きを作りつつも、
ラジコン販売のエンルートと空撮用のマルチコプター開発をいたしておりました。

そして、HEXaMediaというマルチコプターの専門のブランドを立ち上げました。

マルチコプターによる空撮と、
空撮用を含むマルチコプターの販売、コンサルタント、
新しい機体の開発などを行う部門です。

ホビーとしてのラジコンの延長から、
産業用無人機としてのマルチコプターの様々な事をご相談ください。

HEXaMedia

HEXaMediaBlog

です。
よろしくお願いします。
検索が多いので書いてみます。

約1年前にマルチコプターを始めた訳ですが、
(ええ、1年ちょっとしか経ってませんよ?偉そうな事書いてますが)
最初は安定性もそこそこなGAUI 300Xでした。
もう、ホバーするのが大変。
動かしてもスロットルきちんと入れないと落ちるし、止めれば上がるし。
細かい舵をきちんと入れてないと全く飛ばないので、
湾岸線の高架下の誰も入っていない駐車場で寒い中延々とバッテリー充電しながらホバリングと、
左右の動きばっかりしてました。
対面に入ると数秒しか持たなかったです。

バッテリーをつねに満充電にして、車に積んでおいて、
人がいなくなった深夜の公園とか、車のいない駐車場とか、
街灯がついてる河川敷とか橋の下とか、文字通り影練してました。

あ、前にも触れましたが、Mode2で私は操縦しております。
依然少数派ですが、海外のサイトとかみても、基本はMode2で書いてあったりするので、
あまり違和感はないです。

Mode1
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Mode2
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左手が上下がスロットル左右がラダー、
右手がサイクリックです。
ま、あえてエルロンとエレベーターって書かなかったのは、
ヘリ屋の意地的な事もありますが、
上から見ての左右前後は1軸なんですよ。2軸じゃなくて。ヘリの場合。
それが左右に分かれているのは人間工学的に、航空力学的におかしい!と高らかに主張してみます。
ええ、依然ラジコンの中では少数はですが。(笑)

DJI F450+NAZAに練習機が移行してからは、大分楽になりました。
風が多少吹いてもゆるーっと流されるくらいで、基本止まってます。
こっち向けても舵がどっちだったかなーって考える余裕があります。
スロットルいじらなければ、基本、その高度を維持しようとするので、
前進にエネルギーが取られて高度がロスするところも、スロットル修正自分でかけてくれます。
これで画期的に楽になったのは言うまでもありません。

まあ、修行をしたい訳ではないので、空撮をしたい訳なので、
これを飛ばして以来、GAUI330Xはお払い箱でした。
(度重なる墜落でファイバーなフレームが折れたのもありますが)
そして、高嶺の花で買えなかったWookongMに採用されていたGPSがNAZAにも後付けで販売されるようになりました。
これでまた画期的に楽になります。
風があってもホバリングで手を離していられます。
MKなAD8も平行して飛ばしつつあったので、GPSの恩恵は絶大なものです。
GoHome/Failsafe機能もコースロックも安全に飛ばすためにはなくてはならないものでした。

そのへんの動画。


そこからはもう飛ばし放題。
対面ホバー、ドリーバック、高度、位置の感覚、とにかく高度上げてみるとか、とにかく距離出してみるとか。GoProつけてどんな風に撮れてるのか検証して。
風もやや吹いている日に飛ばしてみて、自分と機体の限界を知るとか。
一番重要だったのは、立体の対象物を見える範囲において、
底を中心に回るとか、そこを奇麗にカメラにとらえておいて、機体を動かす練習。
結局、趣味じゃないので、カメラに自分が入る事はあまりないです。
風景だったり、建物だったり、時には自分以外の人を撮ることになります。
その際の位置取りや機体と対象の見え方、動かす量やスピード。
ま、空撮カメラマンとしてはそんなところが練習として一番重要なところでしょうか。

あと、空撮でどのようなところがポイントですか?と聞かれますが、
「機体を動かさない事です」と、答えています。
あくまでも、最終目的は「いい絵が撮れるか」です。
かっこよくやすごい動きを人に見せる事ではありません。




東寺の五重塔のクレーンアップですが、後ろの車を見てもわかる通り、
スピードはいじってません。
各階の伽藍の模様とか、瓦の細工とか、先っぽの塔の造形を見てほしいので、
もう、可能な限りゆっくり上げています。
使いどころで70秒、これ、位置を変えて何テイクかしてます。
見たいのは五重塔であって、撮影者のテクニックではありません。
ゆっくり、同じスピードで同じ見え方で70秒上がり続けて維持するのは、
やってみればわかる事ですが、結構難しいです。

峠道かっこ良く走れる事よりも、車庫入れスムーズに常に一発で決める方が、
女子ウケがいい事に似てますか?(似てません)

実機ヘリも同じ事。
広い絵で、高度が高くて対象物がなければ「全速で。」っていいますが、
銀座の中央通りを寄ってる映像だったら「可能な限りゆっくりで」っていいます。
ものに近ければ、可能な限りゆっくり飛ばすのが見ている人が心地よいですし、
奇麗にスムーズにゆっくり飛ばす事の方がよっぽど難しいと私は考えています。


うわ、なげえ。
何アツくなって書いてるんだろ?
今日のところはこの辺で。