バイクで琵琶湖周辺を走った後、
新しい蕎麦屋が出来たと聞き、一路京都へ。
向かう途中で雲行きが怪しくなり、
急に空気が冷たくなったと思ったら
案の定、雨が降り出して濡れてしまった。
京都市内に入り、バイクの駐輪場を探すも
（宿に駐車場がなかった）
なかなか見つからず、やっと見つけた駐輪場は満車。
車の駐車場に比べてバイクの駐輪場は圧倒的に数が少ない。
まして、スクーターや小型の駐輪場はあっても
大型を止められる駐輪場はさらに少ない。
思いのほか時間がかかってしまったが
止められる駐輪場をやっと探し当て一安心。
宿のチェックインを済ませて目当ての店を目指す。
降り立った駅は、阪急京都線の西院駅。
西院駅から５分程歩くと“VIBES”入口と
書かれた案内標示を発見。
樽酒と蕎麦VIBES
路地にひっそりと佇んでいて、
ぱっと見ただけでは通り過ぎてしまいそう。
扉を開けて案内された店内は
壁に樽酒が並び、盆には枡が配置されていた。
数人分の立ち飲み用の卓もあり、
ラフなスタイル。
まずはビールを。
ビールを飲みながらメニューとにらめっこ。
注文したのは、
VIBESセット 3,800円
樽酒+そばがき+そばまえ+アテそば2種が付く
セットでしたが、この日はあいにく
製粉機がトラブルで、そばがきが作れないと言われたけど
まあ、セットで適当におまかせしますとお願い。
蕎麦前の蕎麦カリカリは、
絶妙なスパイシー加減でビールに合う。
蕎麦前の女将の鴨ロース
しっとりとした食感で美味しい。
ビールを飲み切って樽酒を眺める。
好きな樽酒を選んで桝で正一合（180ml）
呑めるんですが、これは悩んでしまう。
店主の話を聞いて一杯目にしたのは。。
十石 純米吟醸 祝
（松山酒造 京都市伏見区）
十石（じっこく）は、
京都産の米、祝のみで醸した酒で
京都の協会酵母を使っている。
祝なんて米、初めて聞いたし興味深々。
上品な旨みに枡の香りが相まって美味い。
枡で呑む酒、最高！
出汁巻き、夏野菜の冷製ラタトゥイユ
湿度が高く蒸し蒸ししていたので、
冷製ラタトゥイユが身体を冷ましてくれる。
出汁巻きも柔らかくて美味しい。
アテでちびちび十石を堪能していると
店主から提案があった。
もし良ければ、少し時間はかかるが
手挽きですり鉢で蕎麦粉を挽くので
そばがきを作らせてもらえないか、と。
面白そうなので、二つ返事で承諾。
そばがきができるまで、これで楽しんでくださいと
自己申告のセルフ炙りを用意してくれた。
うるめいわし、ひめこまい、有明産海苔（4枚）
全て100円。
店主が小さな石すり鉢と当たり棒で
蕎麦粉を挽いている。
それを眺めているのは楽しい。
そばがき
蕎麦粉は鹿屋在来。
粗い蕎麦粉がねっとりと。美味い。
アテそばの一品目は、
無花果とオリーブオイルの和えそば
群馬県水上産在来種の十割蕎麦。
オリーブオイルで蕎麦を食すのは初めてでしたが
これが何とも言えない美味さ。
セットの樽酒は一杯なので、追加。
松の司 産土（うぶすな）純米仕込普通酒
（松瀬酒造 滋賀県蒲生郡竜王町）
店主の幼馴染が醸している酒らしい。
醸造アルコール無添加の普通酒で
普通酒らしくなく旨口でさらっと呑める。
有明産海苔
写真撮る間に焦がしてしまった。
最後に飲んだのは、
VIBESオリジナルブレンド +17超辛口＆古代米
古代米で醸した酒を同じ蔵元の超辛口純米と合わせた酒で、
個性的で独特の味だがクセになりそうな美味さがある。
店主と女将がお腹に余裕があれば
食べてほしいと言うので追加。
手打ち十割蕎麦ピッツァ
ピッツァの生地の蕎麦粉は水上産在来種。
蕎麦粉生地は穀物感があり甘みがない分
無花果とはちみつがよく合い美味しい。
〆そばは、きつねの冷かけ
この量で蕎麦をいただけるのは〆にちょうどいい。
汁がしっかりとして美味しい。
蕎麦湯はちろりで供された。
美味いアテ、蕎麦、酒を満喫しました。
樽酒はまさにVIBESあがりました♪
店を出る時は本降りで傘までお借りした次第。
傘を返さなくちゃいけないし、また食しにきます。
樽酒と蕎麦VIBES
京都府京都市中京区壬生森町50-2
15：00～20：00LO（水木金土）
6：50～14：00LO（日）
樽酒と蕎麦VIBESで良い時間を過ごした後、
三条へ移動して雨の中ぶらぶら。
リバースイート京都鴨川迎賓館にある
KYOTO 文字モニュメント
てくてく歩いて先斗町へ。
こういう路地を歩くのは楽しい。
夜は更けてゆく。。
