花巻「しおがま庵」宮城県塩竃市 | そばにArt ~いつかの記憶~

そばにArt ~いつかの記憶~

  そばにArtを感じて。Feel the art.
  蕎麦/Soba.焼きそば/Yakisoba.
  城/Castle.ベンチ/Bench.
  トレイルラン/Trailrunning.
       一見は百聞に勝る。Seeing is believing.

宮城県塩竃(しおがま)市へ。

お目当ては、鹽竈(しおがま)神社と蕎麦屋。

東北本線の塩釜(しおがま)駅で下り、

蕎麦屋が開店するまで時間があるので

まずは鹽竈(しおがま)神社を目指す。。

と、ここまで記しましたがお気づきでしょうか。

“しおがま”は漢字の表記がいくつもあり、

ざっと説明すると

市役所などの公文書は「塩竃」が正式、

ただ「竃」か画数が多く書くのが難しいため

「釜」の使用も可。

駅名は、「塩釜」。「本塩釜」と

「釜」の字が使われています。

「鹽竈」は以前から使われている感じで

鹽竈神社はこの字のままとなっています。

 

鹽竈神社

広い境内に現在は二つの神社があり

正式名称は

志波彦神社・鹽竈神社。

(しはひこじんじゃ・しおがまじんじゃ)

 

鹽竈神社の東参道(裏坂)を下った先にある

芭蕉止宿の地

松尾芭蕉がこの辺りに宿泊したとされる。

 

鹽竈神社東参道 一の鳥居

 

芭蕉船出の地

今は埋め立てられていますが、

昔は鹽竈神社の近くが海岸線だった。

境内では鹽竈ザクラ(咲いてないけど)を見たり、

茶屋で甘酒を飲んだりとゆったり過ごし、

お昼になったのでお目当ての蕎麦屋へ。

 

しおがま庵

2023年12月にオープンした蕎麦屋。

 

関東式の櫨染(はじぞめ)の暖簾が美しい。

 

店内はカウンター席のみで7席。

とても居心地がよく落ちつく。

メニューを見ると嬉しいものがあった。

 

阿部勘 純米辛口

(阿部勘酒造 宮城県塩竃市)

塩竃の酒なんですが、道路を挟んで

しおがま庵の目の前に酒蔵がある

江戸時代から続く歴史のある酒蔵。

日祝限定で阿部勘を供しているらしい。

日曜に来てよかった。

旨味ときれがよく美味い。

 

そば前三種 800円

焼き味噌、玉子焼き、そしてこの日の一品は鴨焼き。

そば前三種に鴨が入ってるなんてなんとも豪華。

鴨は柔らかくて美味い。

焼き味噌の味噌はマイルドで蕎麦の実の食感がいい。

玉子焼きは大根おろしがほどよく合う。

 

花巻 1,100円

大女将の稲荷寿司 120円

 

花巻の海苔は、浦戸産。

松島湾に浮かぶ浦戸諸島の海苔は

風味がよくて美味しい。

 

端正な蕎麦が美味い。

甘味ある汁と海苔のよく合う。

 

大女将の稲荷寿司

じゅわっと旨みがしみた揚げがいい。

もう少しいたかったけど

次のお客さんがきたので席を空けることに。

蕎麦は、変わり蕎麦も打っているそう。

また食しにきたい。

 

しおがま庵

宮城県塩竃市西町2-10

12:00(日11:30)~14:00 水休

 

 

しおがま庵の道路向かいにある

阿部勘酒造。

残念ながら日曜は休みでした。