CO2化マルイガバの燃費向上カスタム | Aero Style

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さて、CO2化したマルイガバの燃費が悪いため、燃費を上げるためのカスタムをしていきます。
合わせて強烈過ぎるリコイルを少し抑えることが出来ればと。

現状は1ボンベでまともに撃てるのが50~55発くらいしか撃てません^^;





まず作戦1はローティングノズル内のシリンダーバルブの閉鎖タイミングを早める。
シリンダーバルブスプリングをカットしてバネレートを弱める戦法。
組み込んでもほんの少しテンションが掛かる程度までカットしてみました。
カットしたスプリングはAIP製のもの。
これをセットして撃ってみましたが、、、燃費は変わらず^^;
まぁ~このカスタムは、理論上はガスをBB弾側とブローバック側に振る分配率を変えるだけなのでガスの使用量は変わらない。
この方法は初速を下げるカスタムですが、このCO2バガでは初速の変化もほとんどありませんでした。

作戦1.5として、ハンマースプリングを弱める方法で、M1911のスプリングよりテンションが低い物を探す。
デトニクスやV10の物は短過ぎでダメでした。
ハイキャパ4.3の物(だったような気がする)がM1911より若干短いくらいでちょうど良さそうだったのですが、いざ組み込んで撃ってみるとテンションが弱すぎてハーフコック状態で止まってしまいダメ。
ちょうど良いスプリングを探すのは至難の業だと思いこの作戦はボツに^^;





作戦2はブリーチの軽量化。
スライド重量を下げてブローバックに掛かるガス消費量を下げる。
そこで、ガーダー製のライトウェイトアルミノズルハウジングをチョイスしてみました。
1152円とお手頃価格^^
マルイ純正が41gに対して、こちらは16gと-25gの軽量になります。





MEUのスライドにセットするためには赤〇部分をカットする必要があります。
また、シリンダーヘッドなどのパーツはノーマルパーツを移植します。






こちらがカットした写真。
アルミ製で薄いのでニッパーで簡単にカット出来ます。







スライドにセット。
ファイアリングピン側から止めるネジは付属の物を使わずにノーマルネジを使用。
ちょいとキツ目ではありましたが、とりあえず問題なく装着出来ました。

んで、撃ってみた感想ですが、まず、ブローバックのリコイル感はかなり弱くなりましたね。
それでもフロンガスよりはありますがガツンとくる重さが減り、軽く俊敏になった感じ。
肝心の燃費はと言うと・・・1ボンベで65発くらいに上がりました! が、しかし、、、
確かに燃費は少し上がりましたが、まだカーボネイトM45より下回っていますし、リコイル弱体化とこの燃費率ではあまり釣り合わないかな^^;
ここまでリコイルが落ちたなら100発以上撃てれば申し分ないのですが。
ちょっと期待外れでしたね。
そこで、他に良い方法がないかといろいろ調べてみると、「ガスカット」方式とやらがあるようで。






んで作戦3です。
作戦3はブローバックへのガス供給量を減らすガスカットを行います。

赤枠部分はノッカーロックを上げたり下げたりする溝で、この距離を短くすることでブローバックに使用するガスを早めにカットしてガスの消費を抑えることが出来るようです。
これは期待大!





溝を埋めるためのパーツを作ります。
・2㎜厚のアルミ板を購入し、切断機にて細く切り出します。
 (アルミの2㎜角棒があればよかったのですが無かったので2㎜板を使用)
・バリを取ってヤスリで面を慣らします。
・ノーカーロックが上下作動出来るように傾斜に削ります。
どのくらいの長さが良いのか分からないので、とりあえずこのくらいに。






ブリーチへの固定方法は両面テープで貼り付けました。
自作したパーツの底面と側面に。
意外としっかり固定出来ました。
ちなみに今回はノーマルブリーチを使用。
軽量ブリーチではリコイル感が激減し、さらに弱くなりそうだったので。
溝の幅は21㎜になりました。

まず、これで試し撃ち。
リコイル感はあまり変わらいにくらい。
肝心の燃費はというと、1ボンベで70発に上昇!
リコイル感が変わらずに20発も増えましたよ^^
これはイケる!






ってことで、リコイルをまだまだ犠牲に出来そうなので、溝埋めパーツを延長します。
上が延長バージョン。
短い方を外して交換しましたが、両面テープでもガッチリ付いていました^^






んで、延長バージョンをセット。
溝は15㎜になりました。
ちなみにノーマルは32㎜でしたので半分以上埋まりましたね。


んで、これで1ボンベ撃ってみると、、、なんと90発も撃てましたよ!
91発目からリコイルが弱くなり、10発がショボイ発射になってガスが空になりました。
ということで弾が出た数だと100発になりますね^^
カーボネイトM45より(70発くらい)燃費が上がりました。
リコイル感はというと、若干落ちたように思えるくらいですので、ちょうどいい感じくらいになりました。
こんなに上手くいくとは思いませんでした!






最終確認で初速を計りましたが、変化なしの86m/s。
新品ボンベの最初の1~5発くらいは90m/sくらい出ますが、その後は86くらいで安定します。
精度良し・リコイル良し・燃費も良しで、やっとマルイガバで理想のCO2化が出来上がりました^^






ちなみにカーボネイトM45のブリーチが気になって見てみると20㎜となっており調整されてました。

マルイより12㎜短縮されていますね。
基本作りはマルイコピーですが、こういった細かなところはしっかりCO2用として設計されているんですね。
やっぱマルイノーマルの32㎜はフロンガスでちょうど良い設計なんでしょうね。

これでほぼ眠っていたマルイガバがCO2化によって目覚めました^^

発射音と強リコイルはCO2ならではの面白さがあります。