11年8月に死去した桐生市出身で元サッカー日本代表の松田直樹さん(享年34)の功績をたたえる「松田直樹メモリアル新春ドリームマッチ群馬2013」が20日、前橋市の正田醤油スタジアム群馬で開かれた。中田英寿さんや中山雅史さんら元日本代表メンバーを中心に構成された「Naoki Friends」と県ゆかりのJリーガーチームが対戦、集まった1万人を超える観客は、名選手がみせる華麗なプレーに酔いしれた。
.
大会は、県サッカー協会などが主催、練習中に急性心筋梗塞(こうそく)で倒れ急逝した松田さんの悲劇を繰り返さないため、自動体外式除細動器(AED)の普及も目的の一つ。チケット代の一部がAEDの購入費に充てられるほか、試合前にはAEDの使い方を学ぶ講習会も開かれた。
序盤から運動量で勝るJリーガーチームが試合を優勢に進めるが「Naoki Friends」も華麗なパス回しで対抗。後半のロスタイムには、昨季限りで引退した中山さんが絶妙な飛び出しから左足でゴールを決め、4-4の同点にして試合が終わった。
東京マラソン救命講習会に蝶野も来た!
東京マラソン(2月24日)での事故を防ぐため、東京都江東区有明の東京ビッグサイトで19日、心肺蘇生(そせい)の方法などを学ぶ「普通救命講習会」が開催された。マラソン出場者やボランティアら計約1000人が参加し、都内最大規模の講習会となった。
東京マラソン財団によると、世界各地で開催されている市民マラソン大会では8万人に1人の割合で死者が出ているという。3万5000人が出場する東京マラソンでは過去6回の開催で死者はゼロ。心肺停止になった出場者が5人いたが、適切な処置で大事には至っていない。財団では、さらに安全性を高めるため今回の大規模な講習会を実施した。
講習会で参加者は、自動体外式除細動器(AED)の使い方や止血法などを学習。ゲストのプロレスラー、蝶野正洋は「こういう講習を受けた人がいるのは安心感がある」と、人形を使った心臓マッサージでは参加者に声をかけて回った。
東京マラソン(2月24日)での事故を防ぐため、東京都江東区有明の東京ビッグサイトで19日、心肺蘇生(そせい)の方法などを学ぶ「普通救命講習会」が開催された。マラソン出場者やボランティアら計約1000人が参加し、都内最大規模の講習会となった。
東京マラソン財団によると、世界各地で開催されている市民マラソン大会では8万人に1人の割合で死者が出ているという。3万5000人が出場する東京マラソンでは過去6回の開催で死者はゼロ。心肺停止になった出場者が5人いたが、適切な処置で大事には至っていない。財団では、さらに安全性を高めるため今回の大規模な講習会を実施した。
講習会で参加者は、自動体外式除細動器(AED)の使い方や止血法などを学習。ゲストのプロレスラー、蝶野正洋は「こういう講習を受けた人がいるのは安心感がある」と、人形を使った心臓マッサージでは参加者に声をかけて回った。
【西武】増田ら新人選手がAED講習
西武のドラフト1位増田達至投手ら新人5選手が18日、埼玉・所沢の球団事務所で救命講習を受けた。
西武ドームにはAED(自動体外除細動器)が設置されており、栗山選手会長の発案で昨年から実施。人形を使った心臓マッサージなどを体験した増田は「初めてやりました。今までにない知識を得られたと思います」と感想を語った。
消防士の願い
「作りましょう! 世界に誇る災害に強い日本を!」
消防士の力のこもった声が、会場に響いた。
東日本大震災から1年10ケ月となる前日の1月10日、仙台市青葉区の仙台市消防局で「平成24年度仙台市消防職員意見発表」が開かれた。
こうした意見発表は全国各地の消防本部で行われている。消防職員がそれぞれの経験を通して教訓や抱負、さらには提案を発表し、消防職員のレベルアップや消防防災行政の推進につなげようというものだ。
この日は、仙台市内の各消防署に勤務する12名が、1人5分の持ち時間で発表した。東日本大震災からまもなく2年。命を守るためには市民自らが意識と知識、それに技術を高める必要があると痛感している職員が多いと感じた。以下に主な内容を紹介する。
災害への備えとしては、家庭でレトルト食品や缶詰をストック食材として利用しながら気軽に備蓄を充実させるべきだという提案があった。
身体が弱く、防災訓練に参加できない高齢者向けに、自宅で「防災診断テスト」に答えてもらい、町内会で平均点を出し、点数が低い地域では課題を一緒に改善していくという案が発表された。
また、「絆」のつながりから、さらに強く相互扶助の精神を持つ「結(ゆい)」の関係を隣近所で作るために、身内が巻き込まれたことを想定した救助訓練を導入し、「愛する人を救えますか?」のキャッチコピーで啓発活動をしてはどうかといったプランも示された。
防災教育では、乳児のための教室を、震災時に子育て中だった母親の話を聞く形で開催し、新たなコミュニティづくりをしたいという考えが発表された。
また、子どもによる穴埋めクイズ形式の防災マニュアルを作成して、災害時の家族の決め事をつくってもらうアイディアも出された。なかでも、市民への説明は、従来のパンフレットだけではなく、携帯端末を活用し動画を用いて防火指導をする提案が時宜を得ていると感じた。
応急対応については、バイスタンダー(救急現場に居合わせた人)の役割の重要性を指摘。普通救命講習を受けても、いざというときに技術に自信がなくて、救命にあたれない例があることを問題視。もっと現場に即したものとし、目の前の人を助けたいという気持ちを活かせるようにしたいとの改善案が出された。さらには、心停止時に、1分遅れると生存率が10%低下、救急車の到着(平均8分)時には20%まで低下することから、AED(自動体外式除細動器)が家の近くのどこにあるかを把握してもらうことが大事だとの話も印象的だった。なぜなら、心停止の8割は自宅で発生しているそうだ。
そして、最優秀賞を受賞したのは、冒頭、「119番」「消防車」「救急車」「助けて」の言葉を手話で表現した、宮城野消防署の金須創さん。災害弱者である障害者は、コミュニケーションと情報が不足する。震災で情報から遮断された経験を持つ私たちは、孤立することの不安を知っている。日常からの健常者と障がい者の交流が防災につながるとし、「大規模な災害で、同じ目に遭わせたくない」と訴えた。
平常時から防災活動にあたっている消防職員たちの意見は、説得力があった。経験に基づく、揺るがない考えが示された。発表を聞き、自分と愛する人の命を守るためには、市民一人一人が職員達たちのように、防災への考えや提案を持つことが大事だと感じた。最優秀賞受賞者は、2月8日に仙台市で開かれる、宮城県消防職員意見発表に出場する。
誰かが守ってくれるのではない。「自助」の基盤がないなかでは、「共助」は生まれない。防災を語る文化が育まれるといい。
「作りましょう! 世界に誇る災害に強い日本を!」
消防士の力のこもった声が、会場に響いた。
東日本大震災から1年10ケ月となる前日の1月10日、仙台市青葉区の仙台市消防局で「平成24年度仙台市消防職員意見発表」が開かれた。
こうした意見発表は全国各地の消防本部で行われている。消防職員がそれぞれの経験を通して教訓や抱負、さらには提案を発表し、消防職員のレベルアップや消防防災行政の推進につなげようというものだ。
この日は、仙台市内の各消防署に勤務する12名が、1人5分の持ち時間で発表した。東日本大震災からまもなく2年。命を守るためには市民自らが意識と知識、それに技術を高める必要があると痛感している職員が多いと感じた。以下に主な内容を紹介する。
災害への備えとしては、家庭でレトルト食品や缶詰をストック食材として利用しながら気軽に備蓄を充実させるべきだという提案があった。
身体が弱く、防災訓練に参加できない高齢者向けに、自宅で「防災診断テスト」に答えてもらい、町内会で平均点を出し、点数が低い地域では課題を一緒に改善していくという案が発表された。
また、「絆」のつながりから、さらに強く相互扶助の精神を持つ「結(ゆい)」の関係を隣近所で作るために、身内が巻き込まれたことを想定した救助訓練を導入し、「愛する人を救えますか?」のキャッチコピーで啓発活動をしてはどうかといったプランも示された。
防災教育では、乳児のための教室を、震災時に子育て中だった母親の話を聞く形で開催し、新たなコミュニティづくりをしたいという考えが発表された。
また、子どもによる穴埋めクイズ形式の防災マニュアルを作成して、災害時の家族の決め事をつくってもらうアイディアも出された。なかでも、市民への説明は、従来のパンフレットだけではなく、携帯端末を活用し動画を用いて防火指導をする提案が時宜を得ていると感じた。
応急対応については、バイスタンダー(救急現場に居合わせた人)の役割の重要性を指摘。普通救命講習を受けても、いざというときに技術に自信がなくて、救命にあたれない例があることを問題視。もっと現場に即したものとし、目の前の人を助けたいという気持ちを活かせるようにしたいとの改善案が出された。さらには、心停止時に、1分遅れると生存率が10%低下、救急車の到着(平均8分)時には20%まで低下することから、AED(自動体外式除細動器)が家の近くのどこにあるかを把握してもらうことが大事だとの話も印象的だった。なぜなら、心停止の8割は自宅で発生しているそうだ。
そして、最優秀賞を受賞したのは、冒頭、「119番」「消防車」「救急車」「助けて」の言葉を手話で表現した、宮城野消防署の金須創さん。災害弱者である障害者は、コミュニケーションと情報が不足する。震災で情報から遮断された経験を持つ私たちは、孤立することの不安を知っている。日常からの健常者と障がい者の交流が防災につながるとし、「大規模な災害で、同じ目に遭わせたくない」と訴えた。
平常時から防災活動にあたっている消防職員たちの意見は、説得力があった。経験に基づく、揺るがない考えが示された。発表を聞き、自分と愛する人の命を守るためには、市民一人一人が職員達たちのように、防災への考えや提案を持つことが大事だと感じた。最優秀賞受賞者は、2月8日に仙台市で開かれる、宮城県消防職員意見発表に出場する。
誰かが守ってくれるのではない。「自助」の基盤がないなかでは、「共助」は生まれない。防災を語る文化が育まれるといい。
23棟が全焼し、1人死亡、92人が焼け出された10年1月の別府市光町と末広町の大火を教訓にしようと、同市光町1区自治会(会長)は14日、心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)使用などの防災訓練を行った。約40人の住民が参加し、同市消防署浜町出張所の消防・救急隊員の指導を受けた。
同出張所救急救命士は、突然倒れた人がいた場合(1)意識がなければ息をしているか分からない状態でも119番を(2)倒れた時間や、ろれつが回らなくなったり手足にしびれが出たりした時間を記録すると治療に大変役立つ--と説明。
さらに、「心臓マッサージは『強く、早く、切れ間なく』を合言葉に救急隊が到着するまで続けてほしい」「人工呼吸は慣れていないと難しいので、迷いながら人工呼吸するならマッサージ優先」と助言した。