柏市は4月から「幼少期から命の大切さや救命法の重要性を根付かせよう」と、市内全42小学校の5、6年生約7200人を対象に授業の中で「ジュニア救命士」(短期救命講習)を養成する県内初の制度をスタートさせる。講師役は、市消防局の職員や応急手当普及員の資格を持つ教師が行い、45分間の授業を2回受けると、ジュニア救命士に認定される仕組みだ。
新制度に先立ち、希望する計10校はモデル校として昨年末から試行的に救命講習を実施している。今月8日には同市立富勢東小学校で、5、6年生の児童約50人が、授業の一環として心臓マッサージ(胸骨圧迫)のやり方やAED(自動体外式除細動器)の使い方を学び、人命救助を体験した。
同市消防局によると、心臓停止による突然死は年間約6万人。うち、学校での死亡は50人と言われ、通報を受けてからの救急車の平均到着時間8分余りの対応が生死を分けるとされる。
富勢東小では、児童一人一人が人の上半身を模した機材を使い、呼吸の確認や肘を伸ばして胸骨の上から1分間に100回程度押す心臓マッサージなどを学んだ。