119番つながりにくい状況=一部システムで不具合―東京消防庁 東京消防庁は5日、都内の119番システムの一部に不具合が生じ、午前中から電話がつながりにくい状況になっていると発表した。原因は調査中で、復旧作業を進めている。
災害時などの迅速で正確な応急手当ての普及を目指し、綾部市消防本部が15年前から始めた市民向けの普通救命講習・AEDの受講者が18日、目標の8千人を突破した。市民の約2割に心肺蘇生法などの技術が浸透し、救命率アップへ期待がかかる。 「市民の20%が応急手当てを身に付けると劇的に救命率が向上する」とする国の指針に基づき、本年度中の8千人突破を目標にしていた。
AEDとは、Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器の略で、一般市民が電気ショックを行うことができるようにつくられた医療機器です。
AED寄贈サイト
http://aedkizo.com
2人は11月2日午前0時すぎ、客室で心肺停止状態だった東京の男性会社員(51)に、自動体外式除細動器(AED)を使った処置や心臓マッサージを施した。男性の同僚から「様子がおかしい」と連絡を受けた2人が、素早い対応を取ったことが功を奏し、男性は市内の病院に搬送後、後遺症もなく同月30日に退院した。
1分経過するごとに1割ずつ生存率が低下するとされる心停止。迅速な救命処置が望まれるが、自動体外式除細動器(AED)の普及などで、生存率は改善されつつある。
--突然死の現状は
1990年にノルウェーのウツタイン修道院で開かれた国際蘇生(そせい)会議で、情報収集の項目などを世界標準化したウツタイン様式が決められました。その様式を平成10年に国内ではいち早く大阪府が採用。そのデータ解析の結果、大阪府では年間約5千人が心停止していることが分かりました。17年から全国調査を行い、年間約10万人が突然死しています。
突然死は、心筋梗塞(こうそく)などが要因である心原性が約6割です。札幌医科大学のデータでは、約8割が心臓血管系の病気です。そして、自宅など病院外で起きる心停止は、心筋梗塞による死亡の半数以上を占めています。循環器診療の対策は、病院外にあると認識する必要があります。
--病院外が課題ですね
心筋梗塞などの原因となる生活習慣病の予防は当然ですが、心停止の予防が大切です。多くの人は胸の締め付け感や激烈な胸の痛みがあれば大変な病気と思いがちですが、軽い胸の不快感、特に中年以上の男性は上半身の未経験な不快感の方が重大です。まず、心臓の疾患を疑ってほしい。
昨年10月、大阪市は市町村として全国初の救急安心センターのモデル事業を開始し、今月1日から大阪府全域の自治体が参加しました。心筋梗塞などが発症してから心停止するのは1時間以内です。我慢は危険です。
1分でも早く119番に通報してください。救急車をタクシー代わりという報道があり、119番通報を躊躇(ちゅうちょ)する人は、大阪府内であれば『♯7119』に電話し、救急安心センターの医療従事者に的確な判断を求めてください。
--心肺蘇生法(CPR)が変わりました
東京都と大阪府で蓄積されたデータの分析成果が認められ今年10月、国際蘇生連絡委員会(ILCOR)のCPRの勧告が変わりました。それにより、北米、欧州、日本も変わり、「ABC(気道確保、人工呼吸、心臓マッサージ)」の順番から「CAB」になりました。
1分間に100回以上のテンポで、乳首と乳首の中間の胸骨を強く圧迫する心臓マッサージから開始し、人工呼吸できない場合にはそのまま心臓マッサージだけでもよいとなりました。昭和35年当時のCPRが50年ぶりに大きく変わりました。
--AEDが普及しました
全国で一般の人が使用できるAEDは20万台になりました。これにより、病院外での救急救命も進みました。公共的施設での設置場所は分かりますが、個人情報保護法の壁があり企業や個人の設置場所を含め一覧として公開されにくく、所在不明が多いです。どこでも誰でもいつでも使用できるようにすることが、今後の課題です。
--救命で大切なことは
今年9月、ワールド・ハート・デー大阪で行ったように1時間でも簡単なCPRやAEDの訓練をしてほしい。それにより、蘇生率を高められます。