僕は東南アジアの国で駐在員として働いています。

本社の日本の見方としては、市場の魅力度は断然東南アジアだけど、スタッフの

レベルはいまいち。

なので欧米への駐在とは違って、東南アジアや中国での駐在経験というのは

本社では今一歩評価されないというところがあります。

 

駐在帰任後の退職というのはどこの会社でも問題になると思うのですが、僕の

勤務する会社でも問題になっています。

要は残ってほしい人材に限って辞めてしまう。

なら評価してよと思いますが、そこはなかなか難しいですよね。

 

実際はどうか。

当然ですが現地スタッフのレベルが日本より劣るという事はまず有りません。

全然ダメという場合は、どちらかといえば指示があいまいか誤解を招くもので

本来の能力を発揮させてあげることができていないという事です。

これで給料は大体日本の3分の1や4分の1ですからむしろ頭が下がります。

工場のワーカーさんは8分の1とかですからなおさらです。

 

当たり前すぎて気付かないですが、同じ人間で2倍も3倍も生産性が違う

事などありえないですし、よくある国民を一般化するおおらかな国民性とか

なまけ体質というのも間違いです。

日本人がみな一人一人違うのと同じです。

 

たしかに先進国と比較して手法や効率の面で改善の余地がある東南アジア

ですが、とても給与格差を埋めるほどのものとは思えません。

 

日本人として日本にいた時はニュースを見て中国や韓国や東南アジアを

下に見てましたが、いかに幼かったか思い知らされました。

僕は東南アジアで駐在員として働いています。

会社の制度も国が違えば当然異なります。

僕の働く国では非常に労働者の権利が手厚いです。

 

その中で日本でも話題になっている育休はどうか。。

ありません。。

ただ、子供が熱を出したなどで休まなければいけないのは日本と

同じ。

しかも共働きが普通の国。

そのため、その名もBaby care leave(子供の面倒を見るための休暇)

というのが日数無制限で取得できます。

子供が満1歳未満の場合には有給休暇、1歳以上なら無休休暇とな

ります。

これは通常突発休暇なので管理職の立場では大変ですが、ためらう

方はいないです。(笑)

 

また会社にはたくさんお腹の大きな妊娠中の女性がいます。

当たり前ですが、どうも日本では目立ちませんよね。

食堂の列でも普通にゆずられて先頭に割り込めます。

拝金主義の自己中社会と言われますが、東南アジア全体としても

子供には優しいです。

子育てもしやすいです。

日本の保育園が騒音問題で難しい立場というのも、100%理解

されません。

「日本は洗練された国じゃないの??」みたいな。

 

混雑した公共交通でお母さんが子供を抱いていなかったり、泣き止まない

子供がいても、肩身の狭い思いはしないですね。

むしろ胸張って子供の自慢をしてます。

 

産休は通常6か月ですので日本よりは短い感じでしょうか。。

中国では24歳以上は晩婚ではなく晩産といって6か月、通常は3か月で

カルチャーショックを受けましたが、今勤務している国は年齢無関係。

 

時短勤務は無いですね。

そもそも休暇は1分単位(!)で取れるので、1時間早く帰れば1時間分

給与が引かれるだけで簡単です。

まあ郊外の工業団地に通勤バスでみんな通うので、タクシー使うと

かえって高くなるので定時までいますね。

 

やはり日本の少子高齢化は簡単には修正できないなと感じるこの頃

です。

世界の常識は日本の非常識。。

 

僕は東南アジアの国で駐在員として働いています。

他の会社もそうだと思いますが駐在員は全員管理職扱いになるので

残業代はありません。

24時間仕事モードです。

 

一方有給休暇はあるのか?

これ有るんですよね。

それどころか本社と年間休日に差がある場合にはその分手当があります。

例えば僕の会社の日本本社は年間休日121日。

こちらでは97日なのでその差が手当になります。

 

また、稼働日で10日(2週間)を限度として特別一時帰国休暇があります。

これは往復の飛行機代や日本でのホテル、交通費などすべて会社持ち

の権利で赴任地により2年に1回や1年に3回など差があります。

メキシコシティの駐在になると空気が悪いので年2回米国LAで静養できる

休暇なんてのもあったりします。

 

そのいう中での有給休暇は年間取得目標20日と僕の勤務する現地法人

ではなっているのですが、何日あるかは分かりません。(笑)

日本本社は40日だったと思います。

分からないのはほぼ取得しないためです。

 

駐在員は大体そうだと思いますが、一応の肩書はあるものの、実際は

みんな何でも屋になりきるため、通常の勤務時間は会議か雑用で忙殺

され、じっくり考える時間は定時後というのが普通。

コロナ以前でも在宅で勤務できる環境なので、オンとオフの切り替えが

非常に難しいです。

 

さらに駐在員の悪い癖で電話で仕事をするのが当たり前。

休暇を取っても携帯はひっきりなしだし、メール入れといたからねみたいな

電話まであり休暇になりません。

会社にいる方が楽。。

 

特別一時帰国休暇も「2週間いなくて仕事回せるなら駐在の意味ないだろ」

で「取れても1週間」。

現実は額面ほど優しくないです。

なぜか本社に必ずいる「権利が侵害されている」「労基署に言う」みたいに

騒いでくださる方もいません。

 

まあそんな感じです。

でも慣れますね。

 

 

僕は東南アジアの国で駐在員として働いています。

その給与の中で海外生活手当というものがあり、それについてお話

したいと思います。

 

これ最初僕も何のことか分からなかったのですが、日本と生活する

上で医療や食事など不便な点が多い事から支給される手当という

ものです。

 

国によって異なり、5年前に駐在していた上海は毎月1万円。要は

ほぼ日本と変わらないよねというもの。同じ中国でも河南省や

山東省の場合は毎月5万円。けっこうきつですからね。

 

バンコクは1万円。天国ですからね。

たしか1番高いのはパキスタンのカラチと南アフリカで毎月10万円

だったと思います。

ここは借金苦の方が行くのかなと思いましたが、希望して数回の

面談や医師の所見、ストレステストみたいなものをパスしないと

赴任できないようで、かなり狭き門でした。

 

僕の働く国は毎月4万円です。上海の時と比べると食費が高くつき

ますね。中華料理は安くておいしいので100%現地メシだった上海

と違って今は100%高い日本食屋ですから。現地メシがまずいん

ですよね。笑顔でやり過ごしますが、現地の方のパーティは食事が

楽しみではないです(笑)。

 

医療は心配ですね、今回のコロ助も最初はかかった時の医療体制

で判断して緊急退避命令が出ましたが、その後感染リスクの方に

判断基準がシフトされ、今でも現地にいます。かかったら野戦病院

覚悟なので不安です。

 

20代ならカラチにチャレンジしてみたいなと考えたりします。

僕は東南アジアの国で駐在員という立場で働いています。

この駐在員という立場になると一般的に収入は上がると思います。

会社によってによってもも立場千差万別ですが、見えない給与まで入れると

倍くらいになります。

500万円が1,000万円になるイメージ。

 

要は僕の場合は日本での給料が少なかったということですが。。

日本支給給与と海外支給給与の合計なので。。

 

まず日本の給料は0になりません。

これは非居住者という立場になっても、日本に残る家族のための給料です。

僕は独身なのでいらないけど。。

 

海外基本給:40万円くらい このうち任意の割合を日本給与に割り振れます。

僕は20%で8万円くらい

海外子会社就業手当:4万円くらい(出向手当みたいなもの)

海外休日差手当:12万円くらい(年間休日が日本の本社より少ないので、その手当)

海外生活手当:4万円くらい(医薬品や食料など日本とは環境が違うので、その手当)

これで28万くらい

 

これに加えて現地の給与

海外基本給:日本の20%を除いた32万円くらい

 

上記とは別に日本での賞与が上期と下期合計で計200万円くらい。

合計で920万円くらい。

 

1,000万円行きませんね。

でもここから見えない給料が加わるんです。

 

まず住宅。

日本では社宅や住宅手当ですが、海外では100%会社負担。

ぜいたくではなく、安全を考慮して街中のサービスアパート。

家賃2,000ドル(21万円くらい)

光熱費:150ドル(1万6千円くらい)

交通費:会社までの片道40kmは専用の社用車、ガソリン代と車代無料

     これは日本なら月3万円程度ガソリン代がかかりそう。

この月25万円程度(年300万円程度)が見えない給与で加算。

 

そうすると1200万円ちょいになりますよね。

 

これが天狗になってしまう理由の一つなんですよね。

僕は会社に入りたての頃、海外駐在員の態度や特別扱いされている

ような印象が嫌いでした。

僕も嫌な人間になっているという前提で考えることにしています。

 

 

日本式と海外式の違いが大きく表れるのが人材登用。

会社員の方なら分かると思いますが、人事評定用の目標管理制度などは

どこの会社にもあります。

でも管理職以上、場合によっては一般職でも表面的な運用に留まるという

のが実感だと思います。

 

日本式の場合には、どんなに能力が優れていても、和を乱す人は登用

されませんし、能力が低くても、周りを上手に巻き込んで仕事を進められる

人は登用されます。

 

社長はその究極で、みんなに好かれないとなれないのが普通です。

結果的に、何の功績?と首をかしげる方が社長になったり。

 

海外はその点単純です。

セクショナリズムだろうが周りと喧嘩しようが、とにかく成果を出す事が重要。

 

日系企業に勤める現地スタッフは、空気を読んで日本式に慣れる方と

納得せず転職される方に分かれますね。

 

ここは日本でもそうですが競争に勝てなくなるリスクをきちんと考えて対応

することが大切です。

なかなか意識して行動できるものではないのですが。

僕が働いている東南アジアの国でも久々に市中感染が出たと騒がしいです。

ビーチリゾートが有名な場所ですが、どうやら密入国した中国人が原因と言うのが

報道です。

 

ただ日本の様に建物を赤や黄色にライトアップして注意を促すというような優しい

対応ではありません。

いきなりロックダウンに準じた措置です。

カラオケ(キャバクラ)だけではなく、レストラン含め全部営業禁止。

食料品の買い出しと医療関係以外はシャットダウンです。

 

バスや公共交通もストップしますし、飛行機は来ない、電車は駅に止らないなど

徹底します。

 

他の都市でも、7月1日(28日前)以降に訪れた人は全員PCR検査。

感染者が訪れた病院や飲食店に関係する方は全員隔離。

しかもエレベーターで一緒になったとか同じマンションの敷地内とか日本人から

すると「え??」っていうほど広範囲です。

 

日本では法的にロックダウンは無理と言われておりますが、社会主義の人権無視

の国はお構いなし。

経済と防疫を両立と言えば聞こえは良いですが、こちらは命が大切だろと言わん

ばかりに、容赦有りません。

 

感染症から守られても経済的理由で破産して自殺というパターンは確実に増加中。

難しいものです。

僕は東南アジア働いていますが、会社組織で中間管理職が板挟みになるのは

日本にいる時と同じですね。

ただこちらで管理職をするのと日本でするのはやはりストレスが違うようですね。

 

海外で管理職をしていた人も、日本に帰るとメンタルがやられてしまったりという

事例は僕の勤める会社でも良く聞きますね。

どこかでやはり外国人、分かってもらえなくて普通という事があるのかもしれません。

 

僕も最初はなぜ分かってくれないんだろうとか、どうしてそういう態度を取るのだろう

と悩んだことも多かったです。

時にはつらく当たりたくなることも。

 

ただそうしなくてよかったなと今は思えます。

ぶっきらぼうな態度を取っているけどきちんと心配りをしてくれる方や、悪口を言って

いるように見えて実は心配してくれている方など2年ほど経つとだんだんと見えてくる

のです。

 

同じ日本人同士でもなかなか分かり合えないのに、育った背景が全然異なる外国人

の方と簡単に分かり合えるわけではないです。

それを分かるようになると、上司との関係(特に現地人の方)や部下との関係も少し

客観的に見れるようになります。

 

日本では同じ日本人だろという油断から客観的に判断できなくなることも多く、

感情的になったり逆に意味なく傷ついたり。

 

海外で働くときちんと意見を表明して、相手の意見をきちんと言ってもらえるようにする

事の大切さが身に沁みます。

海外で働いているとメンタル面での健康管理は必須です。

僕は2回目の駐在ですが、1回目の上海での駐在時に先輩から言われた

「分散投資と兵は詭道なり」が支えになっています。

 

まず分散投資は、働いている会社に100%入れこまない事。

これはその会社に入れこむと周りが見えなくなるばかりか、なぜ分かって

くれないんだと現地スタッフや本社に当たり散らしたくなるから。

実際にそれでつぶれた方も多いです。

特に本社からの「魚はいっぱいいるだろ?なぜできないの?」にやら

れる方は多く、「OKY:お前が来てやってみろ」という隠語は居酒屋では

良く聞かれました。

 

とにかく会社だけではなく、観光や食べ歩きや副業や恋愛など色々

取り組み悩むことで、相対的に会社のストレスを薄めるというのは

メンタルの健康には不可欠です。

 

そして兵は詭道なり。

もともと孫氏の兵法で広く知られていますが、潔く負けるよりも腹黒く

生き残るという発想。

日系企業同士なら強くても現地企業と闘うと途端に弱いという日系

業界は多いです。

 

単純に言えば、顧客に迷惑かけてもまずは金を稼げという現地企業

に「顧客に迷惑をかけるならやるな。そんな正義を敵に回すやり方は

だめだ」という発想でスピードが遅れ商機を逃すパターン。

 

でも働く人間は兵は詭道なりで生き残るべき。

何事も健康第一。

伝書バトに疲れ、消防士に疲れ、疲弊してつぶれるのではなく、とにかく

生き残って自分のキャリアを築く。

したたかさも海外で働くには必須です。

僕の働いている東南アジアの国はコロナを上手に抑え込んだと言われる国です。

理由は簡単で共産主義なので国民の権利が無いに等しいので、有無を言わさず隔離しまくるから。

一人感染したらそのマンションに留まらず一帯の通り沿いなど数万人の居住区を一気に閉鎖。

 

そこまでやるので失業したり自営業で家賃が払えない人が続出。

無料の配給所には朝からお年寄りが列を作り胸が痛かったです。

 

そんな事情の国で本日99日ぶりに市中感染かという話題がありました。

PCR検査を3回やって3回とも陽性、そして確定検査中とのこと。

 

ここまで検査しないと確定診断を出さないのは面白いですね。

 

ただ今まで抑え込んだし、国境は封鎖され航空機は郊外の空港のみで入国後は隔離、

そんな環境でなぜ市中感染?と思いました。

 

どうやら密入国者が増えているらしいです。

こうなると隔離どころか追跡できないので、免疫ができていない国では非常に危険。

陸続きであることから来る弱点ですね。

 

とにかく閉じ込める事しかしない集団免疫のない国なので心配です。