新事業の発想方法や事業計画の作成手順について | 松浪辰也の人生&経営よろず相談所

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ライフコンサルタント・経営コンサルタントの松浪辰也が、個性・価値観が多様な時代において、私なりに感じる人生・経営の考え方を中心に、自由気ままに情報発信していこうかと考えております。

おはようございます。
ライフコンサルタント&経営コンサルタントの松浪辰也です。

 

本日は、朝起きたところ、

インスピレーションが働いたので、その話をします。

 

普段、地域資源活用事業の専門家として、

新ビジネスの支援を中心に実施しています。

例えば、新しいビジネスの開発や、

新しいビジネスの販路開拓などです。

 

その時、決めていただく項目は、次のとおりです。

・新ビジネスのコンセプト

・収支計画

・活用する既存組織の経営資源と強み

・活用する地域資源

・地域活性化の効果

・当社ならではの創意工夫

・既存のビジネスとの違い(新たな取り組み)

・商品またはサービスの内容

・商品またはサービスの特徴

・競合品、類似品との比較

・対象顧客(=ターゲット)

・対象顧客の求めていること(=ニーズ)

・市場規模

・販路

・プロモーション方法

・実施体制(組織内部)

・実施体制(外部連携)

・現状の課題

・現状の課題に対する対応策

 

上記は、地域資源活用という視点が入っていますが、

それ以外は、通常の新ビジネスの支援と変わりません。

 

どんなビジネスを実施するにせよ、

上記項目に当てはめていけば、良い事業計画が立案できます。

 

中小企業診断士では、受験科目の1つとして、

「新規事業開発」という科目があります。

一般的なビジネスプランの作成手順は次のとおりです。

 

①ビジネスプラン作成目的の明確化

  ↓

②資料や根拠データの収集

  ↓

③事業戦略の立案

  ↓

④ビジネスモデルの検討

  ↓

⑤事業コンセプトの確立

  ↓

⑥ビジネスプランの作成

  ↓

⑦ビジネスプランの見直し

 

最近は、色々な補助金が出て、補助金取得のために、①~⑤を飛ばして、いきなり⑥の事業計画を作成しようとする風潮が一般的になっているようで、危惧しております。

 

苦労して補助金を取得したものの、結局、新事業が開始できず、補助対象経費を支出しただけで終わるケースは最悪です。経験にはなるかもしれませんが、時間と資金の浪費となります。

 

私は、事業計画作成というものは、補助金取得の手段ではなく、企業が成長・発展していく手段でなければならないと考えています。

 

本来、補助金はそういう性質のものですが、国の担当者や支援する専門家でも、誤解している場合が少なくないため、注意する必要があります。

 

あと、事業企画を立案する際に、おすすめするのがブレーンストーミングです。

 

ブレーンストーミングとは、新たなアイディアを生み出すための方法の一つです。事業企画の何人かが集まり、他人の意見について「批判厳禁」のルールで、どんどんアイデア出しを行います。

 

その時、結構ありがちなのが、過去の慣習や、場所を固定して考えてしまうことです。

 

良いアイデアを出すためには、過去の慣習や、場所を固定して考えてはいけません。

 

でも、結構、世の中の人は大抵、そういった頭の発想をしてしまうようです。勤めている会社のルール、所属する組織・団体のルール・契約、過去の失敗経験等々、一定の枠組みで、考えてしまいがちです。

 

しかし、そういったルールや契約、経験等を全部取っ払って、「批判厳禁」で議論するのがブレーンストーミングのルールです。他人の発言に、どんどん乗っかることはOKです。そうすれば、アイデアが、どんどん膨らみます。

 

ブレーンストーミングは「発散」の技法と言われ、その後、現実的にビジネスプランに「収束」していかなければならないのですが、最初に、そのプロセスを経ると面白いアイデアがどんどん出てくると思います。

 

以上は経営の考え方ですが、人生においても同様のことが言えます。経営でも人生でも、既存の枠組み、過去の経験の延長線上で考えていては、「改善」レベルの発想しかできません。今、求められているのは「改革」なのではないでしょうか?

 

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