Blackpink ROSÉのインタビューでわかるK-popの位置 | アカデミアからのぞくJ-POP, K-POP, HIP-HOP

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このブログではアカデミックな立場から(主にアメリカで)どのようにJPOP, KPOP, HIP-HOPが認識・議論されているかを文献なども紹介しながらお話ししていきます。のんびり書いています♪

こんにちは。

グローバルに進出した

K-popスターがK-popをその後どう

扱っていくのか、どう認識しているのかに

興味があるので、このインタビューは

とても参考になりました。

 

ROSÉのインタビュー

(英語です。のちに見返すメモのため)

 

 

ブルーノ・マーズとのコラボ曲APTが

ヒットしてもうBlackpinkのROSÉというより、

完全に独り立ちしてグローバルスターとして

活躍するROSÉ。

 

お話を聞いていて、「自由になりたかったんだな」

ということが伝わってきました。

等身大で飾らないキャラクターで、人として

魅力的。

大スターなのに親しみやすさを感じました。

 

このインタビューを聞いていて、

ROSÉはK-pop卒業したな、と思いました。

K-popは大スターになるためのステップ。

色々な辛いことも耐えて頑張ってきたからこそ

今がある。

もちろん、Blackpinkのメンバーのことを

自分と同じ人種の人間、姉妹のように

思うしBlackpinkのグループ活動は

続けていくとのこと。

ですが、彼女の感覚として

今回のアルバム制作で本来の自分を

取り戻し、自由になったということは、

今までかなり無理をしていたんだということが

わかりました。その段階は卒業。

 

なるほど。どうりで彼女のアルバムが

全くK-popじゃないわけだ。

 

彼女の中ではK-popをカルチャーとして

世界に広めるという活動はないようです。

(批判ではないです)

K-popから不安ながらも

飛び出て「本当の自分をやっと出せた、できた!」

という感覚が伝わってきました。

作品は、ROSÉという個人を表現したものですね。

K-popの先にあるものはやはり、pop

のようです。

彼女のバックグラウンドも関係していると

思います。16歳ぐらいまでオーストラリアに

いたそうです。ですので、完全な韓国生まれの

韓国人という感覚ではないかもしれません。

アイデンティティーがオーストラリア人なら

確かに韓国文化を背負う方向にはいかないですね。

それも一つの選択として間違ってはいないと思います。

自分の人生なのでそれでいいんです。

選択は個人がするもの。

 

APTという飲み会ゲームが韓国文化だから

全く韓国語を入れていないということでは

ないですが、彼女のアルバムで

韓国語が少し入っているのは

この曲だけ。

アルバムを一通り聴いてみましたが、

どうしてもK-popを期待してしまうので

APTが一番良かったです。

ブルーノ・マーズもノリノリでキャッチー。

あとの収録曲は・・・サブリナ・カーペンターっぽい

曲だな〜という印象でした。

(これは私の私見です。偏見ですので

悪しからず。)

Kを取ることがステップアップと捉えることも

できる。Kがとれた。私は一皮剥けた、と。

つまりK-popはPopのサブカテゴリー(下に位置する)。

 

K-popがグローバル人気が出て、

グローバルで活躍すると自然と

K-popの枠組みを出て、

popに行くアーティストも

出てくる。

これがK-popにとってどのような

インパクトがあるのか、Kがついている

ことに不満を抱くのか(ここを

目指すことが、またはK-popの

枠組みから出ることが最終地点なのか)

考えてみたいと思います。

 

それではまた。