タロット講座:タロットを学ぶ上で大切なこと | アカデミアからのぞくJ-POP, K-POP, HIP-HOP

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こんにちは!

 

今日は、タロットに関して。

 

 タロット講座:タロットを学ぶ上で大切なこと

 

をお話ししていきます。

タロットを学ぶ上で一番大切なこと。

 

タロットの意味を正確に理解すること。

 

多くの方ができているようでできていません。

しっかりと使いこなせていないのです。

使いこなせなければただの紙切れ。

(そもそも、絵カードなんですけどね。)

 

タロットカード一枚一枚には、

基本の意味があります。

漢字のようなものです。

「赤」という漢字を見れば、

「あか」と読み(もちろん音読みもありますが)、

色味が頭に浮かびますね。

それが「赤」の基本です。

そこから熟語になったり、

文脈によって内容が

派生していくことがありますが、

基本的には「赤」の意味そのものが

変わることはありません。

 

タロットカードも同様です。

基本の意味をしっかりと押さえておく事。

何の脈略もなく、意味が勝手に

ついたわけではありません。

例えば、一般的に「ライダー版タロット」が

よく使用されていますが、

著者のアーサー・ウェイトはオカルト研究者であり、

イギリスで当時名の知れた、シークレットソサエティー、

ゴールデンドーンのメンバーでもあったので、

カード一枚一枚の意味を彼の長年の研究と経験をもとに

プロフェッショナルな目線で意味づけしていきました。

ランダムではないのです。

(クリスチャンやカバラの影響が

強すぎるので、そこはある程度

緩めてもいいとは思いますが・・・)

 

ですから、その意味合いを否定するということは、

タロットの全システムを否定することにも

繋がりかねません。

 

そうすると、「赤」は「あか」と呼ばなくてもいいよ、

「しろ」と読んでもいいんだよ、

ということになりかねないのです。

ですから、オリジナルの意味というのは

ある程度尊重しておいた方が

いいということです。

その上で、直感を大切にしたり、

派生的な意味合いを追加していくことは

可能だと思います。

 

ですが・・・結構でたらめなことを

言っている人が多いです。

公開動画を私も時々試しに見たり

しますが、ため息が出ます・・・。

ネガティブなことを言って

人が傷つかないように、また、

収益につながる動画の再生数を

増やしたい・・・

このような意図で結局、タロットを

しっかりと読めていない人が

多いです。残念ですが。

 

コインの5はマイナスの意味しかない

 

コインの5(もしくは、ペンタクルの5)という

カードがあります。コチラ↓

 

 

見た感じ、悲惨ですよね。

 

このカードには、プラスの意味は、

はっきり言ってありません。見ての通りです。
プラスの意味は「後から」

アドバイスや対策として出すのです。
最初からこのカードの意味に

プラスの意味はない、と理解してください。
基本的な意味は「損失」です。

このカードの絵からも想像できますね。

 

裸足の二人(しかも、一人は松葉杖をついて・・・)

雪の中を歩いています。

ステンドグラスの前を歩いているので、

大きな教会がありそこにいけば多分、

助けてもらえるのかも知れないですが、

気づかないのか、諦めているのか、

この二人は、教会に入って助けを

求めようとするそぶりは見せていません・・・

さぁどうなる!?

 

こういうカードです。

コイン(物質)のカードなので、

経済的な損失をしたり、

家を失ったり、

失業したり、

大切な人を失ったり、

惨めな感情に浸りきっている状態。

貧乏カードと呼ばれています。

貧乏なマインドセット。

そういうマインドセットでいれば

ずっと貧乏のままなんだよ、という

警告です。

 

このカードを引いて、

よくなりますよ!

というふうには言えません。

むしろ、このカードを教訓にして、

マインドセットを変えていこう。

必要な援助があるかどうか見ていこう、

という学びに変えていくのが適切でしょう。

それをこのカードが「結果」の位置に出た時に、

 

「あぁ。冬の間に全てが実りますね。

冬の間に乗り越えたよ、と出てきました。」

と読んでいる人を見たことがあります。

 

このカードにそのような意味はありません。

実ってもいないし、乗り越えてもいないのです。

そこからリーディングをスタートさせると

全てが辻褄を合わせるリーディングに

なっていってしまいます。

そのようにいきなり、

都合のいいようにカードを

解釈してしまうと

正確なリーディングはできません。

この場合は、

「今、何か行き詰まっていませんか?」と、

まずはクライアントの方に聞くべきなのです。

(もちろん、動画でランダム視聴者への

リーディングでは個人的にクライアントに

向き合うことは無理ですね)

 

本来のカードの意味に忠実に、自分を信じる

カードを使いこなせないのなら

使わなくていいのです。

タロットカードは人間に必要なものか、

というとそうではないです。

でたらめに読むくらいなら

別のことをしたほうがいいかも知れません。

時間の無駄です。

カードを使うなら、

思い切って、カード本来の意味から

飛躍しない読み方をすることです。

正直にカードと自分に向き合うこと。

それがタロットの真髄です。

その思い切りのない人に

タロットを使用する価値は、

はっきり言ってないです。

タロットカードを他人に読むには

相当な覚悟が必要なのです。

その覚悟なく、全てをポジティブに読み、

「私はみんなを元気づけたい」という

訳のわからないコメントをしている人が

目につきます。

タロットの目的を理解していない人の

無責任な発言です。

 

ご自分を大切に。

ご自分の解釈を信じて、

素直に生きていきましょう。
ランダムな視聴者向けの

一般公開リーディングに

振り回されるのはやめましょう。

この世で起こることは全て学び。

学んで幸せになればいいのです。

カードは必要ないかもしれません。

 

それではまた。