HYBEの次のターゲットはアメリカとラテン音楽市場 | アカデミアからのぞくJ-POP, K-POP, HIP-HOP

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このブログではアカデミックな立場から(主にアメリカで)どのようにJPOP, KPOP, HIP-HOPが認識・議論されているかを文献なども紹介しながらお話ししていきます。のんびり書いています♪

こんにちは!

 

本日のテーマは、

 

 

 HYBEの次のターゲットはアメリカとラテン音楽市場

 

ということで今日は、Bloombergの記事を元にお話ししていきます。

 

引用元BTS Mogul Hybe Eyes US Targets After Failed Takeover Bid for SM

 

BTSの生みの親である、

K-POPの大手HYBEが次に

狙うのは、

  • アメリカのプロデューサーとラテン音楽
  • K-POPの成長の衰退に伴い【買収】が必要

ということらしいです。

 

HYBEのチェアーマンである、

バン・シヒョク氏は、

これからは、ラテン音楽市場と

アメリカの音楽ブランドへ参戦

することがK-POPを強化するのに

重要だとおっしゃっています。

 

HYBEのライバル会社SM買収の

可能性はなくなり、これからK-POP

をどう強化していくのかという

意向を示されています。

 

これからはHYBEのアメリカ音楽レーベルの

買収劇が始まるような気配です。

吉と出るか凶と出るか。

 

気になるのは、バン氏の発言、

K-POPの需要がそれほど

伸びず、危機に陥っている

 

これは、少し気になります。

 

そして、もう一つの発言、

 “This doesn’t look like a temporary trend. 

We are going to find ways to make breakthroughs 

regardless of BTS.”

この傾向は単に一時的なもの

ではないように思える。

私たちはBTS(のカムバック)に

関係なく、突破口を見つけるでしょう。

 

特に、東南アジアでのK-POPの需要に

衰えが見え始めているらしいです。

しかも、このBloombergの記事には、

 

the genre’s appeal is falling in some Southeast Asian nations 

after BTS disbanded

BTS解散後、東南アジアのいくつかの

国において、このジャンル[K-POP]の人気が

落ち始めている

 

だから、アメリカと南米音楽へ?

本当なんでしょうか。

確かに、$1 billion (100億円以上)で

ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデが

所属するイサカ・ホールディングスを

買収できる規模ですから

本気かもしれません。

 

そして、しれっと、"BTS disbanded" 

書かれているのですが、え・・・

『BTSが解散した後・・・』

 

解散したことになっている滝汗

 

英語なので、これはどういう意図が

あってのことかわかりませんが、

この記事にはこのdisband(解散する)

が使われています。

 

ここにきて、BTSにはもう頼れない

ということは明らかです。

(終わった・・・のではなく、

次のチャプターという前向きな

表現の方がいいですね)

BTSは解散ではなく、活動休止だと

理解しています。

 

この記事を書いた人が、

"disband"「解散」という言葉を

使用したのには理由があると

思っています。

BTSが解散した事実はなくても

「解散した」という「認識」が

この方の頭にあったからでしょう。

それほど自然な流れにもう

今、なっているのかもしれません。

(意識的にせよ、無意識的にせよ、です)

ただし!これからどうなるかは、

誰にもまだわからないのです。

 

ただ、K-POPの世界は、目まぐるしく

 動く世界です。

サイクル化しています。

HYBEの懸念は、BTSの活動が

落ち着いても、次にBTSに匹敵する

グループがまだまだ出ていない、

というところかもしれません。

つまり、どうしても

BTSがピークだったと思わざる得ない

状況なのです。(BTSのヒットが

すごかったのですが・・・)

アメリカへのビジネス進出が焦りから

でないことが重要です。

 

K-POPはこれからどこに

向かうのでしょうか。

気になるところです。

 

それではまた。

 

〜Your advisor Mimi