みなさん、こんにちは!
先日から雪がすごかったです。
本日は、
続々と日本へ留学生を送り込みます
KPOP関連の、特に日本語の雑誌、新聞記事などを目にすると
自虐的な文面が目立ちます。
例えば、記事のタイトルも
「だから日本はダメなんだ」や、
「JPOPは終わった、世界にいけなかった」や、
「もう、音楽ではKPOPに先を越されどうにもならない日本」
などなど、煽る記事を見かけます。
キャッチーと言えばそうですね。
キャッチーなタイトルは大切です。
確かに分析をされて書かれているから記事が
パブリックにオープンになっている
のでしょうし、正しいのかもしれません。
が、人間はある物事に対し、意識すればするほど
脳は水面下でそのような証拠を見つけようとさらに
稼働するので、批判を書けば書くほど批判的な証拠を
見つけることができます。なぜなら、脳がそのように
作動しているからです。
人間は前日考えていたことの8割を翌日も考えていると
言われています。脳科学の研究でわかってきていることです。
ですから、あまり同じことをずっと考えていないで時には
気分転換をはかることが大事です。(考えていることにもよりますが)
「引き寄せの法則」ということを耳にしますが、
結局、あまり驚くべきことでも不思議なことでもなく、
脳というのは人間の意識している以上に動いているということです。
知らず知らずのうちに同じことを考えていて、「引き寄せ」が起こった
ように感じるのですが、考えて行動していたのは自分です。
というわけで、洗脳って怖いなと思うんです。
私は日本文化・言語をアメリカの大学で教えているので
日本バッシングをする立場にはないです。
中立的な立場を取りつつも、日本の「よさ」を知ってもらい
学生たちに日本語の勉強を続けたい、日本に留学してみたい、
できれば日本人と関わりを持って仕事にも活かしたい・・・
と思ってもらうようなクラスや雰囲気作りを心がけないと
いけないので、たまに目にする過剰な日本叩きなどに
自分も反応してしまうこともあるんですね・・・
人間ですから。
また、今の音楽やJPOPなどを調べると、
KPOPが出てきて、そこで、KPOP関連の記事(日本人ライターの記事)
を読んでみると、KPOPとJPOPを評価する場合、JPOPに足りない
ところを指摘している記事をよく目にするようになりました。
そして、もっと辛辣な記事になると、自虐的とも取れるような
書き方をされているライターさんもいらっしゃって、読んでいて
辛くなります。で、そういうわたしも潜在意識で(無意識に)
そのような記事を探しているのだと思います。
だから見つけてしまう。私も自虐に走ってしまいます(苦笑)
ただ、私の立場で日本叩きしていると仕事にならない(汗)
日本の良さが伝わらなければ、日本語に興味を持ってもらえないし、
日本の宣伝しないといけないので必死なんです。
ですから、私も自分のマインドコントロールが大変です。
議論も批判も研究する上では大切なことですが、過剰な自虐は良くない。
そう思います。
私のクラスを受けている学生は、日本の「独特な」文化に
興味があるようです。
アメリカ人の学生たちは、
「日本人は感情をあまり外に出さない」
「日本は綺麗で安全だと思う」
「日本人はおとなしい」
「日本人は礼儀正しく内向的だ」
「日本の食文化が独特だ」
「日本の宗教観が独特だ」
「日本の神道(アニミズム)が独特だ」
「日本の伝統的な美意識(わびさび)が独特だ」
など、このようなことに興味があるようです。
ポップカルチャーに関しては、アメリカでは
アニメが強いです。
とにかく、アニメの力は大きいですね。
アニメからJPOPを知っている学生が大半です。
このように、日本の魅力というのは、一つだけではなく、
いろんなところに分散していると感じます。
ただ、KPOP関連に行くと、心が萎えますね(笑)
なぜか、日本人のライターさんも若干自虐に向かっているように
感じます。(日本人は自分を責めてしまう傾向にありますね)
JPOPと比べてしまうからなんだと思います。
ところが、JPOP中心に書いていらっしゃるライターさんの
記事を読むと、当たり前ですが、JPOPのいい所や
見どころなどを書いていらっしゃるので読んでいて報われる
感覚になります。
結局、受け取る側の人間の状態も大事ですね。
感情のコントロールがいかに大切かを思い知らされます。
自分が正しいと主張すればするほど他者との摩擦が起こり
国家レベルでは戦争にまで発展するのです。
自分が正しい(=相手が間違っていると指摘)という主張は
人間にとってのチャレンジだと思います。
私もこのようなことを考えながら、両極端にならないように
気をつけています。
日本のいいところも悪いところも両方見て、評価をし、
過度に自虐的にならないように学生への指導もしています。
COVIDの規制が緩和され、今、私の学生も続々と日本への
留学の手続きに入り、やっと日本に留学ができる!と、とても
喜んでいます。
今年から来年にかけての留学希望者が増えてきました。
頑張ってほしいですね。
それではまた。
〜Your advisor Mimi