こんにちは!
Mimiです♪
今日は、
「次のBTS」を探し続けるUK &US市場
というテーマでお話しします。
探し続けて一生が終わる!?
さて、ニューヨークタイムズや、フォーブスの記事に
最近よく見かけるようになった見出しです。
BTS lands a third No.1 on the album chart
in less than a year - The New York Times
BTS has charted four No.1 albums faster than
any group since The Beatles - Forbes
一年で、三つ、四つのアルバムがチャートNo.1になるのは
「ビートルズ」以来の快挙。
「ビートルズ」以来という言葉がいろいろな場所で
飛び交っています。(学者も含めて)
このような快挙はK-POPどころか、どのような
グループも達成したことはないのです。
BTSはK-POPの枠を超え、BTSの成功も
あってK-POP人気に拍車がかかったとも言えます。
UKでヒットしたグループ、One Direction
をプロデュースしたサイモン・コーウェルも
「K-POPに勝てるUK-POPグループを!」
と意気込みオーディション番組(X-Factor)で
グループをデビューさせようとするも・・・失敗。
BTSを超えるグループをもう一度・・・
これは、UKだけではありません。
K-POPエージェンシーも必死です。
J-POP業界もそうだと思います。
今の所、アメリカやUKで注目されている
ポストBTSのポジションを狙うとされる
K-POPグループは、以下のグループのようです。
(アメリカ・UKに限定された情報)
SuperM (SMエンターテイメント)
Stray Kids (JYP エンターテイメント)
Black Pink (YG エンターテイメント)
ただ、売り上げデータやコンサートの
収容人数などを比べるとBTSには及んで
いません。
これらのグループの中でも
SuperMは特に、BTSが頭角をあらわし
始めた頃から海外でのプロモーションにも
力を入れていたグループのようですが
BTSのような結果は出せていません。
メンバーの兵役もあり現在、活動は休止中。
BTSも今年からメンバーが兵役に入り、
ソロ活動にシフト。
ポストBTSは誰!?と騒がれています。
Black Pinkも確かにアメリカでも人気はあるよう
なのですが、BTSほどの注目はないようです。
Stray Kidsは最近、メディアに『次のBTSか!?』
とよく取り上げられています。
(↓ 例えば、このような感じです)
今、K-POP界での問題は、結局
BTS基準のようなものが出来てしまい、
「BTSのようになる」ことに必死に
なっていることではないでしょうか。
自分で自分の首を絞めている状態というか。
「BTSが以前、こういうことを
していた」と分析されてしまい、
オリジナリティに欠ける仕上がりに
なってしまう。
音楽も同じように聞こえてしまう。
しかし、BTSができたんだから・・・
と必死になる。
BTSが「セルフラブ」を歌えば
「セルフラブ」を歌うグループが出て、
BTSがダークな衣装でヒップホップを
激しく踊れば、ヒップホップダンスを
極めようとするグループが生まれ、
BTSがポップでカラフルな衣装で
アメリカンポップを歌えば、
可愛らしいイメージで売り出すグループが
出てくる。
ですが、ビートルズと比べられるというのは、
どういうことを示唆しているか
というと、K-POPではないんです。
ポップカルチャー「現象」として
捉えなくてはいけない、と仮定すると、
BTSが売れた理由は、
BTSだったからです。
(ハァ〜!?って言いました?)
BTSという個性が生み出した結果
だと言えます。
色々な理由が考えられると思いますが、
全体として、they know what they are doing
「自分たちが何をやっているかわかって
やっている」ことにあったのだと思います。
K-POPでくくろうとするから辛くなる。
K-POPなんだからできないはずはない、
とBTSを意識しすぎて
グループが個性を出せなくなるような
コントロールをプロダクション側がしてしまう。
これが一番よくないことだと思われます。
しかし、BTSを意識しないわけにはいかない。
無限ループです。
これは大きな課題だと思います。
BTSはK-POPの存在を世界に知らしめ
No.1に輝いたけれど、No.2が
すぐに出てこられないほどの差をつけて
成功したので、ドアを開けたは
いいが、閉めてしまったのでは・・・
と、心配もされるわけです。
(誰もがアメリカの大統領に
招かれるわけではないでしょうし・・・)
「次のBTSをプロデュース」
しようというマインドセットでは
おそらくこれから成功するのは
難しいのかもしれません。
なので・・・結局、シンプルな
ところに辿り着くのですが、
「be authentic」ということ
なんでしょうか。これは、時々
文献を見ていても、最後の最後の方で
ちょこっと申し訳程度に書かれている
のを見かけます。
「もっと本物の音楽を追求した方がいい」
というような言い回しです。
近道はないですね。
「本物」とは、あまりにも大きな
言葉でピンとこないのですが、
自分にしかない良さを出していこう、
ということに繋がるのかな、と思います。
もちろんそのようなプロセスを我慢強く
サポートできるプロデューサーの力も
必要でしょう。
それでは、また次回!
〜Your Advisor Mimi