こんちは。靴原です。
ここ数日は冬の寒さも少しは和らいでいるように感じます。
今日は全国津々浦々のサラリーマン諸君に問題提起を行いたいと思う。
タイトルにもある通り、『ボタンダウンシャツはビジネスの場において是か非か。』
フリーランスの方や、比較的服装の自由度の高い職業の人はここには該当しないことを初めに述べておく。
そもそもボタンダウンシャツは、ブルックスブラザーズがポロをする際に襟が捲れ上がらないように、襟の剣先をボタンで留めたことが発祥だ。
つまり、厳密にいうとボタンダウンシャツはスポーツ用品なのだ。
(※ポロ:馬に乗って行うホッケーのようなもの)
しかしながら、ドレススタイルにボタンダウンシャツを着てネクタイをしてる紳士(?)をよく見かける。
私の周りにも多いが指摘すると角が立つので、議論はこのブログで行いたい。
結論から、申し上げると私としては非だ。
これまでに書いたように発祥がスポーツ用品だからである。
※ボタンダウンシャツと普通のシャツの違いfrom鎌倉シャツ
明かに装飾が多く、ドレススタイルに適さないことが分かる。
確かにノータイの時期に襟を綺麗に見せるためにボタンダウンをすることは、むしろロジカルであるが、今回は夏場以外の話だ。
仕立ての良さそうなスーツにボタンダウンを着ている人を見かけるが、
『金はあってもセンスがない。』っていう風に感じてしまう。
場合によっては『常識がない。』とも捉えられかねない。
これは年齢や役職が高ければ高いほど致命傷になる。
大事なクライアントとの商談や、初めて会う目上の方、ココイチというような時は特にシャツのスタイルにまで気を配ってほしい。
気合を入れるときのシャツは、裏前立てでポケットなし、ボタンダウンは論外である。
靴は内羽のストレートチップ、スーツはネイビーかダークグレーが適切だ。
これを読んだ諸兄には、ボタンダウンシャツは休日のジャケットの下に着るシャツだということを確認して欲しい。
【ボタンダウンの何故】
ボタンダウンシャツを愛用する者の多くは、紳士服量販店で購入しているのであろう。
本来は彼らが、ビジネスには適さないと忠告すべき立場であるが、きっと社内教育も行き届いておらず、販売員ももしかすると知らずにボタンダウンシャツを販売しているのかもしれない。
ボタンダウンシャツは製造コストが安いのか、市井にあふれていて残念に思う。