ザスタのクマさん -8ページ目

ザスタのクマさん

あらゆるアート、デザイン、 特に写真が大好きなクマこと熊谷の作品集。

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今日は、土用の丑の日です。
何故『土用丑の日』に鰻を食べる習慣ができたのか? 一番有名なものをお話します。

江戸時代、うなぎ屋がうなぎが売れないで困っていることを、平賀源内に相談しました。
この時の、 「“本日丑の日”という張り紙を店に貼る」 という平賀源内の発案が功を奏し、
うなぎ屋は大繁盛になったのです。これを他のうなぎ屋もこぞって真似するようになり、
次第に「土用丑の日はうなぎの日」という風習が定着したとされています。

夏の土用丑の日のにぎわいと、
江戸下町のうなぎ屋は相性ぴったり。

🎐 土用の丑と下町鰻

 丑の日ともなりゃ、
浅草あたりの夕暮れは、
そりゃあもう騒がしいねぇ。

夕立あがりの石畳がまだしっとり光って、
屋台の行灯がぽつぽつ灯りだすと、
川風がふっと匂いを運んでくる。
焦げたタレとうなぎの脂が
まじりあった、あのたまんねぇ香りよ。

「へい、丑の日だよ、お立会い」 
 
年季の入った暖簾をくぐると、炉端の前に、
いかにも江戸の職人って面つきの親爺が、
きゅっと鉢巻きを締めて立ってやがる。

指は炭で黒く、包丁はよく研がれて、
まな板の上でうなぎがひと暴れ。
 
「おっとっと、そうあわてなさんな。これから天国行きだ。」

屋台のまわりには、長屋帰りの左官や大工が、ひょいっと
腰をかけてる。銭の心配ぁあっても、腹ぺこには勝てねぇ。

「親爺、きょうは丑の日。景気よく一枚、分厚く頼むぜ。」

「なぁに言ってやがる、丑の日じゃなくたって、うちは
いつでも分厚いさ。だがまあ、きょうは“ご利益”つきだ。」

親爺は、炭をつついて火を起こすと、串打ちしたうなぎを
ぱっと並べる。じゅうっと脂が落ちて、煙が立ちのぼる。










「昔はなぁ、夏場にゃうなぎなんざ、
誰も見向きもしやしなかったんだ。」
 
そう言って、タレ壺から金の糸みてぇに、
とろりとタレを垂らす。
 
「ところがよ、物知りの先生が来てな。
“丑の日に“う”の字のつくもん食や、
夏負けしねぇ”ってんで、店先にでっけぇ字で
書いてくれたんだ。“本日土用丑の日”ってな。」
 
親爺は目を細めて笑う。
 
「するとどうだ、表にゃ人がぞろぞろ。うなぎが旬だの
何だの、そんなこたぁ誰も気にしねぇ。腹と銭と看板さえ
良けりゃ、季節のほうが言うこと聞くって寸法よ。」










井戸端で洗い物をしていた娘っこが、
ちらりと店の中をのぞいて、すぐ目をそらす。
夕餉どきの、ささやかな色気である。

「へい、丑の日特盛一丁、お待ち遠さま」

焼きあがった蒲焼きが、湯気を立てながら丼におさまる。

「ほらよ、江戸の夏の薬。“土用の丑”って看板代込みだ。」

照りは川面の月みてぇで、
香りは長屋のガキどもを引っぱり出し、
その煙を鼻先で追いかけながら、
裸足のまま店先にへばりつく。 

「親爺、いい匂いだなぁ。」

「今はこの匂いで我慢しな。
大きくなったら、仕事帰りに一人目ーだ!。」

親父がそう言って笑うと、皺だらけの
顔が、炭火よりあったかく見える。

長屋の夕空は、まだ茜色の名残りを
引いていて、どこかの屋根から、
風鈴がちりんと鳴る。

屋台の赤ちょうちんに、湯気がふわりと立ちのぼり、
長屋の裏まで、その香りが、まるで落語の
オチみてぇに、するすると流れていった。

「丑の日の煙は、今年もまた、空のどこかで
源内の鼻先をくすぐっているに違いない、」
と老主人は夕空を見上げながら、
心の中でだけでしみじみと噛み締めた。



今日が良い日となり、

明日がさらに素晴らしい日となりますように晴れ。

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撮影   文   熊谷


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好きなかき氷の味は?


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今日7月25日は「かき氷の日」です。
一般社団法人・日本かき氷協会が制定 。
日本の食文化の一つ「かき氷」の文化を守り、氷業界・かき氷飲食店舗などのかき氷に
関わる業種とのつながりを深め、かき氷の素晴らしさを広めることを目的としています。

猛暑がつづく中で食べるかき氷は、
たしかに「ありがたい」存在ですよね。

✒ カキ氷の日の小品

氷屋の店先に、白い山が鎮座している。
電動の刃が鳴り出すと、固い四角はたちまち薄片に化け、
茶碗の中へふわりふわりと積もってゆく。

山はまだ無垢で、夏の光を受けて青白くひかり、
どこか病人の額のような冷たさをたたえている。

店主は、いちごの瓶を選ぶ。赤い液は、ガラス越しに
午後の光を吸い込み、とろりとした影を作っている。
ひとたび注がれれば、氷の斜面をすべり落ちる
細い流れとなり、途中で何度も小さな雪崩を起こす。
そのたびに、皿の上の夏が音もなく組み替えられていく。

スプーンを入れると、氷はあきらめが早い。
舌の上に触れた瞬間、言い訳もせず消えてしまう。
残るのは、少々甘すぎる香りと、
歯の根のかすかな痛みだけだ。









外では蝉が、まるで世界の終りを急かすように鳴いている。
今年の暑さは、誰に聞いても「例年になく」だという。
人は毎年同じ嘆きをくり返しながら、そのたびに
このつめたい砂糖の儀式へと戻ってくる。

氷は、たった数分の慰めでしかない。
それでも、溶けていく白さを見つめていると、
夏というものが、もともと長くは
続かない幻のように思われてくる。

茶碗の底にうっすら残った赤い水を飲み干して、
私はようやく汗ばむ背中を意識する。

外気は相変わらず熱い。
しかし、喉の奥だけは、
小さな氷河をひとつ隠している。

七月二十五日を「かき氷の日」と
名づけた人々の、いささか風変わりな
真面目さを、私は嫌いになれそうにない。

子供の頃、祭りの夜店で食べたかき氷の色だけを、
年月を経た今もなお言い当てられるのは、
私の幸福な儚い文化への錯覚だろうか。


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撮影  文 熊谷

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ここのところ、夕日が綺麗ですね。そ
れでは夕景のシャッターチャンスを究めるということで。

空が赤くなる夕方は、昼間とは違った雰囲気で
風景を撮影できるシャッターチャンスです。
味わい深い夕焼け写真を撮るにはどうすればいいのか。
実写を見ながら、夕景撮影のコツを解説しましょう。


ホワイトバランスは「太陽光」が基本



絞り:F4 シャッター速度:1/40秒 感度:ISO320 WB:太陽光 焦点距離:30mm


撮影場所はヴェッキオ橋またはポンテ・ヴェッキオ、
フィレンツェを流れるアルノ川に架かる橋。
河の中央が間が抜けないように、漕ぎ行く
カヌーの位置にこだわりました。


夕景を確実に撮るためには、まず太陽が沈む時間と
方角を知ることが欠かせません。
Web検索や天気予報アプリなどを使って、
撮影地の日の入り時刻と方角を調べておきましょう。
そして、日の入りの1時間前には現場に到着し、
撮影の準備を始めたいところです。

カメラの設定は、夕景撮影ではホワイトバランスを
「太陽光」にセットすることが基本です。
「オート」のままではせっかくの赤みが補正されて
薄くなってしまうことがあります。

より赤みを強調したいときは「曇天」や「日陰」を
選ぶのもアリですが、あまり赤が強すぎると
ウソっぽく感じるので注意してください。


撮影モードは、構図を変えながらたくさんの枚数を素早く撮るなら、
絞り優先オートが便利です。オートの設定値が明るすぎて、
太陽の輪郭が白トビする場合には、適宜マイナスの露出補正を加えます。
下の写真は、ニューカレドニアの夕日です。

マイナス1の露出補正を加えることで白トビを抑えつつ
全体に重厚感を与えています。



絞り:F8 シャッター速度:1/1000秒 感度:ISO200 WB:太陽光 焦点距離:70mm

(上下とも撮影場所は今は無くなってしまった
ニューカレドニアからクラブメッド)



鮮やかな夕焼けを撮るためには、西側の空ができる限り
地平線近くまで見渡せる場所が狙い目といえます。
自然風景なら西側に海や湖、丘、草原がある場所、
都会なら西側が見える展望台などです。
世界各地にある夕日の名所を事前に調べ、
そこを訪れるのもいいでしょう。

下の写真は、かつてにあったクラブメッドの夕日の名所です。
残念ながら現在は閉鎖されてしまいましたが、
このときは美しい夕日のグラデーションを撮影できました。

ホワイトバランスをあえて「蛍光灯」にすることで全体を
紫色に染め、別世界を思わせる夢幻的な雰囲気を高めてみました。
まさに「天国に一番近い島」です。




絞り:F5.6 シャッター速度:1/125秒 感度:ISO1600 WB:蛍光灯 焦点距離:100mm



また、夕焼けの撮影は西側の空を狙うことが基本ですが、
ときには後ろを振り返って東側を眺めてみるのもいいでしょう。
東の空は青さが残ることが多く、鮮やかさという点では
西の空に見劣りしますが、夕日そのものではなく、
夕日を浴びて赤く染まった被写体があることも。
下の写真では、雲がオレンジ色に輝いている印象的な光景を捉えました。

椰子の枝の間の間が抜けるのを嫌い、
双発のプロペラ機の位置がはまるまで待ちました。




(次の撮影場所 ハワイ州オアフ島のホノルル市内ワイキキビーチにて)
絞り:F5.6 シャッター速度:1/250秒 感度:ISO200 WB:太陽光 焦点距離:85mm



日没後のマジックアワーに撮る

空の色は時間を経るごとに徐々に変化していきます。
特に日没前後の約30分は色の変化が大きく、
薄い黄色からオレンジ、赤、紫といった具合に
さまざまな色彩を楽しむことができます。

この時間帯を逃さず、構図や露出を変えながら、
たくさんのバリエーションを撮っておくといいでしょう。





(撮影場所、神戸市風見鶏の館)




そして、太陽が沈んだからといって撮影を終わりにしてはいけません。
日の入り後もしばらくの間は、大気中の塵によって光が拡散され、
うっすらとした明かりが残ります。
この「薄暮」の時間は、マジックアワーやマジックタイムとも
呼ばれる絶好のシャッターチャンスです。



撮影場所 (モン=サン=ミシェルは、フランス西海岸、
サン・マロ湾上に浮かぶ小島、及びその上にそびえる修道院)です。




最近、ブログに更新したチンクエ・テッレ・マナローラ。
カメラもレンズも新しい方が間違いなく解像度が高い、

私の場合は5、六年でレンズは買い替えをしているのだが、
昔に比べると、随分とピントがシャープになった。



チンクエ・テッレ・マナローラ、夕方小景絞り:F11 シャッター速度:1/40秒 感度:ISO800 WB:太陽光 焦点距離:35mm




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コロナ禍に
ふとyoutubeで見た
「オトナの教養講座」で、
美術はまた動き出しました。

難しいはずの絵の話が、
居酒屋の世間話みたいにゆるくて深くて、






知識の厚みも、底なしの好奇心も、毒のないユーモアも、
どんな相手にも同じ目線で向き合うあの優しさも、

全部ひっくるめて「山田五郎」という唯一無二の
メメント・モリだったのだと思います。








いつか終わる時間だからこそ、今この瞬間を
面白がることを教えてくれて、ありがとうございました。

心からご冥福をお祈りします。


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猛暑見舞い申し上げます。

ところで今日は米騒動の日。
1918年の今日、米の高騰に怒った主婦たちが県外への米の移送を阻止。
富山県魚津の騒動が新聞で紹介されると、これを皮切りに各地で米騒動が勃発。
警察沙汰どころか、軍隊まで出動して鎮圧していったそうです。



朝刊をひろげると、隅の小さな欄に
「八月からまた値上げ」とある。

パン、電車賃、電気代。二千品目以上と
活字は黒々としているが、驚きは
もう出がらしのお茶のように薄い。

そういえば、大正七年、富山の浜に集まった主婦たちは、
汽船の前に立ちふさがり米俵をにらんだという。

新聞はそれを「一揆」と呼び、軍隊まで出たと記している。
腹の虫の鳴く音が、やがて国を揺らす波になったわけである。
 
もしも、今、彼女らが再び浜辺に現れるとしたら、
それはスマホ画面の向こう側なのかもしれない。




映画『大コメ騒動』から




令和の主婦たちは、レジ袋の前に静かに並ぶだけだ。
声を上げる代わりに、ポイントカードを差し出し、
底値アプリを開き、見えないどこかでさざ波だけが立っている。

怒りはハッシュタグとなって拡散し、
翌朝にはW杯とかスポーツ・エンタメ話題に洗い流される。
 
それでも、レジの列の沈黙をつなげていけば、
いつかどこかで大きな波になるのかもしれない。

もっとも、その波が立つころ、わたしたちの食卓
に何が残っているかは、まだ紙面のどこにも書かれていない。

いいねの数は、軍隊ほどには物価を退かせぬとしても、
人々に自分がひとりでないことだけは知らせてくれる。

小波は、まだ静かに寄せては返している。









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  文  熊谷


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▼6月のあなたはスペシャルランクでした






デンバーは高地の街である。
海から切り離された盆地の空気は乾いていて、
政治家の経歴のように湿り気を失っている。

アメリカ議会で働いていた、と彼女は何度も繰り返した。
言葉はたいてい複利で膨らむ。

パトリシア・シュローダー下院議員
「インターン」と呟いた舌が、
議会関係の公務はアメリカ国籍ではないと無理。
年月を経て実際にはない仕事、「立法調査官」とまで

出世したのは、きっと日本語の魔術と
拍手喝采を好む衆愚のせいであろう。

八ヶ月という季節は、履歴書の上では「約二年」にも
「在任中」にもなり得る。政治家の時間感覚は、
選挙ごとに暦を燃やすためにある。

彼女の最大の売りは、ワシントンではなくデンバーで
過ごしたその日々だったという。ビルの谷間でコピー機に
紙を詰まらせながら、いつか「米議会で働いていた」という
一行に変換される自分の姿を、どこまで想像していただろうか。

雑用をこなす指先は、将来の公文書に押される「虚偽ではない」
とする答弁のスタンプを、まだ知らない。



高市氏と真逆のリベラル実践的フェミニズムの立場を取っていた。
民主党パトリシア・シュローダー下院議員、連続12期にわたり務めた。



インターンという言葉は若さと無給と従順さを含意しているが、
政治家にとってはあまりに控えめすぎたらしい。
そこで肩書は着替えられ、やがて自分でも
本来の服がどれだったか分からなくなる。

聴衆は物語を欲しがる。日本初だとか、世界でただ一人だとか、
何でもよい。遠い国の議会で、名も知らぬ議員の下にいた時間は、
国内向けのパンフレットの上ではいともたやすく
「最大のセールスポイント」に変貌する。
売り物がこれしかないのだとしたら、それはそれで哀しい。

だが、経歴を疑われるたびに、彼女は「間違いではない」と
静かに言い張る。嘘と誇張と翻訳の継ぎ目は、
長く使い込んだカーペットの境目のように、
当人にはもう見えなくなっているのだろう。




ロッキー山脈東麓、シカゴとサンフランシスコのほぼ中間に位置する。
コロラド州の州都デンバー


八ヶ月のデンバーは、それでも現実としてはそこにあった。
乾いた風、落ちかけた夕陽、議員事務所の狭い机。
そこに座っていた若い女は、未来の自分が「詐称」と呼ばれるか
「誇張」と呼ばれるかなど、想像もしなかったに違いない。

彼女が書き換えたのは経歴だけではない。
あの日々の質感そのものが、拍手の大きさに合わせて
塗り替えられていく。私たちはそれを苦笑いしながら眺めているが、
自分の履歴書の片隅にある、盛り気味の一文から目をそらしている。
デンバーの空気のように薄い誠実さを胸に抱え、





今日も誰かがSNSで「事実に反しない」と告げ、
誰か達がバズっている。しかしそのたびに、八ヶ月の真実。
本当の重さは、少しずつこの国から遠ざかっていく。

誇張された肩書きだけが、これからも
選挙と論争の中で独り歩きを続けて。
そのたびに、デンバーの薄い日暮れだけが、

本当の時間として、誰にも呼び戻されないまま遠ざかっていく。





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暑中見舞い申し上げます。

☀ 金の女神の夏

スタジオの照明が、ひとしずくの水まで数えあげるように、
金の髪と金の水着を照らしている。

金髪の美少女は女神ではない、だからこそ、笑顔の端に
少しだけ人間の弱さを残したまま光を受けとめている。

レンズの前で少しだけ緊張した横顔には、
それでも微笑みの予感があり、
見ているこちらの胸のどこかを、
そっと明るくしていきます。

弾けた水が、翼にも似たかたちで少女の背にかかると、
なにか遠い神話の頁が、音もなく開かれた気がする。

名をテュケというギリシア神話の女神も、
きっとこんなふうに、時おり水遊びをしては、
人の世に運のかけらをこぼしたに相違ない。

そして、ここは海でも神殿でもなく、
ただのスタジオにすぎないのに、
シャッターの音だけがひそかに
「ラック」という呪文を唱え続けている。

水しぶきは翼となり、見る人のまぶたの裏にだけ、
秘密のユートピアの輪郭を残していく。






テュケー(古希: Τύχη, Týchē)は、ギリシア神話における都市の財産と繁栄、
そしてその運命を司る中心的な女神であった。その名は「運」を意味するギリシャ語。






💧 水しぶきの祈り

ギリシアの女神は、本来もっと気まぐれで、
気前も悪かったはずだ。なのに、

この写真のテュケは、やたらとサービス精神がいい。
水の羽を派手に弾かせながら、「ほら」とでも言うように、
金運と幸運を、画面のこちら側へ散らしてくる。

ふわりと広がる水の羽は、翼というより、
まだ名前のないユートピアへの切符だ。

ユートピアとは、遠方の地名ではなく、
こうして一瞬だけ輝きを分けあう
心づかいだと、写真の女神は黙って教えている。

飛び散る水の羽は、見ている人それぞれの
「こうなったらいいな」を静かに拾い上げ、

濡れた床に小さな光の文字を落としていく。

どうかこの写真がタイムラインを流れるあいだだけでも、
あなたの今日の気分に、少しばかりの金色の運と、
やわらかな幸運が貼りついていますように。






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この夏、海に行く予定ある?


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海の日のそもそもの由来は、1867年7月20日に明治天皇が「明治丸」という汽船で東北から横浜まで無事に帰港された出来事にあります。
これにより船の安全性が証明されたとして、7月20日が「海の記念日」に制定され、その後1995年に「海の日」として祝日となりました。
先述したように、現在はハッピーマンデー制度のもと「第三月曜日」が海の日です。



関東はいよいよ梅宇明け。
しかも七月二十日が「海の記念日」だと云ふことを、
私は暦の上でよりも先に、モニター上の砂の上に並んだ
パラソルの列でいよいよ夏も本番だと確認した。

日本では、あの日を合図のやうにして、
砂浜に木造の粗末な小屋が建つ。

板にペンキで書いた「海の家」の三字が、
潮風にさらされながら、焼きイカ、焼きそばだのを、
いかにも安価な幸福そうな名で呼び立ててゐる。

3年前、南仏ニースの海岸を歩いたときにも、
私は同じやうな合図を見た。

そこには板葺きの小屋の代りに、
白地に紺の輪を縫い込んだ縞模様のパラソルが、
砂の上に規則正しく突き立てられてゐた。

帆布の白は、地中海の光をはね返して、
かへつて眼に痛いほど眩しい。








その下に寝そべつてゐるのは、
焦げた肌の紳士や夫人たちである。
誰も「海の日」などと殊更な名を
与へてはゐないが、彼らの褐色の肩や脚が、
すでに祝祭の一部になつてゐることだけは確かである。

私がその光景を前に、
ふと日本の「海の家」を思ひ出したのは、
決して郷愁ばかりのせゐではない。

日本の浜辺では、海は一夏かぎりの
仮小屋の向うに現はれる。

ニースの浜辺では、
海は洗ひざらしの帆布の白さと、
紺の輪の上に照りつける陽射し越しに。

どちらの海も同じ塩辛さを持つてゐるのに、
その祝ひ方はまるで違つてゐる。

七月二十日が来るたびに、
私は暦をめくるより先に、
ふとあの縞のパラソルを思ひ出す。

日本の渚に立つ私の背後では、
焼きそばの匂ひが立ちのぼつてゐる。

その匂ひの向うに、
いつか見た地中海の光が、
いくらか、場違ひな顔をして、
しかし確かに揺らめいてゐる。



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よく食べるのは何バーガー?


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今まで食べた高級品は?


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最近は牛丼くらいしか、牛肉に縁がないないかな・・・

今日は松阪牛の日。

まずは千葉県船橋市に本社を置き、
全国で松阪牛を通信販売する株式会社やまとダイニングが制定。

日本を代表する和牛の松阪牛(まつさかうし)の個体識別管理システムの運用が開始された2002年(平成14年)8月19日にちなみ、毎月19日を記念日とした。

松阪牛の美味しさをアピールし、業界全体を盛り上げることが目的。
記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

松阪牛とは、但馬牛の他、全国各地から黒毛和種の子牛を買い入れ、
三重県松阪市及びその近郊で肥育された牛のこと。日本三大和牛の1つ、
「肉の芸術品」の異名を持ち、霜降り肉になっているのが特徴。


牛丼のつゆは、夕立上がりの舗道のような匂いがする。
安くて、早くて、腹だけは確実に満たしてくれる
その丼をかき込んでいると、店内の時計の下に小さな
ポスターが貼ってあるのに気がついた。松阪牛の日、とある。








あの霜降りの貴族、脂身の公爵である。
対して、私の丼ぶりに横たわるのは、
庶民派の薄切り牛肉で、
タマネギと一蓮托生になっている。

三重の山あいで九百日も飼われ、
証明書まで付けられて旅に出る牛と、
今、私の箸先でほぐれてゆく薄切り肉との
あいだには、どれほどの距離があるだろうか。

産地と等級、霜降りの模様や地理的表示保護制度の説明などを、
私はどこかで読んだ記憶があるが、眼前の丼には産地も血統も
記されていない。ただ、腹が減っているという事実だけが、
湯気となって立ちのぼる。

もし私が松阪牛のすき焼きを前にしていたなら、
きっと一切れごとに言い訳めいた感謝を並べたにちがいない。







松阪牛の日に牛丼を食べるのは、
王侯貴族に頭を下げつつ、
ちゃっかり自分の生活を守る、
ささやかな階級闘争なのかもしれない。

会計を済ませて外に出ると、
口の中には、やっぱり庶民の勝利の味が残っていた。






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国民の要望と現政権の目指すものが全く乖離している!
結局なんのための選挙だったのか?! 

これは完全に国民が騙されたということだ!
そういう意味でもあれは不正選挙だったという事だ!







戦後民主主義を食い尽くし、
この国を戦前の闇へ引きずり戻す政権を、
私たちはいつまで黙って見ているのか。
①国家情報局設置、②国旗損壊罪、③武器輸出緩和、
④旧軍階級呼称復活、⑤皇室典範改悪。
血で書かれたはずの戦争の反省を、
一つ一つ踏みにじるような暴走だ。

その一方で、物価高には鈍感、賃金は上がらない、
子どもは減り続け、若者の生活は押しつぶされていく。
真っ先に向き合うべき「いまここ」の苦しみを放置し、
「国のかたち」だけを戦前仕様に作り替える内閣など、

もはや民主主義の名に値しない。この国を、
再び戦争準備の装置にしてはならない。

生活を守らない権力に、未来を託すわけにはいかない。
高市政権を支持しない。その一択しかない。



ほとんど奇人変人、百面相



特にカルトの皇室典範改定(改悪)案は、男系男子継承を一層固定化し、
女性天皇や女系天皇の道を閉ざしたまま「皇位の安定継承」を語っている。
この構図自体が、女性をあらかじめ排除する制度設計であり、
憲法の平等理念や国際的なジェンダー平等の
潮流にも逆行している。

実際、多くの世論調査では女性天皇容認が多数を占めるにもかかわらず、
国会審議はその声を十分に汲み取らないまま短時間で採決が押し切られた。

改定案は、旧宮家出身の男性を養子として迎える道を優先し、
現に皇室で公的役割を担ってきた女性皇族には継承資格を与えない。

この非対称性は、「血統」を名目にした性別と家柄による選別であり、
女性差別の強化に他ならないという批判が出るのも当然だろう。
過去には女性天皇の例もあり、歴史的にも法的にも「男系男子」に固執する
必然性は明確でないとする研究も蓄積している。

それでもなお男性中心の家父長的秩序を護持しようとする
姿勢が透けて見える以上、この改定は単なる技術的修正ではなく、
ジェンダー平等を求める社会の意思を踏みにじる
「改悪」として歴史に残るに違いない






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今日が良い日となり、

明日がさらに素晴らしい日となりますように晴れ。

熊谷

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