小さな親切の日。 | ザスタのクマさん

ザスタのクマさん

あらゆるアート、デザイン、 特に写真が大好きなクマこと熊谷の作品集。

人気ブログランキング参加中です、クリックお願いします。

人気ブログランキングへ



親切だなと感じたこと教えて!


▼本日限定!ブログスタンプ


あなたもスタンプをGETしよう




「小さな親切の日」は、毎年6月13日に制定された「小さな親切」運動の記念日で、
日常の小さな思いやりや助け合いを意識して実践することを呼びかける日です。


六月の光は、まだ本格的な夏を知らない。
街角のビルの谷間にも、うっすらとミルクを
溶かしたような柔らかい明るさが残っている。

通勤の人波の中で、彼女は両手を胸の前にそろえ、
そっと赤いハート型のオブジェを差し出していた。

赤でもなく、桃色でもなく、朝の光を
すくい取ったような半透明のハートだ。
近づいてよく見れば、安っぽい樹脂の光沢が
かえって正直で、こちらの肩の力を抜かせる。

「おはようございます。よろしければ、どうぞ。」

差し出されたのは、
掌にちょうどおさまる小さなハート。
受け取ったところで、
世界が劇的に変わるわけではない。
給料が増えるわけでも、
渋滞が解消されるわけでもない。
ただ、冷えかけていた心のどこかで、
かすかにスイッチが入る。










☀️ ささやかな記念日

六月十三日。「小さな親切」の運動が始まった
日らしいと、帰り道にスマートフォンで知る。

むずかしい理念の話はよく分からない。
ただ、朝もらったハートを指先で確かめると、
この一日の出来事が一本の糸につながる気がした。

バスの座席をゆずること。
ドアを押さえて一歩分の時間をわけ合うこと。
コンビニで「袋いりません」と言いつつ、
店員の「助かります」に少し救われること。

どれも、誰かの人生を変えるほどではないかもしれない。
それでも、そうしたささやかな善意が、見えないところで
積もっていく場面を、ひとは案外よく覚えている。

部屋に帰って、机のすみにハートのオブジェを置く。
窓からの西陽に反射した煌めきが、壁にゆらゆら揺れる。

その揺れを眺めながら、ふと気づく。親切というのは、
誰かのためにするふりをして、じつは自分の心を
少しだけあたため直す行為なのかもしれない。

明日、またあの道を通るだろう。
もうハートを配る彼女はいないかもしれない。
それでも、ポケットのかわりに心のなかに、
見えないオブジェをひとつ、そっとしまっておく。

いつでも取り出せるように。



最後までご覧頂きありがとう。

今日が良い日となり、

明日がさらに素晴らしい日となりますように晴れ

インスタフォロー宜しくお願いします↓↓↓
https://www.instagram.com/naoo_kumagai/


熊谷

ランキングの順位、毎日の励みになっています。 
ほんとうにありがとうございます。
良かったら、下のランキングをクリックお願いします。