増える在留外国人と足りない労働力 | ADRと対話促進型調停

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昨今の円安傾向を受けて、

国外へ出国する日本人の数は減少傾向にあります。


けれども、日本へ入国する外国人の数は年々増加傾向にあり、

昨年の2013年は、初めて1000万人を超え、

年間の入国外国人の数は、約1126万人となりました。


法務省によれば、平成25年末の在留外国人数は約207万人で、

前年末に比べて1.6%増加しました。


けれどもピーク時よりは3.6%程度低い状態で、

特に労働力としての人材は慢性的に不足しており、

現在、先進国間では、外国人労働力の獲得競争が激化している状況です。


既に、人材不足によって閉店を余儀なくされている

チェーン展開のレストランも出ており、

この状況は、オリンピックを6年後に控えている日本にとって、

とても深刻です。


ちなみに在留外国人の内訳としては、

中国や韓国などからの中長期在留者が減少し、

ベトナムやネパール、台湾、フィリピンからの流入が増えており、

彼らの中では、 行き先の国としては、ドイツが人気のようです。


日本と同様に高齢化が進み、

労働力人口の確保が求められるドイツでは、

積極的な外国人労働力の受け入れを進めており、

既に、多くのベトナム人が定住していることもあって、

ベトナム人にとっては安心して行きやすい国、

ということになるようです。


日本は元来、外国人の受け入れには消極的であり、

労働力としてしか見ておらず、

その待遇面などへの配慮は、他の先進国に遅れをとっている

と言えるかもしれません。


今後、優秀な人材を日本に積極的に招き入れていくためには、

受け入れ体制の整備や、在留外国人が働きやすくなるための環境確保が

求められるのではないかと思います。


その上では、調停というのも、大きな役割を占める可能性もあるのではないか、

と思っています。


外国人と企業の間でくい違う主張や、

文化や慣習の違いから起きるトラブルなどを、

前向きに解決することができる調停は、

在留外国人が増える、あるいは、増やさざるを得ない日本にとって

とても貴重な制度になっていくと思います。



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