『うちの父が運転をやめません』 | ナナのブログ

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セミリタイアの夫と静かな
ふたり暮らし。
60代半ば、自分らしく好きな事、感じていることを綴ります。

垣谷美雨 



映画にもなった、同作『老後の資金がありません』  

も話題になりました



○○ませんシリーズ?

 


フォローしているブロガーhg51さんが読まれてて

息子さんが購入されてきたという本

若い人にも関心があるんだと、ちょっと驚き!

私も読みたくなり、図書館でさっそく予約








2019年池袋事故の一年後に出版

父親の頑固さを描いたというより

主人公の50代息子が

その父を通して新たな価値観を見出すお話

垣谷さんの作品は、まるでドラマを見ているように

状況が目に浮かび、とても読みやすい



車ダッシュ



あの池袋事故は衝撃でした

被害者が若い母と可愛らしい娘さん

本当に気の毒でなりません



加害者が86歳の高齢者ということがクローズアップされ

自分の非を認めず、車の欠陥のせいだ

と主張したこともあり

日本中の敵のように、叩かれ批判されました



当然のように、高齢者の運転に対し

厳しい目も向けられ

「○○歳過ぎたら免許返納せよ!」

と厳しい論調にもなりましたね



車ダッシュダッシュ



私の父は、車の運転が大好き

私が小さい頃から

いろんなところに連れて行ってくれました

運転も上手で、無事故無違反の優良ドライバー

頭の中にナビが内蔵されているかのように

道に迷うことなくスムーズな運転~



住んでいる地域は

本に出てくるほどの田舎ではないけど

スーパーに行くにも、かかりつけの病院も

高齢者の2人には、徒歩ではちょっと厳しい

父の車は日常生活には欠かせない



離れて住んでいる私は

高齢者の父の運転を特に疑うこともなく

「運転する時は、お母さんも同乗して

4つの目で確かめて運転してね」

と電話で注意するくらい



父は常々「運転技術は年齢だけで測れない」

「今まで安全運転してきたし自信がある」

と言っていました



呑気な私の意識を変えたのが、あの池袋事故

すぐに、父の大好物の鰻を手土産に

免許返納を説得するため、実家に行き

私の拙く感情的な説得が故に?

なかなか簡単に応じてもらえません驚き



「視力・聴力は確実に衰えていて

運転技術だけではカバーできない」 

「人身事故を起こせば、今までの人生が全て否定されて

私たち身内までも加害者家族になるのよ」



父に、私の言葉の何が響いたのかわからないけど

熱意だけは伝わったのか?

後日、車を手放すことになりました



「色んな所に連れてってくれたよね

お父さん長い間ありがとう」

と伝えましたニコニコ



驚き呆れられますが

90歳まで運転をしていた父

そばにいた母もそれほどの危機感もなく

娘としてあまりにも無責任でした



車を手放してからは、スーパーに行く時は

行きは歩き、帰りはタクシー

今は、食料や日用品は生協を利用

欲しいものがなんでも買えて、不便はないようです




車ダッシュダッシュダッシュ




友達の祖父は、亡くなる93歳まで無事故運転

お向かいの88歳の奥様

免許更新するため、白内障の手術もした

車は自分の大切な足と

返納を考えていない人も多いのも事実



今現在の国が定めたドライバー義務は

70歳から75歳までは高齢者講習

75歳からは認知機能検査の受検高齢者講習の受講

これは免許更新の必要条件

あの事故以降、厳しくなりました



皆さんの車に、自動ブレーキついていますか?

アクセルのブレーキの踏み間違いも

コントロールできる車になれば

高齢者ドライバーにとって大きな安心♡



タクシーも呼べない、過疎地の買い物難民には

車なしでは死活問題

『うちの父が運転をやめません』

のお話のように

円満に解決できればいいですけどね



本にも書いてありましたが

ドイツでは、高齢者に相応しい安全運転をサポートしていて

ゆっくりした速度で運転すべきだとし

「スローモビリティ」という考え方を広めていて

「車は人生の伴侶」というドイツ人の意識がある

車大国らしい考え方ですね





はて…

私は何歳まで運転するのか。。

80?85?

ヒヤリハットがあったらやめます驚き





ちょっと珍しい眼鏡をかけた土偶さん


最近視力が悪くなってきて

夜や雨の日は車の運転しずらい

新しいメガネ作らなきゃいけないね ʕʘ‿ʘʔ