中学3年の夏休みの地区大会。
当時の横浜市は生徒数が大変多く、私が通っていた中学校は各学年15~16クラスあるため教室が足りず、プレハブの教室が建てられるほどであった。
なので地区大会とはいえ、120校(一部クラブチーム)の中で優勝を争う熾烈なトーナメントである。
しかしながら、大会前の練習試合というと連敗に次ぐ連敗でとても大会に臨めるチームの状況ではなかった。
そんな状況で地区大会に突入。一つでも負けたら終わりのトーナメントだ。
普段の練習試合は、学校同士というか顧問の先生同士である程度交流のある学校と行っていたので
地区大会ともなれば戦ったことがないチームばかりで、おまけに相手チームの情報すら
ないので「やってみなきゃわからない」状態である。
1回戦、なんとか勝った。余裕なんて全くない。
次は負けるだろう、次は負けるだろうといいながら、2回戦、3回戦と勝ち進んでしまった。
4回戦くらいであっただろうか。
ついに普段の練習試合で1度も勝ったことがないサッカーの名門校とぶつかることになってしまった。