アドマン3.0=人事になりました。 -33ページ目

アドマン3.0=人事になりました。

サイバーエージェントで新卒採用責任者をしています。

今年から就職活動が後期化したことにより(この辺りの内容は就職活動後ろ倒しの衝撃が詳しい)、各社インターンを連発している昨今ですが(どれくらい増えたか調査してみたい)、インターン受ける側の学生に意識して欲しい(あるいはしたほうがいいことあるよ)ポイントを列挙してみました。

今年からインターンは、就職活動のサブマリン投法と言われるくらい(言われてませんが)、学生にとっては就職先を決める上で大事な活動になってきますのでぜひ。

一応、各社人事と話したり、インターンで成功している学生の意見を多数取り入れてみました。ちなみにここで想定しているインターンはいわゆる本来的な就業型のものではなく、日本で主流なキャンプ型を想定しています。


1. 全力で取り組む(というトレーニングだと思うべし)

けっこう外資コンサルとか外資金融を狙っているような「自称賢い」大学生に多い(ちなみに僕もこのタイプでした)のですが、与えられた課題に対して「本気になれない」奴はけっこう損をすると思います。

本気にならないだけで、少なくてもその会社の人事から評価が低くなる、②チームメイトである学生らからの評価も低くなる、③全力で取り組まないため、個人的に得るものが少ない、という三重苦を味わうことになり、そのために時間を費やすなんてまさに馬鹿。

また実際のシゴトにおいても全力で取り組むことの重要性はあえてここで述べる必要もないくらいだと思うので、賢いならば「全力で取り組む筋力」を鍛える意味でも全力で取り組んだほうが賢いといえるでしょう。


2. 1の範囲でたくさん受ける

やっぱり人生においてこの時期だけだと思うんですよね、いろんな会社の中に無条件で入れるのって。さらに参加したインターンの数だけ自分の中に引き出しができる。これは財産です。

従って、基本的にはたくさんの会社のインターンに参加したほうが間違いなくお得だと思います。

が、1点注意をしておくと、たくさんインターンに参加しすぎてしまい、時間の余裕がなくなる→着地「全力で取り組めない」ことが頻発してしまうともったいないので、注意しましょう。


3. 「インターンが人気の企業」と「人気の企業のインターン」はどっちも受けましょう。

けっこう不思議な現象だと思うんですが、「就職したい企業ランキング」では低いランクなのに、インターンは人気、みたいな企業が存在します。この落差は、成長企業の人材雇用に対する本気度と、人気企業のあぐらかき具合に依拠するところが大きいと思うんですが、学生はある程度見極めて、バランスよく配分したほうがいいかもしれません。

一つチップス的には、インターンが人気の企業は早期に募集を開始してたり、集め方が違ったりするため、優秀な学生が集まる可能性が高く、横のつながりを強固にするためにも参加してみるといいかもしれませんね。


4. 社員とめちゃんこ仲良くなってみる。

これも全く損がないのでやったほうがいいと思うんですが、人事や社員とめっちゃ仲良くなってみるといいと思います。少なくても美味しいご飯くらいおごってくれると思いますし(おごってくれない会社は疑った方がいいw)、ヘタしたら内定に大きく貢献してくれるかもしれません。

今年多くの大手企業は学生に大ぴらにアプローチできないため、人事と仲良くしてくれる学生は重宝すると思いますし、そこを戦略的に活用しない手はないでしょう。


5. ネガにならない。

これも割りとアタマイイ系キャラに多いのですが、グループワークや取り組み姿勢において「ネガ」になってしまう学生がけっこういますし、いると聞きます。

大体ネガになり、モチベーション低下する学生の場合、

・集まっている学生のレベルに不満がある
・主催している社員側の対応に不満がある
・お題が気に食わない


みたいな3つが主なものだったりすると思いますが、そういったものすら「ポジ」で考えられる奴は強いと思うので、ぜひダークサイドに落ちやすい男子諸君(なぜか男子が多い)はご注意ください。


6. アウトプットする。

これはあまりやっている学生を見かけないのですが、インターンで学んだ内容などは進んでアウトプットした方がいいと思います。

情報処理論的に、入力→処理→出力という流れがあり、インターンはまさに「入力」の作業(アウトプットの側面もあるけど)。そこで学んだ内容を読者を想定しながら編集し、文字に起こすことでより深く学んだことが血肉化すると思います。

また現時点で行っている学生が少ないため、やり始めるだけでアタマ一つ抜けることができるかと。


7. 事前にきちんと勉強しておく。

コレ以外と少ないんですが、広告のインターンなら「広告」の勉強を、「新規事業」なら最近の事業トレンドを、などのように、その領域における下調べはしておくべきだと思います。

それを知りたいからインターン受けるんじゃん!というツッコミがあるとは思いますが、キャンプ型インターンは短い期間で成果を出すことが求められるため、インターン一日目の初速がとっても大事。

その初速スピードを上げるためにも事前の勉強は欠かせないものであるため、ぜひとも勉強した上で望んでみてください。


8. 出会った仲間とは仲良くしておく。

時には気に喰わない奴もいるかもしれませんが、この就職活動の時期に、同じような関心事のインターンに参加している奴は仲良くなれる可能性が高く、シゴト人になってからもその関係性が続く可能性があります(僕もあります)。

こうした出会いと言うのは実はあんまり社会にでるとなく(ない人が多い)、だからこそいろんなイベントや交流会が盛んなわけなんですけども、そのような関係性を学生の頃から構築してしまうのはメリットしかないと思います。


9. 「死域」に突入してみる。

ちょっとわかりにくいと思いますが、1.と近いんですけど、死にそうになるくらいまで自分を追い込んでみるのも風情があります。普段の大学生活で「やべぇ、死にそう!」ってことはあんまりないと思いますが、キャンプ型のインターンなどはそれが容易に実現できるのでおすすめです。

なぜおすすめかというと、死にそうなくらいまで(あくまで比喩)働いてみると、自分が今まで発揮したことがないような力や脳の回転が目覚めたりすることがあるのですが、それを体験しておくのは今後の人生において非常にポジティブです。

Yahoo!系列のベンチャーな皆様が必読書としている北方謙三著水滸伝には死域(死の一歩手前の意識も半ば失った状態)」という言葉が出てきますが、まさにそれ。こういう短期的なプログラムでその経験ができると、得るものは非常に大きいと思います。


まとめ。

基本的には「一生懸命」やり、「自分の殻」を破り、「チームプレー」を学ぶ(そうじゃないインターンもあるかもしれませんが)。そうすることで得るものがありますし、そうしない限り得るものがない状態で時間を無為に過ごしてしまうため、ぜひ頑張って見て下さいませ。

ぜひ他社人事の皆さんもご意見下さいませm(_ _)m


昨日はデザイナー採用チームのコアメンバーの皆様と懇親会食(飲み会)。体調が芳しくなく、珍しくノンアルコールでしたが6時間も話し込んでしまいました。皆さん異なるキャリアを歩まれて今の立場で活躍されているため、非常に勉強になりました。

デザイナー採用チーム


ビジネスサイドの人間と異なり(?笑)デザイナーの皆さんは本当に本質思考。採用をどうしようか?という僕らの投げかけから、「そもそも」論としての今の(受け入れる側の)デザイナーのあり方、育成・評価制度などなど、話は深く深ーくなっていきました。

・デザイナーを評価する人間は誰であるべきなのか?どこまで責任を任せるのか?
・エンジニアのようにある程度能力を可視化して成長速度を見ていくべきなのではないか?
・デザイナー独自の徒弟文化のようなものがもっと必要なのではないか?
・広告部門にもっとクリエイティブが強い専属部署があると最強なのではないか?(テクノロジーとセールスフォース、オペレーションはMAXのため)


などなど、大変おもしろい、とはいえ具現化していかなければいけない議論ができました。

サイバーエージェントの強みの一つは、こうした現場社員が採用の前線に本気で取り組んでくれ、真剣に議論を交わすことができるというところ。金曜日の夜=花金にデザイナー採用、人事制度について(時にピロリ菌についてw)話しているアツく議論している会社はそうはないでしょう。

現在技術のサイバーエージェント確立に全社をあげて取り組んでいますが、忘れてはいないクリエイティブの要、情報設計の肝であるデザイナー。採用チームとしても注力していきたいと思います!

サイバーエージェント社のデザイナーの皆様、ご協力よろしくお願いいたします!
弊社サイバーエージェントには半年に一回、約3000人の社員が一堂に会する社員総会というイベントがあります。その中で各種戦略の発表や、新役員の発表などが行われるのですが、その中でも最も盛り上がる?のが、各種MVPの発表。

前半期の新人MVP=新人賞を受賞した男に村井慎二という人間がいるのですが、彼は本当に新人賞の賞味期限と使い方をわかってるなぁ、と日々感心しています。

何をやっているかというと、やたらと先輩社員と飲みに行ってるんですね。僕ももう何回か飲みに行ってすでに仲良し状態。


新人賞を取れば、社内からの注目は一時的に、しかし飛躍的に高まります。一瞬にして名前を覚えられたりします。壇上でエッジの尖ったスピーチをすれば「なんだあいつ!おもしれーのが入ってきたぞ!」となったりします。

この「おもしれーぞ」と思ってもらえる期間はMAX6ヶ月。とはいえ3ヶ月くらいでそこそこみんな忘れ去ってしまうと思うんですが、その期間中に社内ネットワークを強固にしておくというのは非常に重要な仕込みだと思います(別に飲みでなくてもよい)。

村井氏は関西出身の熱血系営業なので、僕の同期のタコヤキこと坂本幸蔵(リッチメディア社長)と似ていると言われることが多いのですが、相当村井は考えて動いてますね。

チャンス(=新人賞)を捉えたら、一気にぶっこみ、レバレッジかける。

とっても大事なことだと思ったので、若い社員向けエントリーでした。