アドマン3.0=人事になりました。 -26ページ目

アドマン3.0=人事になりました。

サイバーエージェントで新卒採用責任者をしています。

個人的にはインターンというつもりがなく、無料の広告学校のイメージだったんだけれども。次世代広告道場、という超インプット重視(講師からするとアウトプット重視)のインターンを関西・関東で展開していました。それがようやく先週終了しました。参加してくれた精鋭学生の皆さん、協力してくれた社員の皆さん、お疲れ様でした。

次世代広告道場


次世代広告道場、とは、「広告」というものをサイバーエージェントの視点で捉え直したらどうなるのか?サイバーエージェントの所有するリソース(広告事業だけでなくゲーム事業やメディア事業など)を広告という観点から学んでみたらどうなるのか?という切り口で設計した初の取り組みになります。


単純に広告を広告部門の人間から学ぶのではなく、

◎ゲームを作っているノウハウをゲームプロデューサーから学び、それを広告に活かす。
◎キュレーションメディアを運営しているプロデューサーからウェブでウケる秘訣を学び、それを広告に活かす。

こういった視点でカリキュラムを作成しました。講義も全5日程で毎回5時間~6時間、講師社員から猛烈な量のコンテンツを学生の皆さんにはインプットしてもらいました。僕も講義を横で聞いていましたが(僕も話しましたが)、かなり濃厚な内容で、間違いなくサイバーエージェントのインターンに参加しなければ学ぶことができない内容だったと思ってます。


某有名広告代理店のD社の社員さんが「サイバーはなんも広告のことわかってねぇ!」と叫ばれていたそうなんですけれども、それはそうだと思います。所謂今までの概念、定義における広告はそれこそ総合代理店の皆さんが作ってきてくれた世界であり、そこにおいて僕らが彼らより知っているわけはありません。そういう意味で「サイバーはなんも広告のことわかってねぇ!」と思います。既存の広告メガネではその通りとしかいいようがない。


ただ別のメガネをかけて広告を見なおしてみると、そこには全然違う景色が見えてくると思うんです。昨今の大きな潮流として、広告はどんどん事業になってきているし、コンテンツになってきているし、デジタルが前提になってきているし、データがめちゃくちゃ取れるようになってきているし、感情が可視化されるようになってきているし、、、と広告の姿形はだいぶ変わってきていると思っていて、そこにおいてはサイバーエージェントが語れるものはいくらでもあるな、と。メディアを作り、事業を展開しまくり、データと格闘してきた我々でないと話せないことはたくさんある。メディアやゲームを運営しながら代理店機能を持つ、という世界的に見ても特殊なビジネス形態をとっているサイバーエージェントであるからこそ、がきっとある。


今回のインターンではそれを言語化し、吸収率の高い学生の皆さんにドSなまでに浴びせまくりました。


さらにインターンの形式にもこだわりました。僕らもそうですが、日本の一般的なインターンでは、①グループを作り、②お題をふり、③学生に提案を考えさせ、④最終日に提案させ、⑤社員が偉そうに判断し、⑥優勝チームを決める、って形のものが多いと思います。僕らもこういうインターンをやっているのでなんとも言えないのですが、なんとなくモヤモヤしていたんですよね。


学生に提案考えさせて、それを評価するだけ。社員はラクですが、果たしてこれでよいのか?と。新規事業を立案せよ、みたいなお題とか社員でも難しいお題を学生に考えさせ、それを評価する、っていうのは自己満足なんじゃねーかと。なので今回、社員側のプレッシャーを高めることにしてみたのですが、結果とてもよかったです。参加してくれたみんなも満足してくれていたようで、とても嬉しかった。


この就職活動が本格的にスタートするこの時期にあえてインターンをぶつけるというところに、我々の心意気が見え隠れしたりしているわけですけれども、実際やってみて本当によかったです。特に関東版で参加してくれた学生の質の高さは今までのインターンの中でも群を抜いて高かった気がします(そういって関西勢を焚きつけてみる)。


とはいえ、本当はもっと色々コンテンツを提供したかったのです。755のマーケティングやグロースハックはどのようになされているのか?とか、グロースハックを手がけるシロクの社員から成長するアプリの共通項を探りだす、とか、優れたプロデューサーからエンジニアとのつきあいかたを学ぶとか(今後の広告案にエンジニア知識は絶対必要)、社内にはいくらでもコンテンツが転がっている。単なる広告作品を紹介するのではなく、ほんとうに意味のある知恵、知識を体得してもらいたいから、次回も超インプット型で行きたいと思います、大変だけど。

ということで、そろそろ17卒向けのインターンなども解禁していきますのでお楽しみに!


※後半追記あり※

本日リリースさせて頂きましたが、弟子入り採用という採用手法を取り入れることにしました。企画してくれた敏腕女性人事のさくら氏、シミハル a.k.a. ヤスハル氏、お疲れ様でした。

弟子入り採用


なんかの記事ではあちゅうが「私も面接官をさせてもらった理由もあるんですけど、もう30秒でわかるんだよね」って発言をされていてさすがだなぁ、と尊敬の念を色濃くしたわけですが、僕は人を見る目がまだまだなのか、面接だけで学生を判断することに非常に危機意識を持っています(ちなみにはあちゅうの近著半径5メートルの野望は名著だから学生のみんなは手にとったほうがいいです)。

筆記試験も怖いです。僕が仮に優秀な人間だったとして、僕が筆記試験を今受けたら確実に落ちます。たぶん僕の周りの優秀な人も筆記とかSPIやって落ちる人いると思います。そんなこんなでサイバーエージェントでは筆記試験も導入していません。

そこで今年からトライアウト採用という、現時点での実力を図らせてもらう採用方式をとらせてもらったり、マルチエントリーという形で少しでも多くの接点を持ち、お互いのマッチングを見ていくという試みを繰り返しています。

就職活動、採用活動というのは大学受験とは異なり、点数の高い人間が上から採用されていくわけでなく、マッチングの世界です。その人が最大成果出せる環境が用意できるか、逆に言えばその環境で最大限成果を出せるイメージが湧くかどうか。

これは面接や筆記試験「だけ」では難しいと思います。「だけ」と書いたのは、面接はある程度必要だと感じるからですが、採用担当はもっと採用方式に工夫をこらしていかないと、それは怠慢であると思うんですよね。

ということで、トライアルではありますが、今回の弟子入り採用を始めることにしました。弟子入りは実は新卒研修でも行われている人気研修であり、今回はその外部化になります。

ただ講義を聞くわけでもなく、ただやりもしない新規事業の案を考えさせられるでもなく、実際に活躍している社員と一緒に働く機会を社員の協力を総動員して創りだすことが出来ました。弟子いる先、つまり師匠役の社員には、サイバーエージェント本体最年少取締役の卜部や子会社社長、役員、事業部長クラスの人間を取り揃えました。

これだけ採用に力を入れられる企業は日本広しといえどもサイバーエージェントだけだと思います。いや、だけではないと思うけど、ここまで社員がコミットしてくれるのは本当にありがたい。

※リリース文には「選考を勝ち抜いた方のみ」と記載がありますが、選考というよりはマッチングを見させて頂きます。


気合入れてご応募下さい。熱狂して働ける人を募集しています。

応募はこちら


【ここから追記】

弟子入り採用、こちらの有名ブログさんにも取り上げられ、Newspicksにまで拡散し、いろいろとコメント頂いております。概ね好評で良かったです。


Naruさんのコメントは完全に想定外だったため、面白かったです(笑 

またTwitter上などでも、結局採用じゃないか、2日間で何がインターンやねん、的なコメントも頂きました。仰るとおりだと思っていて、議論もしており、なので「弟子入り」ではなく「弟子入り採用」「採用」であることを明言させてもらっています。

またその師弟関係がハマれば、そのままそこで働いてもらうというインターンの枠組みを超えた就業体験も柔軟に提供できると思ってます。その柔軟性がサイバーエージェントだと思ってますので。



人事になってからというもの、人前で話さない日はない、というくらい喋りまくる毎日を送っております。先週の土曜日にはついに360度のお立ち台デビューも致しました。

幸いなことに、こういったところでお話させていただくと、「うちでも話して欲しい」「こういったテーマでどうですか?」「このイベントの審査員をやって頂けないか?」というような嬉しい依頼をたくさん受けるようになりました。ありがたや。

大体「広告周辺」「メディア周辺」「キャリア周辺」でお話させていただくことが多いのですが(あまりサイバーの就職情報的な話はしません)、割りと手応えを感じているので(勘違いでなければ・・・勘違いでなければ・・・)ぜひそういうお話があればご依頼ください。

スケジュールさえあえば、学生団体にもお話に行きますし、就活系企業のセミナーにも登壇しますのでお声がけ下さいませ。地方でも行きますよ!ご要望はぜひFacebookまでご連絡下さいませ。