「オススメの本、教えてください」ってやつ。 | アドマン3.0=人事になりました。

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それがイイことかどうか、って議論は別にして、わたしアドマンは本の虫。最近ペースは落ちてきているものの、それでも1日1冊以上のペースで本は読む。それがイイかどうかは別にして、単純に読む量は多いと思うのだ。

そんなキャラクターは社内によく浸透し、よく聞かれる質問が掲題の件。オススメの本、教えてくださいってやつ。

読書というのはパーソナルな個人的体験の中で良し悪しが決まってくるものだと思うので、一概にコレがオススメって厳密に言えないものなんだけど、たとえば新入社員の人間にオススメする本はコレ、みたいなシチュエーションマッチで考えればいくつかオススメすることはできる。

できるし、こういう質問は僕もするわけで、コレはコレで良い質問だとは思う。限られた自己研鑽予算の中で、無駄遣いせず良い本に到達するための、効率よい方法だ。もちろん薦められた本が全て、自分にとって良い本であるとは限らないわけだけれども。

大事なのはその後。僕は本や記事なんかを人生の先輩に伺った後は、必ず読破し、読後の感想やらなにやらをメールしたり、飲みの席でコトバに出したりする。コレ、すごく大事だと思う。

意外と教えたほうは覚えてるもので、推薦してあげた本を愚直に読んで、それについて議論できるなんてことは結構うれしいわけです。逆に言うと、オススメした本を全く読んでない、みたいなのがわかると、結構マイナス評価になるもんです。

このハックの手順をまとめると、
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1.積極的にオススメの本を聞いてみよう
⇒できれば「なぜオススメなのか?」「どこが良いのか?」みたいなところまで聞いてみましょう。

2.オススメされた本はその日の内に購入してみよう
⇒次の日以降になると、一気に熱は冷めて、行動移行率が下がります。グンと下がります。あと、「借りる」のは辞めたほうがイイ。自腹で購入するのが基本です。

3.購入したオススメ本は早速その日から読もう。できれば読破しちゃおう
⇒「その日」に少なくても目を通すことが大事。

4.読み終わったら感想を推薦者にフィードバックしよう
⇒内容がたとえ自分に合わなくても、ちゃんとそれも共有する。形式はメールでもいいけど、時間を見つけて直接FBするのがベスト。
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このハックのメリットをまとめると、
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1.良い本が効率よく選別できる
⇒もちろん、自分に合わない可能性もあるが、「自分に合わない」ものを他人が推薦する、その差に目を向けて読むと面白かったりする。

2.先輩に可愛がられる
⇒自分より下の人間にはオススメ本を聞くことはないと思うけど(能力的に、ね)、先輩側からすれば、自分がオススメした本をちゃんと読んでFBしてくれる後輩ってのは可愛いもんだ。と思う。

3.共通の知識背景をもった議論ができる
⇒これはこの後詳述。
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特に3のメリットは大きい。レバレッジ・リーディング の中で本田直之氏も言っているけど、同じ本を読むと、共通認識ができるってのは間違いない。


こういうのは日本語とかと同じで、コミュニケーション言語なわけで、こうした会話ができる人間を優秀な人ほど探していたりするんです。

ゆるーい読書コミュニティみたいなのができてくると、知識にドライブがかかってくる。読書会みたいなのは大げさにやりすぎると頓挫することが多いので、コレくらいのゆるさがイイのかも。そういうコミュニティがガシガシ立ち上がる、そんな文化は気持ちがいいもんです。

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今読んでる本
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告知
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