なぜ「B型自分の説明書」が一番売れたのか。 | アドマン3.0=人事になりました。

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カルロス3世の社長ブログさんにコメントしていて、ふと考えたんだけど。ちょっと前に○型自分の説明書ってのが流行った。僕も何冊か手にとって見てみたし、確かに面白い(ちなみに僕はO型である)。



調べてみるとこのシリーズ、もともとはB型自分の説明書のみで、自費出版で初版1000部のみの販売だったらしい。それが山本モナさんのブログやその他たくさんの芸能人ブログなどで紹介され、徐々に火が付いて、数十万部を超えるこの大ヒットにつながったとのこと。ちなみに著者のJamais Jamais(ジャメジャメ)さんは、日本人なのか女性なのか男性なのかもヒミツなのだそうな。

確かに面白い。それもあ~、あるある~」的な共感型の面白さである(その意味では脳内ジェネレーターのヒットに近いのかもしれない)。

で、何をふと考えたのかというと、掲題の件なぜ「B型自分の説明書」が一番売れたのかってこと。

アマゾンランキングを見ても分かることだが、全血液型中B型が間違いなく一番売れている。こういうシリーズモノはシリーズ1作目が一番売れるのは当たり前なんだけど、そこでもう一つの疑問が沸いてくる。

その疑問とはなぜ「B型自分の説明書」をシリーズ1作目にしたのかというもの。


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ここで一つ、質問です。みなさん、日本人の血液型分布(人口比率)って知ってますか?一般的には、ABの順に、の比率だといわれています。

こうした本の出版を考えるとき、例えば血液型というセグメントの切り方があったとして、普通であればボリュームゾーンであるA型を狙いたくなるところではないか。なんてったってB型の2倍の人間がいるだから、こちらのほうが共感してくれる人も多いはずである。 

しかし実際には、B型が2007年8月出版、A型は2008年4月、AB型は2008年6月、O型は2008年8月と、その比率とはバラバラの出版スケジュールである。

そういったマス的アプローチ以外から考えてもB型からシリーズを開始する理由は見つけにくい。たとえばロジャースの普及曲線的な切り口から考えてみると、イノベーターやアーリーアダプターにあたる層にB型の人間が多いのではないかという仮説(というか思いつき)が出てくるかもしれないが、血液型と性格との相関関係は科学的に立証されていないので非常に証明するのは難しい(なんとなく肌感では間違っていないと思うが)。

ただ思い返してみると(これも肌感なのだが)、B型というのは一番会話の中に出てきやすい血液型ではないか(良くも悪くも)。しかも主に個性的であるとか、自己中心的であるとか、その他の血液型に比べて人間像が思い浮かべやすい。つまりイメージが世の中的に浸透している(理由は分からないが)。
※B型の世の中的なイメージはO型やA型と比較して、マイナスな印象のものが多く、B型の人間はそれに対してB型ってそうじゃないよとムキになって反論するところがある。そこがまたB型なんだけど。そんなB型が結構好きなんだけど。

それくらいB型のイメージは強い。B型の友人・知人を5人上げてみてといわれればすぐに出てくるが、その他の血液型だと難しかったりする。

これほどB型はB型なのだ。B型の方は嫌がるかもしれないが、結構真実なんだと思う。B型のイメージが世の中に浸透しているから、B型として生まれてきた人が後天的にその性質を備えたのではないか、と思うくらいそれは強い(個人的には結構これも真実だと思ってる)。

実際の定量的なデータからではなく、そういった生活者の会話目線で考えると、やはりB型から始める方が、震源地として正しいのかもしれない。A型やO型の本であれば、その血液型の人しか楽しめないが、B型であればその他の血液型の人も楽しめる。そういうインサイトまでを取り込んだ出版スケジュールがこの本を一番のヒット本にさせたのかもしれない(・・・考えすぎか?)。

ケースとしてはもっと考えてもいい事例だと思うので、実際に取材とかしてみようかなと思います。

最後に・・・僕はB型の方が大好きなO型です。念のため。


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