『電話して』 というが…
Uくんからだった。3月まで務めていた中学校の3年生。私の関わっていたカレ達のうちのひとり
電話すると、お金が無くなっちゃったから迎えにきてと…
Uくんから今まで「学校に来て」と何度かラブコールをもらっていたけど、結局学校からの依頼はなく、会うこともなかった。
どうしているかと気になっていたので、駅まで迎えに行ってあげることにした。
海から帰ってきたUくんは、いい色に焼けていた。
「オール(一晩中遊ぶ)したあと海にいったら疲れちゃった」と金髪で一本線の眉で現れた。
「学校はどうしてる?」
「行ってない…」
「行ってないって?」
「授業にでないなら、帰れって。だからずっと行かなかった」
「そうだったんだ~。そのことについてはどう思うの?」
「学校だから、授業にでるのはそうだと思うけど、オレだめなんだよね。」
「そっかぁ。」
「オレ、学校へは行けるよ。でも居場所がない」
昨年度、カレの部屋に新カレ達がやってきて、いろんなことをやらかし、学校がひっちゃかめっちゃかになった。
Uくんもその中の一人だった。
今年は、そういう子がいる部屋を作らない方針だそうだ。学校もUくんのいる部屋を作ったところでいいことが起らないと思っているのかも。
その気持ちはわかる気がする。多くの子ども達の授業に影響が出たと思う。
でも…
あの子達がいたことで当たり前に思っていたことは、当たり前でなく子どもたちの努力なんだということも分かった。子ども達とつながれていなかったこともわかった。
あの子たちの存在に意味もあったはずなのに、そこはクローズアップされなかった。
あの子達の行動は、悪い。迷惑。
私は学校が大好き!
なぜなら、学校はすべての子が通うところだからだ。
家で救われない子は、学校で救われてほしいと思う。
学校に通うことで社会にでる練習をしてほしいと思う。
学校がキライな子は、だれか一人でいいから教師と繋がれたらと思う。
学校に来たら、授業に出る。
もちろん当たり前のことだけど、授業に出るか、来ない、の[ゼロか百]でなく、その途中で折り合いのつくところはないのかな?
義務教育って、大人に子どもを教育を受けさせる義務があるんだよね。
子どもには教育を受ける権利があるんだよね。
でも、現場にいたから先生達の仕事は忙しくて、人でがホントに足りなくて、てんてこ舞いなのも知ってる。
そんな先生の手助けとなるアドラー心理学がもっと学校に広まったらいいのに…。
学校ってなんだろう?
目の前でケーキを食べているUくんを見て、いろんなことを考えていた。
私ができることは・・・?
卒業したら就職をすると言っているUくん。
最後の学生生活になるかもしれない3月までに、学校で楽しく過ごしてほしいな…。
◇◆アドラー心理学子育て講座 『パセージ』◆◇ 詳細
日時: 9月10日~11月5日 毎週土曜日 (10/1は除く)
10:00~12:30
場所: 横浜市南区のお宅 (お申し込み後地図をおくります)
京急線・横浜市営地下鉄 弘明寺駅 徒歩8分
定員:10名 残席
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参加費: 26,250円 (テキスト代込み・再受講20,000円)
お申込み: adyoko16@yahoo.co.jp
住所、氏名、お子さんの年齢、メールアドレスをお書きください。
アドラーフェライン横浜の活動
◆◇フォローアップの会◇◆ 9/6日(火)10時~
◆◇勇気づけを学ぶ会◇◆ 9/22日(木)10時~
参加費:500円 場所:横浜市戸塚区がっちゃん宅
◆◇子どもの困った行動が変わる! ◇◆
先生のためのアドラー実践講座 残席
328/28(日)10~17時 参加費:5000円 募集中♪
場所:横浜市南区・フォーラム南太田 にて
お申込み お名前・住所・メールアドレス・お子さんの年齢をお書きの上 adyoko16☆yahoo.co.jp まで ☆を@に変えてくださいね。
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