子どもに怒り始めたら止まらなくなっちゃう!
子どもの行動を見ていたら不安で不安で、先の心配ばかりして、
つい、こうなったらどうするの?って言ってしまう…。
なんてことありませんか?
アドラー心理学子育て講座パセージでは、初め、
不適切な行動には、口チャック(黙る)をお薦めしています。
これは、今まで口出ししていたことをやめるとどうなるかを観察して頂くためです。子どもの為でもありますが、自分の行動を制する(言うとラクになりますから)ことが目標です。意識は自分にあるように思います。
口チャックしたときは、怒りや不安などのマイナス感情がいっぱいある時でしょうから、それをなくすためのクールダウンの時間でもあります。マイナス感情がなくならないと援助できないと考えているからです。
口チャックとは、子どもを援助するための下準備かしらね。
同じく、『黙っている』という行動のなかには、
『見守る』というのもありますね。
これは、どちらかというと、意識は子どもにあるように思います。
子どもの生きる力を信頼し、子どもが少し困難と思われる状況に置かれたときでも、そのことから学ぶ機会を奪わない。
相手が本当に困って助けを求めたときは、快く手を貸せる。
(見守れているときには、この時に嫌みなんて言わないのよね)
そんなのが、見守るってことかしら…
子どもが苦しんだり悩んでいる姿を見守るってことは、
親にとっては一番の試練かもしれませんね。
なのにどうして見守ることができるのでしょう?
それは、自分で解決したり、誰かの手を借りることを自分で決めたりして、
困難を乗り越えることが子どもの本当の成長につながると信じているからだと思うのです。
親が手を出すのは、簡単かもしれませんが、
それでは子どもの成長につながらないかもしれません。
見た目は、同じ行動なのに 中身はずいぶん違うかも…。
ということは、口チャック ≠ 見守る なんですね。
見守れる親になりたいと思います。
そうは言っても、すべての始まりは、口チャックから…
まず『口チャック』ができて、その上ではじめて『見守る』ことができるのかも。
本当の意味で子どもの成長につながるように
援助する親になりたいと思いませんか?
パセージは子育て講座なんだけど、
結局は、己育て講座なのかもしれませんね。
すこしづつでも、前に進んでいきましょ^^