「龍つなぎの旅」20日目。奈良県 室生龍穴神社。
【室生龍穴神社までのアクセス】
近鉄線 室生口大野駅からバス。
奈良交通バス「室生龍穴神社行」にて14分。
朝から夕方まで1時間に1本ずつの運行。
【天気】
晴れ。
【混雑状況】
土曜日、11時頃。空いている。
【ご祭神・ご本尊】
・高龗神(たかおかみのかみ)
龍神様です。ですが社額には「善如龍王」とあります。善如龍王は八大竜王(はちだいりゅうおう)の一尊である沙掲羅龍王(しゃかつらりゅうおう)の三女です。 弘法大師空海が神仙苑(しんせんえん)という京都にある寺院で雨乞いを行った時に現れた龍王としても有名です。「神泉苑」は後日に訪れる予定ですので、そちらの詳細はその時に。
【ご利益】
・慈雨
・止雨
・開運
・縁結び
・病気平癒 など
【伝説・由緒】
・創年は不明で、とても古くからあります。
・吉祥龍穴では、古えから今日に至るまで、頻繁に「雨乞いの神事」等が多く行われています。
・「室生寺」の起源。
8世紀に、後に桓武天皇となる山部親王が病魔に冒されてしまい、病気が治ることを祈願して室生にある龍穴で祈祷が上げられた。この龍穴こそが、古来からのスーパー・パワースポットとなっている「吉祥龍穴」であったとされています。その後病気は治り、室生龍穴神社のあるこの地を守るために室生寺を建てさせたそうです。また室生寺は一時「龍王寺」とも呼ばれていました。
・「九穴八海」(くせんはっかい)伝説。
この室生エリアには「九穴八海」という伝説があります。 3つの龍穴と6つの岩屋を「九穴」とし、5つの渕と3つの池を「八海」としていて、それぞれの場所にはそのスポットならではの伝説が残っています。 室生龍穴神社の奥宮にある「吉祥龍穴」は、この3つの龍穴のうちの1つにあたり、さらに、その奥宮への途中にある「天の岩戸」は、この6つの岩屋の内の1つにあたります。
・「室生龍穴の起源」
その昔、吉祥龍穴に須勢理姫(すせりびめ。スサノオの娘で、後に大国主命の本妻になる。)を入れて岩と赤土で岩戸をふさいで隠まったという言い伝えが残されています。その後、須勢理姫は、その洞穴から西の方角に4kmほど行った現在、白岩神社が鎮座する場所付近にある赤埴白岩に移されました。空となったこの洞穴を中国の伝承になぞって龍穴に見立て、雨の神様を祀って、雨乞いの神事を行ったことが、室生龍穴神社の起源となっているそうです。
【見どころ】
・室生龍穴神社の境内
・吉祥龍穴
・道主貴神社(本殿横。市杵島姫を祀る。)
・天岩戸
【内容】
今日は素晴らしいよ!(またのっけから)
室生口大野駅に着いてみると、今日はなんだか空の様子がおかしい。晴れた空に流れる雲が、龍雲になりそうな日です。歓迎されている日はこうなることが多いので、わくわくしながらバスに乗ります。
現地に着いてバスを降りると、やはり龍雲が大小いくつも!やはり歓迎されているように感じました(^o^)/

まずは「室生龍穴神社」に参拝します。

つづいて更に山の奥地にあるという「吉祥龍穴」に向かうことにしました。
舗装された平坦な二車線の道路を歩くこと10分ちょっと。
そこからはまあまあの坂道で15分くらいずっと山を上ることになります。
坂道は傷みはあるものの舗装された道路で、車もギリギリすれ違えるぐらいの幅があります。私は歩いて行きましたが、吉祥龍穴まで車やバイクで行って、Uターンして戻ってくることもなんとか可能そうです。車通りは少ないので、のんびりと森林浴をしながら散策するのをお勧めします。

坂を上り始めると、先ほどとは違って今度はふわっと空気が暖かくなるのを感じました。更に坂の途中でももう一段階同じように暖かくなりました。
山を上ってるのだから、気温は下がるのが普通?
日当たりも天候も風もずっと変わらないので、不思議な感じです。
坂を8割くらい上った所に「天岩戸(あまのいわと)」が現れます。天照大神が拗ねて(あ。)閉じ籠った場所です。高さ4メートルくらいある大きな岩が「ぱっきゃーん!」と真っ二つに割れています。割れた奥にはお賽銭箱があるので、間に入っても良さそう。入ってみます。
すると岩の温度のせいか、かなりひんやりした空間でした。
天岩戸伝説の残る場所は日本にいくつかあり、ここもその一つです。どこが本当の場所なのかは明確ではないようです。全部本物ということで(^o^)/みんなハッピー!(君の頭が一番ハッピーターン)
天岩戸を後にしてもう少し坂を上ると、ほどなくして「吉祥龍穴」の「入り口」が現れます。
そう、「入り口」です。頑張りましょう(笑)
ここから急で狭い階段を5分くらい下ると、沢にある吉祥龍穴に到着します。入り口の横には「ご自由にお使いください」といわんばかりに木の杖(攻撃力1)が5~6本置いてあります。つまり、それほど大変ってことですね。見ればわかります。そう思っていると、息を切らせてひいこら階段を上ってきた若い男子が二人…。
それでは気を取り直して階段を下って行きましょう!!
階段は奥行きと幅が狭くて、高さが高めなタイプです。つまり、いつもの歩きにくいやつです!イエイ!(ハッピーターン)
とは言え歩行用に作られた形なので、一段一段は平面で、なんとか立って止まれる状態です。
いきなりここに来ていたら、「きっつ!危ない!落ちたら死んじゃう!」と思っていたでしょうが、戸隠神社で生死の境を見た私にとっては、「まあまあ急だけど歩けるなぁ。死なないかな。」が感想でした(もはや感覚がおかしい)。

当然狭いので、上る人と下る人がすれ違う時はみんな必死でした。それでも互いに広めのスペースで待って譲り合ったりと、優しい世界でもありました。人間も捨てたもんじゃないね!(どなた様?)
階段を下りきると、そこには小さな遥拝所が設置されていました。正面には、沢を挟んで吉祥龍穴が見えます。作ってくれた人に感謝ですよ。

早速お参りをしていると、にわかに川上側から冷たい風が吹いてきて、しばらく続きました。まるで応えてくれているような気がしました。

お参りを済ませて、人が来るまではゆっくりと辺りを見学させてもらいました。こちらも室生龍穴神社と同じく、居心地が良く、澄んだ感じがしました。質は多少異なりますが、癒されて落ち着く印象です。やはり良い場所というのは、「しばらく何もせずにそこにいたくなる」感じがします。逆に悪い場所は、「早くそこを去りたくなる」ようです。
来訪者はまばら(土曜なのに!)なのでしばらくそこにいることができました。そして次の方が来たので入れ替りで来た階段を戻ることにします。
上りはなかなか腿にくる段差でした!腿パン!
帰りに室生寺に寄って御朱印を頂き、「ヨモギ入り回転焼き」と「コンニャク煮」を泣きながら食べ(なぜ泣く)、バスに乗って帰りました。
帰りも車窓からいくつもの龍雲を見ることができました。今日はたくさん龍神様がいてくれたように感じました(*^^*)
【御朱印】
室生寺の授与所にて、お札やお守りと共に取り扱っています。室生龍穴神社では取り扱いは無いのでご注意くたさい。また見本は掲示されておらず、受付の方に「室生龍穴神社の御朱印ありますか?」と聞くと「預かっているものがあります」と書き置きを出してくれます。

【総評】
素晴らしい場所でした。
お勧め度★★★★★ ですが、
混むと困るので、
お勧めしたくない度★★★★★ でした!
(ワガママか)
【NEXT】
西日本編に入るので調整中。
#神社#龍#龍神#パワースポット#室生龍穴神社#吉祥龍穴#高龗神

近鉄線 室生口大野駅からバス。
奈良交通バス「室生龍穴神社行」にて14分。
朝から夕方まで1時間に1本ずつの運行。
【天気】
晴れ。
【混雑状況】
土曜日、11時頃。空いている。
【ご祭神・ご本尊】
・高龗神(たかおかみのかみ)
龍神様です。ですが社額には「善如龍王」とあります。善如龍王は八大竜王(はちだいりゅうおう)の一尊である沙掲羅龍王(しゃかつらりゅうおう)の三女です。 弘法大師空海が神仙苑(しんせんえん)という京都にある寺院で雨乞いを行った時に現れた龍王としても有名です。「神泉苑」は後日に訪れる予定ですので、そちらの詳細はその時に。
【ご利益】
・慈雨
・止雨
・開運
・縁結び
・病気平癒 など
【伝説・由緒】
・創年は不明で、とても古くからあります。
・吉祥龍穴では、古えから今日に至るまで、頻繁に「雨乞いの神事」等が多く行われています。
・「室生寺」の起源。
8世紀に、後に桓武天皇となる山部親王が病魔に冒されてしまい、病気が治ることを祈願して室生にある龍穴で祈祷が上げられた。この龍穴こそが、古来からのスーパー・パワースポットとなっている「吉祥龍穴」であったとされています。その後病気は治り、室生龍穴神社のあるこの地を守るために室生寺を建てさせたそうです。また室生寺は一時「龍王寺」とも呼ばれていました。
・「九穴八海」(くせんはっかい)伝説。
この室生エリアには「九穴八海」という伝説があります。 3つの龍穴と6つの岩屋を「九穴」とし、5つの渕と3つの池を「八海」としていて、それぞれの場所にはそのスポットならではの伝説が残っています。 室生龍穴神社の奥宮にある「吉祥龍穴」は、この3つの龍穴のうちの1つにあたり、さらに、その奥宮への途中にある「天の岩戸」は、この6つの岩屋の内の1つにあたります。
・「室生龍穴の起源」
その昔、吉祥龍穴に須勢理姫(すせりびめ。スサノオの娘で、後に大国主命の本妻になる。)を入れて岩と赤土で岩戸をふさいで隠まったという言い伝えが残されています。その後、須勢理姫は、その洞穴から西の方角に4kmほど行った現在、白岩神社が鎮座する場所付近にある赤埴白岩に移されました。空となったこの洞穴を中国の伝承になぞって龍穴に見立て、雨の神様を祀って、雨乞いの神事を行ったことが、室生龍穴神社の起源となっているそうです。
【見どころ】
・室生龍穴神社の境内
・吉祥龍穴
・道主貴神社(本殿横。市杵島姫を祀る。)
・天岩戸
【内容】
今日は素晴らしいよ!(またのっけから)
室生口大野駅に着いてみると、今日はなんだか空の様子がおかしい。晴れた空に流れる雲が、龍雲になりそうな日です。歓迎されている日はこうなることが多いので、わくわくしながらバスに乗ります。

鳥居をくぐると、明らかに体感温度がさがりました。そして高い木々と木漏れ日、鳥の声に囲まれた、幻想的な世界が拝殿を包みます。日常とは異なる時間に、ちょっと目頭が熱くなりました。神聖でひんやりとした、綺麗な場所です。しばらく立ち尽くし、その場の綺麗な流れに身を委ねてみます。まるで自然の中にたゆたうような心地です。(ちょっと何を言ってるのかわからない)
拝殿に近づくと更に体感温度が低下します。そのままお参りを済ませると、なんと裏手に回って本宮にも直接お参りできる仕様になっているのを発見しました(矢印の看板があります)。これは嬉しいやつ! 本宮前にはほとんど人が来ないので、ありがたくゆっくりとお参りさせて頂きました(>_<)
舗装された平坦な二車線の道路を歩くこと10分ちょっと。
そこからはまあまあの坂道で15分くらいずっと山を上ることになります。
坂道は傷みはあるものの舗装された道路で、車もギリギリすれ違えるぐらいの幅があります。私は歩いて行きましたが、吉祥龍穴まで車やバイクで行って、Uターンして戻ってくることもなんとか可能そうです。車通りは少ないので、のんびりと森林浴をしながら散策するのをお勧めします。

山を上ってるのだから、気温は下がるのが普通?
日当たりも天候も風もずっと変わらないので、不思議な感じです。

すると岩の温度のせいか、かなりひんやりした空間でした。
天岩戸伝説の残る場所は日本にいくつかあり、ここもその一つです。どこが本当の場所なのかは明確ではないようです。全部本物ということで(^o^)/みんなハッピー!(君の頭が一番ハッピーターン)
天岩戸を後にしてもう少し坂を上ると、ほどなくして「吉祥龍穴」の「入り口」が現れます。
そう、「入り口」です。頑張りましょう(笑)
ここから急で狭い階段を5分くらい下ると、沢にある吉祥龍穴に到着します。入り口の横には「ご自由にお使いください」といわんばかりに木の杖(攻撃力1)が5~6本置いてあります。つまり、それほど大変ってことですね。見ればわかります。そう思っていると、息を切らせてひいこら階段を上ってきた若い男子が二人…。
それでは気を取り直して階段を下って行きましょう!!
階段は奥行きと幅が狭くて、高さが高めなタイプです。つまり、いつもの歩きにくいやつです!イエイ!(ハッピーターン)
とは言え歩行用に作られた形なので、一段一段は平面で、なんとか立って止まれる状態です。
いきなりここに来ていたら、「きっつ!危ない!落ちたら死んじゃう!」と思っていたでしょうが、戸隠神社で生死の境を見た私にとっては、「まあまあ急だけど歩けるなぁ。死なないかな。」が感想でした(もはや感覚がおかしい)。

階段を下りきると、そこには小さな遥拝所が設置されていました。正面には、沢を挟んで吉祥龍穴が見えます。作ってくれた人に感謝ですよ。


来訪者はまばら(土曜なのに!)なのでしばらくそこにいることができました。そして次の方が来たので入れ替りで来た階段を戻ることにします。
上りはなかなか腿にくる段差でした!腿パン!
帰りに室生寺に寄って御朱印を頂き、「ヨモギ入り回転焼き」と「コンニャク煮」を泣きながら食べ(なぜ泣く)、バスに乗って帰りました。
帰りも車窓からいくつもの龍雲を見ることができました。今日はたくさん龍神様がいてくれたように感じました(*^^*)
【御朱印】
室生寺の授与所にて、お札やお守りと共に取り扱っています。室生龍穴神社では取り扱いは無いのでご注意くたさい。また見本は掲示されておらず、受付の方に「室生龍穴神社の御朱印ありますか?」と聞くと「預かっているものがあります」と書き置きを出してくれます。

素晴らしい場所でした。
お勧め度★★★★★ ですが、
混むと困るので、
お勧めしたくない度★★★★★ でした!
(ワガママか)
【NEXT】
西日本編に入るので調整中。
#神社#龍#龍神#パワースポット#室生龍穴神社#吉祥龍穴#高龗神