不登校から高校中退、そして再受験した現役高校生の体験記 -4ページ目

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11May
- 中学校からの提案②
  前回書いた心療内科へ、私はカウンセリングを受けに行くことになった。当日、母と目的地へ向かうとそこは普通のマンションだった。そのマンションの1室がカウンセリングの部屋だったのである。何を話したかはあまり覚えていないが、思っていたことや考えていたを全て話し、他人に聞いてもらうことで、すごく心が軽くなったのを覚えている。結局、私がここへ行ったのはこの1度だけだった。何故なら、自分にとってあまり意味があるようには思えなかったからだ。
10May
- 中学校からの提案①
  登校しなくなってすぐ、学校から提案されたのは、2種類のカウンセリングを受ける事だった。1つ目は、学校に来て下さるスクールカウンセラーさんと。2つ目は、カウンセラーさんから紹介された心療内科に行く事だった。正直ものすごく抵抗があった。不登校だった時期、ある種「プライド」があったからだ。申し訳ないが「こんなとこに行くほど病んでいない」そう思っていた。でも結局、とても勧められて実際に1度行ってみる事になった。
08May
- 行くところがない
  前にも書いたことがあるが、私は中高一貫校に通っていた為、高校受験の準備を全くしていなかった。登校できなくなった中3の2月下旬、高校の一次試験は既に終わっていたし、二次試験にも受かる望みは薄かった。ましてや転校できるタイミングでもなかった。行くところがない私は、とてつもない絶望感で一杯になった。その時の私はまさに「人生終了」と感じるまでだった。のちに「過年度受験」をすることになった最大の理由、それは私が不登校になった時期、すなわちタイミングの悪さだったのだ。
07May
- 疑心暗鬼
  最近、近況ばかりについて話していたが、経験談に戻ろうと思う。以前書いたが、当時私の欠席を心配するラインが幾つか来た中に、明らかに普段付き合いのない人からのものがあり、探りを入れられていると感じた事から、すっかり疑心暗鬼になってしまった。背後に他のメンバーがいて、もし私が返信したら、その内容を笑ったりするんじゃないかと疑っていた。人間不信だ。でも今、あれから時間が経ち、別の高校に進学してからは、友人達とぶつかっても、信頼できる仲間に相談して解決できるようになった。人間関係って難しい。
01May
- 英検S-CBTを受けてきました！
  皆さん、英検S-CBTを受けた事はあるだろうか。先日、私は初めて受験してきた。「自習室みたいだな」というのが会場に入った第一印象だ。一つの部屋にパソコンがずらっと並んでいて、「隣の受験者と近い」と感じた。スピーキングテストはヘッドセットのマイクに向かって答えるのだが、周りの人も一斉に話すため、他の人の発言がものすごく聞こえる環境だった。また、長時間画面を見つめ英文を読んでいくので、目に悪そうだなと感じた。総評、個人的には普通に筆記で受験する方が楽だ。
26Apr
- お久しぶりです
  お久しぶりです。新学期が始まってから学校が忙しく、投稿が疎かになってしまいました。私は軽音部に所属しているのですが、今月は「新入生歓迎会」などのイベントがたくさんあり、コロナ禍ではあるものの、久々にとても楽しい日々を過ごしていました。これからも不定期になってしまうと思うのですが、まだまだ書きたい事はたくさんあるので絶対に止める事はないです！笑
11Apr
- 同級生からのLINE
  「学校どうしたの？」それは、私が教室に登校できなくなってから数日後の出来事だった。僕が元気に学校へ通っていた頃、全くやりとりをしていなかった同級生からLINEがきた。このメッセージを送ってきた子は私のことを嫌っていたグループととても仲が良かった。つまり、冷やかしのメッセージであることは容易に想像ができた。今、思い出しても辛い。人間関係って難しい。
08Apr
- 学年主任の先生のアドバイス
  この前の「学年主任の先生との面談」の続きだが、その時言われたことで今も覚えている言葉がある。それは、「大事なことは焦って決めてはいけない」だ。当時の私は、親や周りの先生から見ると、焦って進路を決断しようとしているように見えたらしい。今も何かを焦って決めようとした時にこの言葉を思い出す。冷静に物事を判断することはとても大事なことだと思う。
07Apr
- 私が高校受験を通して感じたこと②
  今回は、私が高校受験に向けて行った勉強のひとつについて書こうと思う。私は、受験本番の一年前から毎日一時間必ず「英語」を勉強していた。最初は「want」という単語すら知らず、父に唖然とされたのを覚えている。しかし受験本番では、毎日続けた甲斐あって全ての問題を解くことが出来た。英語を勉強していく上で、とにかく「単語」をどれだけ覚えているかが重要だと感じた。私は高校受験を通して「毎日続けることの大切さ」を学んだ。
06Apr
- 私が高校受験を通して感じたこと①
  今日は私が「過年度受験」をした時の勉強について紹介する。あくまで個人の感想だが、私が高校受験を経験して感じたことは「模試」はあまり意味がないかもしれないということだ。私は模試を受け、第一志望校の合格率が80%以上という結果が出たが実際に過去問を解いてみると全く解けなかった。学校ごとに問題の傾向があるため、過去問をとにかく解くことをお勧めしたい。
05Apr
- ある議員さんと対談
  少し号外編で、最近の出来事を書こうと思う。ある議員さんと少しお話しさせていただく機会があった。そのお話の中で「制服」があると「過年度受験」しにくいのではないか、というお話があった。正直、私自身は一年遅れなのであまり考えたことがなかったのだが、たしかに、中学卒業から時間が空いて、全日制高校にもう一度通いたいと考える人の「壁」になりうると感じた。とても有意義な時間であった。
04Apr
- 学年主任の先生と面談
  それは私が教室に通えなくなってすぐのことだった。学年主任の先生がお話ししようと言って下さった。しかし、当時の私は「学校」に少しでも近寄りたくなかったため、ファミレスで面談させていただくこととなった。当時は学校に戻ることを勧められ、抵抗があったのだが、今考えると「とても親身になって考えて下さっていたんだ」と思う。逆に考えると、当時はそれほど余裕がなかったのかなとも思う。この日のことは一生忘れないだろう。
03Apr
- 中高一貫校のメリット
  前回、私が感じたデメリットについて書いたので今回はメリットを書いていこうと思うが、これはあくまで「不登校目線」の個人的感想である。六年間で子供を育てようというスタンスだから、少し何かあっても温かい配慮があった。例えば、高校にどうにか進学させてもらえたこと。私の馴染みやすい先生が担任のクラスにしてもらえたこと。クラス編成も私といざこざがあった子とは別にしてもらえたことなど。その当時の先生方とは今も時々連絡を取り合っている。
02Apr
- 中高一貫校のデメリット
  これはあくまで個人の感想である。私が感じたのは、「やり直し」がしにくいということだ。基本的に6年間同じメンバーで過ごしていくため、一回人間関係が壊れるとその関係は修復しにくいと感じた。また、公立の学校と違うカリキュラムで学習が進んでいくことや、高校受験を全く考えずに過ごしてしまっているため、いざ受験となった時に難しいと感じた。それと転校したくても学校ごとに出席日数や単位数の扱いに違いがあって、ほぼ無理だ。以上、私が感じたデメリットを紹介したが、もちろんメリットもたくさんあると思う。次回はメリットについて書こうと思う。
01Apr
- 卒業式に出られなかった。
  私は、中学校の卒業式に出られなかった。親からは、ほんの数時間だから出てほしい、一生に一度の行事だよと促されたが、当時の私は、その数時間でさえ同級生の輪に入りたくなかった。今考えると、出てみたかったな、損したかなと思うこともあるが、仕方ないことであったと思う。卒業アルバムに載っている、卒業式の時のクラス集合写真をみると今も心が痛む。
31Mar
- 二次募集に間に合わない
  前回の続きだが、とにかくタイミングが悪かった。私は近所の塾に通っていて、そこに協力してもらい首都圏の私立校の二次募集を探してもらったが、学力不足に不安があり、このタイミングでの高校受験は難しいだろうという結論になった。さらに、当時の私は、気持ちも体力も受験に向かうだけのエネルギーがなく、仕方なかったのである。総じて言えるのは、勉強はしておいて損はないということである。
30Mar
- タイミングの悪さ
  私が教室に通えなくなったのは中学三年生の二月終わりのことだった。中高一貫校に通っていたため、高校にはそのまま進学できた。ただ、私は教室への復帰がどうしても考えられなかったので、他の高校へ移ることを考え始めていた。しかし、受験勉強を一切していなかったことと、既にその頃には高校受験がほとんど終わってしまっていたことからとりあえず併設高校に進学することが決まった。とにかく、タイミングが悪かった。
25Mar
- 親に打ち明ける
  「明日からは絶対に学校に登校しない」と思ったのは、学校で5時間目の授業を受けていた時だった。その日の帰り道は「明日から学校に行かなくてもいいのかもしれない」と考えるだけで気分が楽になったのを覚えている。しかし、問題は「どのように親に説明するのか」ということだった。言い訳をたくさん考えたが、結局私は「明日から学校に行きたくない」とストレートに打ち明けた。「学校に行きたくないこと」を親に打ち明けづらいと悩んでいる人に伝えたい。経験者の私が言えるのは、一人で悩みを抱え込むのは良くないということだ。保護者でなくとも、電話の悩み相談のような悩みを打ち明けられる場所もあるのだから。
24Mar
- ことのはじまり
  私が不登校になった原因は「ゲーム」だった。今、当時のことを思い出すと完全に調子に乗っていたなと思う。いつも複数人で遊んでいたのだが、ある時その中の一人と対立してしまった。その子は影響力があったがために、学校に行くと、どこいにても悪口を言われているような気がして行けなくなってしまった。とにかく居場所がなくなってしまったと感じていた。居場所があるって本当に大事なことだなと思う。
23Mar
- 過年度受験とは
  「過年度受験」という言葉を知っていますか？聞き慣れない言い方ですが、「さまざまな理由で一年遅れて再受験すること」です。ただし、このブログでは高校浪人という意味で使っていこうと思います。私は「知られていない」ということが「過年度受験」が広まらない理由の一つだと考えています。私自身も全く知らなかったし、まさかこの受験を経験するとは思っていなかったので。「全日制の高校で一からやり直したい」「学校行事を満喫したい」「通信制高校で確実に卒業できるか不安」という方には、「過年度受験」という選択肢もあっていいのではないかと思います。