funta(ふぁんた)のブログ -341ページ目

それ、行政の仕事?

まだまだ陰りを見せないゴスペルブームですが・・・

無料のゴスペルコンサートっていっぱいありますね。大きく分けると、

1.純粋なキリスト教の教会による無料チャリティーコンサート

2.スポンサーが用意した特設会場での無料コンサート

3.行政が主催する、ゴスペル体験教室&無料発表会

などがあるようです。

1.キリスト教、教会による無料コンサート
 純粋なキリスト教のコンサートにも、週末に教会専属のゴスペルチームが地元住民に対して歌を披露する場合と、教会が地元のゴスペルチーム(もちろん素人さん)に無償で場所を提供して、ゴスペルコンサートを体験させる場合があるみたいです。立派なオルガンが置いてあったり、教会の造りも天井が高く音響も立派なので、そこで歌うだけで完全に本場ゴスペルですね。無料で歌ったり聴いたりできる人達がうらやましい限りです。
 これは恐らく、教会側にも出演者側にもメリットのある企画だと思います。お金なんかじゃなくて、もっと違うところで。これはこの先何百年も何千年も続くことでしょう。

2.スポンサー支援による無料コンサート
 特にクリスマスシーズンになると、JRのコンコースや、屋外の特設イベント会場などでいろんなパフォーマンスが行われますが、特に大人数のゴスペルは、迫力もあるしクリスマスの雰囲気にも合うので引っ張りだこみたいです。
 今回百人ゴスペルに参加いただくエノーマスさんは、なんと東京ディズニーランドでも歌を披露するほどの実力チームですし、sama☆samaさんはあのAppleストアのインストアライブに呼ばれて歌った経歴を持ち、Radishは毎年、麻布十番祭りの特設会場で歌ったり・・・、やはりゴスペルはかっこいいからね。
 人が集まる場所で、それぞれのスポンサーが用意した特設会場や音響を遠慮なく使って、我々はそこで歌うだけ。歌う側も聴く側もお金を出す必要なし。

 なぜ無料でできるのか??? 人が集まるところにスポンサーの金銭的メリットがあるからですね。
 まぁ大人の事情だから子供には理解し難いかもしれないが(笑)、子供は楽しめれば結構。


3.さて、(個人的に)問題は行政主体の無料イベントです。
地元の演劇団体や音楽団体、踊りのチームなどが一同に集まり、行政が用意したひとつのステージに次々と出演する区民のお祭りもたくさんあります。これも特設会場や音響、照明、スタッフも多数いながら、チケットは無料、出演する側も出費は殆どありません。当日の移動費と衣装代、あとは打ち上げ代くらいかな?
 この祭自体が悪いとは言いません。が、敢えて同じ質問をします。

 なぜ無料でできるのか?・・・それは、税金を使ってるからです。

この税金の使われ方が一番問題だと思うんだよねー。そこには、
「税金を投じた企画で、儲かってはいけない」という暗黙の、いや明確なルールがあるんです。
だから、スポンサーも付けちゃいけないし、物販も制限あるし、区が100万円の予算をつけたら、100万円きっかり使い切らないといけないんですよ。しかもチケット売って儲かっちゃいけないんですよ?国に還元もできないんですよ?こんな馬鹿げた企画ってありますか?
 予算決まって儲けもないから、やっぱりパンフレットをカラーにしたいとか、会場の演出を懲りたいとか、音響のクオリティを上げたいと思ったら、出演者の一部が自腹切るか、業者を叩いて安く納品させるしかないんですよ?なんですかこれ?

  お金の有り余ったセレブが大金を寄付して「ありがとう○○さん」と銘打ってイベントするならまだしも、国内外から400兆円以上の借金を抱えた国が、なんで更に借金してまで国民に数百万単位(合計数億~数兆円)の無償奉仕をしてるんですか?どうやって回収するつもりですか?あしながおじさんが、自分の足を切り売りして子供に奉仕してるみたい。

 まさか・・・現金さえ出せば立派な文化活動が定着すると本気で思ってます?
まさか、安いホールをたくさん建てて安く提供すれば、いい文化団体がたくさん根付くなんて、本気で考えてます?
ま、まさかねぇ・・・

 それより何より、そもそも国の安直な提供奉仕行為自体が、その文化活動の「デフレ化」を推し進めて、結果として本当にクオリティの高いプロの文化人や芸術家、そして立派な民間施設(ホールやスタジオ)を懸命に維持し、妥当な利用料で一般に提供している民間人たちの首をどんどん絞めてるって事にどうして気づかないかなぁ・・・。

 デフレって、そういうことですよね。毎年税金取られながら維持している民間施設が、税金で建てられたまま非課税で運営している行政の施設に、値段の勝負で勝てるはず無いじゃないですか。

 一時期、この行政の文化支援活動に関わってたので、いろんな矛盾を目の当たりにしていた私はその答えがどうしても見つからず、数年前に届いた定額給付金とやらの封を未だに開けてもいないです。あまりに腹立だしくて、受け取る気が全くしなかった!

 1億人の国民に無意味に半端な1万円ちょっとの現金与えるより、トータル1兆円の有意義な文化施設を作ってくださいよ。(後記・あ、500億の文化施設と、500億のスポーツ施設でもいいです)
 踊りも歌も演奏も映画も演劇も、音響照明から移動舞台まで世界最高基準を取り入れて、どんな団体の高い要求でも受け入れるような完璧な設備が全部揃ってて、その代わり民間にも負けないくらい高額な使用料を設定してくださいよ。

 「どうだ、国が税金使って本気だしたら、ここまでバブリーな施設が造れるんだぜ!その代わり値段も高いぜ!
やる気があるなら使いこなしてみな!」みたいな。
 ・・・国がやるからどうせ法人税も所得税も掛からないんだしさ。できんじゃん?

 舞台を提供する側にも享受する側にも便利で、同時に超バリアフリーで、お年寄りから子供まで、体の不自由な方にも平等に、全員が感動することができる、そんな夢のような文化施設を日本全国に作って、全国民にクオリティの高い文化芸術を提供してくださいよ。
 そういう施設ができて初めて国民は文化の良さを知るのだし、お客様が本当にいいと思った舞台に適正なお金を落とすことで経済が回りだすのでは?またはそこで本物の舞台を知った活動家が、その道を求めてどんどん民間の施設に流れていくのでは?

あとね、親が自信を持って子供を連れて行ける舞台がもっとたくさんあるべきだと思う。
 または、子供にはわからない、大人のためのコンサート、例えば、セットも何もないだだっ広いステージに役者が一人、重いセリフひとつで大人を泣かせるとか、コンサートホールのピアノのたった1音で客席が総立ちになるとか。目の前のオーケストラの音が天井から降ってくる感覚とか、そんな大人の舞台ならチケット1万-2万出しても惜しくない。

 前にもブログに書いたけど、経済が停滞しているのは消費税が問題なのではなく、本当に「買いたい」「お金だしても見たい」と思えるものが無いからだと思います。本当にいいものなら、消費税10%でも客は買います。

 税金投じて安く提供するのではなく、国が率先して適正金額で儲けを出して、1兆円の施設投資も5年で回収できるくらい立派な文化活動をしてくださいよ。いやいや、国債を買い戻すくらい儲かってくださいよ。立派な文化人は正当に評価されて儲かる、俗悪な文化は見向きもされずに滅びていく、それが本当の文化活動じゃないんですか?なんでがんばってる人が儲かっちゃいけないんですか?
 いい物は税金使って安く提供するんじゃなくて、「いいモノこそ高く売る」という流れにしないと、本当に国が滅びる。文化が滅びる。文化の自由競争はクオリティの追求であって、価格競争になっては駄目なんですよ。儲かってくださいよ。まじで。

 行政が言う「儲かってはいけない文化活動」なら、じゃぁ準備も安く済ませて安い衣装着て、ちょっとの練習で安い踊りや安い歌を歌ったりしたほうが出演者は得ですよね。自腹切ってでもがんばって演出や衣装のクオリティ上げて、お客様に少しでもいいステージを魅せたいと思うほうが損する。がんばった人が馬鹿を見るそんな文化活動って・・・ねぇ・・・。どんどん文化が安っぽくなる。

 本当に悪い意味で、「ばっかじゃないの?」って思ってしまった。行政って、福利厚生(還元)と文化事業(投資)の意味を完全に履き違えてる。税金がたくさん余ってるのなら国民に還元も大歓迎ですが、文化を知らない政治家が選んだ文化を、借金してまで国民に安価に与え続ける必要はどこにもないと思うんですけど・・・。あるべきところにきちんと税金を投資することで、きっちり儲けてきちんと税金を回収してください。

 あとで述べますけど・・・この税金の無駄遣いって、行政だけでなく、一部の心無い区民の勘違いも原因なんですよね。モンスターペアレントならぬ、モンスター区民を今まで私も何度も目の当たりにしましたが・・・見てて辛いというか・・・痛い・・・