シグナスX 3型
持ち込みのタイヤ前後交換です。
フロントタイヤは、特に問題もなく、交換終了。
スピードセンサーのグリスがほとんど入っていなかったくらいですかね。
TT93GPです。この季節、大丈夫かな。
さて、リアです、問題は。
スイングアームの固着で、抜けません。
1年に1台くらい、この固着している車両がありますね。
潤滑油とプラハンでゴンゴンしてもまったくビクともしません。
お客さまに言って、プーラーで無理やり外します。
どうしても、プーラー使うと、少しスイングアームにキズが入ってしまうので、
最後の手段ですが、どうしてもプラハンでは無理でした。
バキっと言う音とともに、外れました。
まずは、アクスルシャフトの状態。
スイングアームのベアリングの内側
そしてカラーの内側。
完全にグリス切れですね。
ついでに、ブレーキシューのカムの部分のシャフト。
グリス、ありません。
これらの部分のサビ落としと、グリスアップを行って、
タイヤ組付け完了。
ちょっと時間がかかりそうでしたので、一旦、お客様へは代車を出して
帰宅してもらいました。
当日中には完成しました。
たま~に、この部分の固着車両、あるんですよね。
その場合は、ちょっと時間がかかります。
なるべく、プーラーを使わずに外したいのですが、
どうしてもダメな場合は、プーラーを掛けて無理やり。
今回は、ベアリングにダメージが無さそうでしたので、
そのまま組みましたが、ベアリング交換が必要な場合も出てきます。
リアタイヤ交換する場合は、しっかりとシャフトにグリスを塗ってください。
また次いでで、ブレーキシューの確認と、カムシャフトのグリスアップも
しておいたほうがいいですよ。
もちろん、フロントのアクスルシャフトも、グリス塗ってくださいね。