(1)高岡法科大学、来年度以降の学生募集を停止
高岡市にある高岡法科大学は、4月15日に会見を開き、「少子化の影響などで大幅な定員割れの状態になっているとして、来年度以降の学生募集を停止する」と発表しましました。
大学側によると、少子化の影響などで20年以上前から定員割れが常態化し、3月の理事会で今後、中長期的に学生を確保することは困難と判断し、学生募集を停止することを決めたとのことです。
高岡法科大学は1989年に開学した法学部のみの単科大学で、これまでに4770人の卒業生を輩出してきました。
近年は大幅な定員割れの状態が続き、3年前には入学定員を以前の120人から20人減らし100人としていましたが、今年度の入学者は37人にとどまっていました。
(2)地方、小規模、文系、私立大学の危機
学生の人気は
都会>地方
大規模>小規模
理系>文系
国公立大学>私立大学
に偏っています。
このため、地方にある、小規模の、文系学部中心の、私立大学は少子化の影響もあり危機的な状況に陥りやすくなっています。
静岡県内にもこのような私立大学はいくつかあります。
静岡市近辺では静岡英和学院大学が危ないと思います。
大丈夫なのでしょうか?
(3)何らかの対策が必要だと思います
対策としてはいくつかの選択肢があると思います。
①都会の大学の定員を抑制する
➁地方の小規模私立大学の文系学部を医療系学部や理系学部に転換する
③地方の私立大学を国公立化する
何らかの対策を取らないと、地方の小規模、文系中心の私立大学の募集停止が止まらないと思います。
地方の私立大学の募集停止が続出したら、地方の人口減少は更に進行すると思います。
国の英断を期待したいと思います。
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