バーガーキング、障害者差別訴訟の解決で3万ドル支払い―米地方紙 | 艶(あで)やかに派手やかに

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バーガーキング、障害者差別訴訟の解決で3万ドル支払い―米地方紙

Oklahoma Burger King franchise to pay $30,000 to settle disability discrimination lawsuit(米タルサワールド)

 

米大手ハンバーガーチェーン・バーガーキングが、ADA法(障害を持つアメリカ人法)違反訴訟の解決のために、原告の知的発達障害の男性に3万ドルを支払うことになった。米連邦政府機関の平等雇用機会均等委員会が22日発表した。 

バーガーキングは、男性にオクラホマ州内にある店舗の従業員として一旦採用のオファーを出したものの、男性が職場での無償ジョブコーチ(職場適応援助者)の利用を求めたところオファーを取り消した。男性はADA法が定める合理的配慮義務違反にあたるとして2018年6月に平等雇用機会均等委員会に訴えを起こした。バーガーキングは訴訟の解決のために男性に3万ドルを支払うことになった。平等雇用機会委員会は、職場の差別に対する公民権法を管理および執行する連邦機関で、差別に関する苦情を調査する。 

(リンク先記事翻訳) 

 

ジョブコーチ使った方が生産性上がるのに。3万ドルは日本円でおよそ316万円。理解があったらこんな訴訟する必要がなかったですよね。

ジョブコーチを使うのは仕事のできない人だからではなく、障害特性を他人に説明できるからジョブコーチを使って生産性を上げられるということです。

おや、と思ったのは、ジョブコーチが無償であること。

れいわ新選組の重度障害の議員2人の介助者の費用負担をめぐり、結局参院が負担することになりました。日本では介助者費用は本人と雇用主が負担ですが、アメリカはジョブコーチ(この場合は事業所に出向いて支援?)は雇用主が無償で、ということは公費で利用できるんですね。介助者や手話通訳者も無償かな。

日本でも企業がジョブコーチを利用する際には助成金が出ますが、どれだけ浸透しているんでしょうか。

このニュース、日本でももっと注目されていいですね。

 

タルサワールドは米オクラホマ州タルサ市で発行されている日刊紙で、オクラホマ州北東部および東部の主要新聞です。 タルサワールドは大物投資家ウォーレン・バフェット氏が所有する投資会社バークシャー・ハサウェイの新聞部門BHメディアグループの一員です。