自閉症の人材活用への取り組みを伝えるニュース | 艶(あで)やかに派手やかに

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「女性」✕「発達障害」✕「アラサー」×「グローバル」の立場からダイバーシティ(多様性)について発信しています。



喜ばしい内容です。
私の主張してきた、「高機能自閉症者を特性や興味に見合った専門職に」ということをまさしく伝えています。
ニューロダイバーシティ・プログラムという、神経学的差異の多様性を尊重するプログラムを、EYというグローバルコンサルティングファームが推進しています。紹介されているのは、高機能自閉症者と、エンジニアリング、プログラミング、データサイエンスなどの分野をつなげる取り組みです。
しかし米国でも彼らの非雇用率8割とは…従来型の評価方法や面接では不利になるのも事実。そこを工夫しています。
もちろん、一番大きいのは本人の意欲と努力でしょう。マイナスになる特性を軽減または悪目立ちしないようにし、プラスになる特性を大きく伸ばす。それが成功したからこそです。

このような、障害者の活用についての報道が増えてほしいものです。

日本でも2016年に「障害者差別解消法」が施行されました。女性の活躍もそうですが、障害者もより報道現場に進出して良いのではないでしょうか。
私は英語を活かしたいと思い続け、ニュース翻訳者としてメディア入りしました。

健常者だけで取材編集された障害者報道には、事実と異なるだけでなく偏見が入っているものもあります。
ある日本の新聞に「健常者は嫌がる単純作業を障害者は好む」という表現がありました。これに違和感はないでしょうか?
障害者の応募できる求人には、専門職や責任のある仕事が少ない。昨日の綾子さんのようなケースが頻発する現状を考えると、外回りの仕事も難しい。結局、負担は軽いけれど責任とは程遠い仕事が多くなる。真実は「そのような求人を選ばざるを得なくなり、適応した結果であることが多い」と言えないでしょうか。
障害者と言っても、多様な能力の人がいる。作業に向く人、接客に向く人、頭脳労働に向く人(上の動画はそのケース)、総務や庶務に向く人。

障害者雇用にも柔軟性と多様性がほしいですね。そこに焦点を当てた報道も増えるといいです。