障害があってもリーダーシップを発揮できる 小澤綾子さん | 艶(あで)やかに派手やかに

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嬉しいニュースが。

 

筋ジストロフィーと闘いながら歌い続ける、小澤綾子さん。

日本IBMのシステムエンジニアでもあり、ココライフ女子部のメンバーでもあります。

その彼女が、勤務先で社長賞を受賞したというのです。

 

以下綾子さんのフェイスブックより~

人生初の社長賞(o^^o)仕事に全力投球の年!IBMにシステムエンジニアとして入社して10年が経ち、今年は大きな変化。人事に自分の希望で異動しました!
入社式のプロジェクトマネージャーをやらせてもらい、今までにない新しい体験を新入社員に届けたことが評価され、人生初の社長賞をチームで受賞(^^)アメリカンクラブで盛大なパーティーにも招待され、社長にも個人として褒めていただき嬉しかったです❤️
具体的にはスマホでオーケストラのように音を奏でるアクティビティ、AIによる写真分析を備えた入社式専用アプリや、社員による歓迎フラッシュモブを用意するなど、新入社員からも感動した!と沢山声が上がって泣けました…!

物凄く忙しかったり、直前まで上手くいかないことやプレッシャーもきつかったけど、根性だけは見せて最後まで頑張ってやり抜いたことは宝物の経験に(^^)
何よりも支えてくれたプロジェクトメンバーと応援してくれる上司、人事のみんなのお陰です。

あっという間の1年。人事の仕事は難しいし忙しいしキツいと思う事も多いけど、人に恵まれて、新しい最高の経験が出来る職場に感謝!
来年も歌以外、仕事も頑張って行きますよー

 

障害のある女性であってもリーダーシップを発揮し、貢献できるんだというロールモデルですね。

 

米国発のIBMは、障害者の雇用だけでなく、入社後の活躍にもかなり力を入れている、と聞きます。

障害者と健常者を完全に分け、障害者には「負担は軽いけれど責任や専門性とは程遠い作業」を延々とさせるような会社にはうんざりです。かと言って、完全実力主義では当事者に不利なことが多すぎる。

そこをうまくマネジメントをしている。

 

綾子さんは、同時に啓発活動にも積極的。

進行性の病気である彼女は、もうすぐ車椅子になる。確かに、杖で歩く姿は見ていてつらそうです。

それでも生きるというメッセージを、歌で伝えます。

 

仕事のみを人間の測りにする論理にはうんざりです。かと言って、啓発やボランティアばかりにのめり込むような現実逃避も違うと感じます。

そのバランスがいいです。