TEAM挑戦はNPO法人から任意団体に戻ります | 艶(あで)やかに派手やかに

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「女性」✕「発達障害」✕「アラサー」×「グローバル」の立場からダイバーシティ(多様性)について発信しています。

私が会員として活動しているTEAM挑戦は、NPO法人から任意団体に戻ります。
理事長から連絡がありました。

急な話ではありますが、TEAM挑戦は任意設立から10年の歳月が流れ、又、法人化して約5年が経とうとしております。これまで法人として正々堂々と運営しようと目指してきましたが、法人であるがゆえの制約が志の拡大に少なからずとも足枷になっていると考えております。

そこで皆様にはご迷惑をおかけすることになりますが、NPO法人TEAM挑戦は法人としては一旦解散することに致しました。


高い志に共感し入会をし、それが個人の高い起業率、高い成長率に貢献できる嬉しさがある一方、様々な挑戦やプレッシャーに負けていく姿も現実にありました。又運営側を担う各担当者にとっては法人格の規律を守るべく、採算性のない作業や時間に追われ、組織全体の本来の機動力がなくなることも多くなりました。その結果人間関係まで、悪くなるという悪循環が生まれて来たのが現状であります。


思い起こせば多くのリスクを伴う積極的な事業を展開して参りました。

NPO法人として企業や政府の委託事業ではなく、会員制で思いがあればなんでもできる。という前代未聞の法人の挑戦でもありました。

その結果多くの人々や団体、法人に志や行動のDNAが伝わり、社会における一定の役割を果たして来たとも考えております。


勿論法人格がなくなったからと言って、皆さんとの関係や思いのある事業は自然的に続いていくものと心より信じております。

引き続き宜しくお願い致します。


BABスクール(株式会社D&I)
ダイバーシティ富士登山
ダイバーシティ駅伝マラソン
柴又ウルトラマラソン
朝勝つ・夜勝つ勉強会
100キロウォーク(筆者は応援のみ)
100年先未来プロジェクト
この他にも、行けなかったけど被災地復旧ボランティアなどがありました。

この団体は、ダイバーシティ社会に向けて、かなりの課題に挑戦し、結果を出してきました。
その課題というのも、例えば、
車椅子の人が「山に登りたい」と言ってきたら?
耳の聴こえない人が「会議に加わりたい」と言ってきたら?
あるいは、コミュニケーションや協調性に難のある発達障害の人が「グループでのボランティア活動に参加したい」と言ってきたら?
TEAM挑戦はこのことを試す場所でした。
今の社会、こういうことを試す機会が圧倒的に不足しています。
TEAM挑戦では、月1の会議で、聴覚障害の人に会議の内容をパソコンで書きとってあげる。電子パネルでコミュニケーションする脳性麻痺の人にも発言の機会を与える。あるいは発達障害の人が発言するときにフォローを入れる。そういう場数を踏める場所になったと思います。
ただ、NPO法人になったことで、事務雑務に追われ硬直化していた面もありました。 それでやむなく中止した事業もありました。人の入れ替わり、特に中核メンバーが退会する事態もありました。
そこで、一旦NPOという看板を下ろすことになりました。

これで、高い志と機動力を強みとしていたTEAM挑戦本来の良さが戻ってくることになれば、ということです。
ダイバーシティ富士登山など、任意団体としての活動は、これからも続きます。

今年夏のダイバーシティ富士登山、出発前。