畑いいね! 発達障害と歩む会シャイニング 農業体験交流会 | 艶(あで)やかに派手やかに

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「発達障害と歩む会シャイニング」の農業体験交流会「畑くらぶ」に行ってきました。

 

シャイニングは、都内を中心に活動する当事者団体です。様々なテーマのワークショップや講演会を開いています。

ちなみに「艶やかに派手やかに」に出てくるフィットネスクラブの名前もシャイニングといいます。

そのシャイニングが、横浜市近郊の畑で農業体験交流会を開いています。

台風一過の空、少し風があって涼しいくらいの良好な気候の下で、畑体験をしてきました。

 

【秋の野菜を植え付け】

レタスや春菊の種をまきました。指先でつまんで土の上にパラパラとふりかけていきます。すべての種から芽が出るわけではないので、多めにまきます。種を埋めるのではなく、土の上に置いてその上から少しの土をかけるイメージ。

だいこんの種もまきました。小さなくぼみを作り、その上から土をかけます。

カリフラワーやブロッコリーの苗付けも。風対策のため、土に小さなくぼみを作ってそこに植えて土手に寄りかからせるようにします。上にシートをかけます。

しゃがみながら横へ移動という、普段しない動作をします。 下半身のファンクショナルトレーニングです。

 

【夏の野菜を収穫】

トマト:実がたくさんつきます。元気に育ってはちきれて実が割れているものもあります。私は収穫しだすと全部取らないと気が済まなくなります^^

ナス:ひとつひとつはさみで切って収穫します。紫の花もきれい。

ピーマン:これもひとつひとつはさみで切って収穫。色々な形になります、ちょっと曲がっていたり。

オクラ:これもひとつひとつはさみで切って収穫。白い花もきれい。

ゴーヤ:沖縄に多い作物ですが、本土でも育ちます。これもひとつひとつはさみで切って収穫。

にんじん:土の中で下へ下へ伸びていきますので、収穫する時はそれを引っこ抜きます。ところでみなさん、スーパーのにんじんってみんなきれいにまっすぐ伸びているものばかりでしょう? ところが実際のにんじんは、伸びていくうちに石にぶつかって成長が止まってしまったり、人間の足のように二本枝分かれして伸びたりすることもあるんです。まさに開けてびっくり玉手箱。規格外にんじんはどうなるかというと、個人で料理に使われます。

 

休憩タイムには仕事や好きなことの話も出ました。互いに共感し合える内容だったと思います。「アデハデ」の話もしました。

そしてデザートはスイカとスイカゼリー!

 

農業は人ではなく、作物、土、自然を相手にするので、コミュニケーションに苦手意識を持つ発達障害の人でも参入しやすいと思います。

自然や作物にはセラピー効果があること、頭だけでなく身体を使うので発達が促進され体調が良くなり体力もつくこと、やったことが目に見える形になって手元に返ってくること。このことが当事者にとって良い影響になるでしょう。メンタルの病気で薬を飲んでいた人が、農作業を始めてから、体調が良くなり、薬の量を減らすことができた、という話もあります。

一方で、作業をしていると「自然に対する理解」ができてきます。自然は人間中心に回っているのではないこと、作物は人間の思う通りに育ってくれないこと、作物それぞれの特質を理解して育てることの大切さを知ります。

富士登山やスポーツと同様、ハウツー的に話術を磨くのではなく、頑張れる土台作りになる場です。


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