発達障害の3つのグループ | 艶(あで)やかに派手やかに

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当事者は以下に示す発達障害のグループ名で診断されることになっていますが、一当事者が複数のタイプのグループ名を重ねて持っていることも多いです。医師によって判断が分かれる場合もあります。

私はアスペルガー症候群(現在は自閉症スペクトラムと呼ばれます)と診断されましたが、実際にはADHDの性格も強く持っており、学習障害の性格はあまりありません。

「アデハデ」のヒロインはADHDと診断されますが、実際にはアスペルガーの性格も強く持っています。

 

広汎性発達障害(別名自閉症スペクトラム)

 発達障害の代表的なグループの一つ。他人との関係を作ることが苦手(社会性の障害)、他人に気持ちを伝えるのが苦手(コミュニケーションの障害)、先を見通すことや周囲の変化に柔軟に対応することが苦手(想像力の障害)の三要素が現れます。知的障害(IQテスト七〇未満)を伴う場合と伴わない場合があります。知的発達の遅れを伴うタイプは自閉症、伴わないタイプは高機能自閉症あるいはアスペルガー症候群とも呼ばれます。大人になると、子供の頃に比べて症状が薄れる傾向がありますが、課題は残ります。

注意欠陥多動性障害(Attention Dificit Hyperactivity Disorder,ADHD)

広汎性発達障害と並んで、発達障害の代表的なグループの一つ。不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(気が付いたらすぐ行動してしまう)の三要素が現れます。こちらも大人になると、子供の頃に比べて症状が薄れる傾向がありますが、課題は残ります。

学習障害(Learning Disability,LD)

こちらも発達障害の大きなグループの一つ。知的発達に比べて、読み書きや計算など、ある特定分野で困難を伴います。そのうち特に読み書きに困難を伴う場合はディスレクシア、計算に困難を伴う場合は算数障害と呼ばれます。耳から入る情報、目から入る情報等を、脳が正確に自動的に素早く処理できないことが原因と言われています。学童期には通常の学習では成果が上がらないため、電子機器などを使った支援が必要となります。

 

厚生労働省「発達障害の理解のために」

こちらも合わせて読むとより理解が深まります。

 

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