教授に誘われて、北の街シュチェチン(ドイツ名シュテッティン)へ行きました。
元、ドイツ領。第二次大戦後にポーランドになりました。
ロシアの女帝エカチェリーナ二世の出身地です。
ロシア宮廷で「ドイツの片田舎から来た」とバカにされたエピソードが残っています。
クーデターを起こしてロシアに君臨、ポーランド・リトアニア共和国最後の国王スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキは彼女の恋人でした。
スタニスワフ二世アウグスト(画像・wikiより)
しかし、後にロシアはポーランドを分割し、ポーランドは消滅します。
ここの美術大学の教授は昨年、日本で個展をされました。
私もオープニングに参加しました。
(2015.8.20-26)
そのご縁で、是非、学校見学にいらっしゃいとのことで、列車でポズナンから二時間半ほど。
港湾都市シュチェチンに到着です。
オドラ川はバルト海に繋がっています。
海沿いの街かと思ってましたが、海までは100kmあるそうです。
商船大学もあります。
高台にあるレストランで昼食をとりました。
大阪人には見覚えのある、サメが。
(ユニバーサルスタジオにもあったはず)
これは「Tatar(タタル)」
牛生肉を玉ねぎとオグルキ(ピクルス)卵の黄身を混ぜてパンにのせて食べます。
意外にも魚料理は少なくて、がっかりです。
タクシー車中から見た、「王の門」
白い建物はオペラハウス。
メンデルスゾーンが17才で完成させた「真夏の夜の夢」序曲を初めて公開演奏したのも、ここシュシェチンです。
歴史を感じる美術大学の建物。
中は最新設備が揃っていました。
続いて国立博物館へ。
エルミタージュ美術館(隠れ家)を作ったエカチェリーナ二世は、ベルリンから美術品を買ったのが始めだとか。
シュチェチンからベルリンまで車で1時間30分ほどの距離です。
領主の娘だった頃の御用達だったのでしょうか。
日帰りだったので、慌ただしく街を後にしました。
ゆっくり町歩きしたかったです。
駅のキオスクで見かけたカード。
18才が成人で、飲酒や喫煙が解禁です。
長寿を祝う年齢は日本と同じでした。