「いきなり個展なんて無理でしよ？」
息子がそう思うのは当然。
しかし、ベテラン・アーティストたちは想像を上回る行動力の持ち主。
本当に、私たち親子の為に二部屋を用意してくれていました。
作品を並べると、驚くべきノウハウで、あっという間に会場が出来上がりました。
息子、アーティスト・デビューです。
リノリウム版画、メタルプリント、ステンドグラス、ドローイング。
モデルさんに逆に指導してもらったりしながら、自分が望んでいない勉強をする事になった息子。
それでも一生懸命、真面目に制作した結果を発表できました。
留学の集大成、感無量です。
「息子さんの為に、絶対、個展をしてあげないと」
そう言って手配して頂いた、作家さんに感謝。
寝かせてと言って、すみません。
私の展示会場。
正面には息子を描いた作品、親バカです。
ポズナンのスケッチを並べました。
額なしですが、こんな展示もこちらでは結構、普通です。
この２ヶ月、搬入搬出、オープニングでバタバタ移動し、何の準備もなく、よもや、個展まで出来るなんて、夢にも思わず。
「奇跡」って言葉は、それがあるからできた言葉なんだと、実感してしまいました。
私たち親子がポーランドに留学した事も、個展まで出来た事も、まさに奇跡です。
ご縁の皆様に、心から感謝いたします。