教会ギャラリーの梱包作業も無事、終わりました。
これから、ゆっくりしよう…と考えていましたが、そうは問屋が卸さないようで。
急きょ、飛行機を変更、帰国しなくてはならなくなりました。
息子は最後のステンドグラス制作中。
終わるのか?
そして荷造りも出来ていないなか、おそらく最後の美術館無料解放日なので、鑑賞に出かけました。
もちろん、ヤン・マテイコさんにお別れを。
この作品で沢山、勉強しました。
右側下の作品が代表作「スタンチク」です。
余談ですが、ヨーロッパでは一般的にネームカードは右側に貼ります。
そして、現代美術では題名もないことが多いようです。
展示作業をしていて気づきました。
観光ガイドに「ポズナンはあまり見るところがない」と書かれているようですが、ポズナンの美術館、博物館、そしていくつもある図書館までもが素晴らしいギャラリーを併設した、美しい建物ばかりです。
一年近く住んでいましたが、回りきれませんでした。
ボッティチェリもモネもあるのです!
大好きなアンフォラがいっぱい。
シーザーとブルータスの胸像もあります。
展示方法も旧館の雰囲気を生かしたものと、新館の近代的なものと混じっています。
美術館では美術教室もあります。
平日は学校から、生徒たちは枕持参で寝っ転がって、先生の講義を聴いていたりします。
身近に芸術がある毎日、無理やり美術に興味を持つのではなく、自然に見る目が養われているのだと感じました。
犯罪が少ないのは当然かもしれません。